1勝4敗でも大きく負けなければプラスになる
出来れば1勝4敗ではなく5勝したいところですが勝率が25%でもプラスに出来るという点で見ればよい方法だと思います。
1銘柄当りの投資金額が同じだという条件で16%以上のプラス銘柄が1つでもあれば4%のマイナス銘柄が4つあっても損益はプラスになるという考え方だと思っています。
下に例を示します。
銘柄 |
投資資金 |
上昇率 |
損益 |
A |
\200,000 |
-4% |
-\8,000 |
B |
\200,000 |
-4% |
-\8,000 |
C |
\200,000 |
-4% |
-\8,000 |
D |
\200,000 |
17% |
\34,000 |
A,B,C全ての銘柄で負けたとしてもDの銘柄の利益のみで損益をプラスにすることが可能です。 この部分の鉄則としては、
ことだと思います。
損益がマイナスになっているときは、もうそろそろ上がるだろうと思っていて上がればよいですが、どんどん深みにはまっていくこともあります。
自分が底値で買っているという自信があったとしても4%の損失が出たらその銘柄に固執せず別の銘柄へ切り替える方が効率よく資金を運用することが可能です。
ファンダメンタル分析ではプロに勝負を挑むのは厳しいがテクニカル分析ならばなんとかなる
プロ(機関投資家)は、個人では到底出来ない金額の売買を行っており、プロとして結果を残すために日夜努力されていると思います。サラリーマンは、プロとは違い株式投資をメインとして報酬を得ているわけではないので、株式投資にかけられる時間は少なくなってしまいます。
機関投資家は、PER,ROE等のよく使用される指標以外に経済成長率、GNP,GDPの変化、日銀短観、金利、マネーサプライ、政府の財政・金融・為替政策、鉱工業生産指数等いろいろな指標を使って判断の材料としています。
株式投資にかけられる時間の少ない個人は、いかに時間をかけずに勝てる銘柄を探すかにかかるのでファンダメンタル分析で勝負に挑むのは厳しいと思います。
テクニカル分析ならば、機関投資家と同じ条件で検索することが可能であるとともに、一定のテクニカル指標の条件を満たした銘柄を探し出すだけなので1日10分もあれば可能ですのでサラリーマンにも向いている投資方法だと思っています。
短期投資向けのテクニカル分析投資方法
短期投資向けの投資方法としては、完全に株価の動きのみに着目して行うことがポイントです。
情勢によっては、株価が下がることがあります。(ダマシの場合もあり)
鉄則を守り機械的にロスカットをすることが損失を大きくしないために貢献します。
買いポイント
- ファンダメンダルは意識しない
- ボリンジャーバンドの-2σを抜けたことを確認
- 翌日以降、前日高値を更新したら買い
- ロスカット値は、-2σを下回った日の最安値が約定値の-2〜-4%に収まる場合最安値に設定する。収まらなかった場合、-4%に設定する。
売りポイント
- 基準としているMAまで到達したら決済する。
管理人としては、短期投資を行う際に損失を出すことが嫌なので、終値が手数料を加味して利益になる点を越えている場合、ロスカット値を損益0%へ設定し直しています。
中長期投資向けのテクニカル分析投資方法
中長期投資向けの投資方法としては、短期投資向けの投資方法に加えて、RSI、ADX、MACDの指標を使用して売買を行います。
買いポイント
- ボリンジャーバンドの-2σを抜けたことを確認
- RSIが25%以下であることを確認
- ADXが75%以上であることを確認
- MACDが低い位置でゴールデンクロスする直前の長短カーブの乖離最大点からゴールデンクロスする手前であることを確認
- 翌日以降、前日高値を更新したら買い
売りポイント
- ボリンジャーバンドの+2σを抜けたことを確認
- RSIが75%以上であることを確認
- ADXが75%以上であることを確認
- MACDが高い位置でデッドクロスする直前の長短カーブの乖離最大点からデッドクロスする手前であることを確認
- 翌日以降、前日安値を下回ったら売り
管理人としては、中長期投資を行う際には5%の利益を確保したらロスカットラインを損益0%へ設定し直しています。10%を超えたらロスカットラインを利益5%へ設定し直しています。 |