神さまが与えてくれた家族
2007年3月26日

2007年3月22日

毎晩の前駆陣痛、痛みであまり睡眠が取れない妻
しかしこの日は、いつもと様子が違う…
そして午前5時

「破水したかも…」という妻の叫びに

眠気もふっとぶ!

以前からシミレーションしていたように
産婦人科へ電話
お産道具一式をまとめたバックを用意
破水ということでありったけのバスタオルを車に積んで

いざ!病院へ

途中ふと気づく…

「あっ!カメラ忘れた…」

子供が生まれたらとにかく写真を撮ろう!と
昨年買ったカメラ

妻からは「何を忘れてもあとからでいいけど
カメラだけはちゃんと持って来てね」と言われていたのに…

引き返すわけにもいかず

いいネタになるわと笑いながら病院へ

午前5時30分病院到着
そのまま分娩室へ

破水はしてなく、それでも今日のお産は間違いないとそのまま入院

昼頃、ふたたび分娩室へ

すぐ産まれるだろう!と思っていたらなかなか産まれない

たまに私も分娩室に入れるのだが、時間とともに弱っていく妻

やはり高齢。そして最近の寝不足

もう祈るしかない

妻もうわごとのように

「かみさま助けて…」とうなっている

そんな中、とても励みになったことがある。

私たちが出会うきっかけとなったミクシイ

待っている時間に日記を更新し続けた。

すると、平日にもかかわらずいろいろな人が応援と祈りの書き込みをしてくれた。

みんなが祈ってくれている。

なんて心強いことよ


クリスチャンになって祈ることの重要さそして安心感
たとえどのような結果になっても受けとめられる覚悟

不安はなくなった。

そして4時間後

もう、このままじゃ体力的にも進展がないということで
陣痛促進剤投与

そのころ、妻の母と娘、そして私の母が合流

ちなみに、これが初めての両家ご対面(^_^;)

あいさつしながら状況説明

たぶんまだまだ掛かりますよと告げる

すると突然、分娩室の扉が開き
なにやら物体を抱いた看護師さん登場

「おめでとうございます!男の子ですよ!」

一同あぜん…

産まれた!ついに産まれた!


娘に持って来てもらったカメラで記念撮影

みんなの笑顔
妻の母は感動して泣いている
娘は17歳も年下の弟を抱いてニコニコ顔

そしておそるおそる抱く俺



まさに天使!顔は猿だけど



この子が、私たち家族をひとつにしてくれた。
かみさまからの贈り物

本当に感謝である。

それから3日後、1か月ぶりの教会へ

礼拝後、母教会ではないのだが牧師先生が報告お祈りをしてくれた。

教会員のみなさんに拍手され握手され、思わず涙があふれた。

そして今日、退院する妻と息子龍之介のために駅前教会の高橋牧師がお祈りに来てくれた。

本当は産まれた当日の夜に来てくれたのだが
面会時間が過ぎていて、病院の下で病室の窓を見上げながら神さまに祈ってくれていたのだ。

みんなの祈りによって、わたしたちに新しい家族が与えられた。

この奇跡の数々、私たちの証しとして伝えて行きたいのだ。

今日から家族4人の生活が始まる。
あのとき孤独だった自分。それがひとりの女性との出会いで一変した。

そして去年の今日3月26日は、『妻と教会で初めて会った日である。』

もう、偶然なんてない。

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