2度目の教会

日高(中学の同級生)に誘われ・・・というより誘ってもらえるようにしてもらい、
立川駅前キリスト教会に行く。
中学1年生の時、教会の野球大会に参加して骨を折ってから
じつに24年ぶり

すべて、同級生に再会したことが理由なんだが
こと宗教に関しては無反応だった俺が
足を向かわせられたというのは、不思議である。

10時半からの礼拝に20分遅刻
表で出迎えてくれた日高とともに入場?

ドキドキドキ

階段をのぼり、聖書と賛美歌を借り

いざ礼拝堂へ!

思ったより広い!

何人くらいいたのだろう?
4人ヒト並びで10列X4=160人くらい?

少しすると二つ席が空いたので座る

壇上に一見、学校の先生風の男の人(高橋牧師)が立つ

聖書の○○信仰の自由について

正直

真剣に聞いてしまった!

政治と天皇、靖国問題、戦争をまじえたタイムリーな話題

あとから聞いたら、こういう話しは珍しいことだそーな

教会初心者にはふつうにいい話だしためになった。

共産主義の父が昔から話す内容とほとんど同じ
もしかしてウチのおやじは

隠れクリスチャンか?

そんなこんな話は終わり賛美歌

もちろんくちパク・・・
でもオーソドックスなメロディーと
なによりおじちゃん、おばちゃん。青年、おねいちゃん

そしてもちろん日高

みんな声高々歌ってる

いつも神宮球場で歌う選手の応援歌と変わらない気持ちに

最後のほう、ちょっと声がでた。

その後、イスをくっつけ小グループでなにやら会話

みんな

「おはよう!」「おはよう!」

と握手をしている。

うわ!うちの業界といっしょだ!

初めて会う人と握手しまくり

隣のご夫婦(ご町内だった)とおじさん、カナダ人の女性と子供

24年ぶりの再会と紹介され、みなニコニコ聞いてくれる。

しかもみんな名前で呼び合っている。

もしかしてここの160人はみんな友達?

そのあと、元の席にもどり業務連絡だかの前に
いきなし思ってもいないことがおこる

「松岡さん!」

と堂内にひびく

初めて来た人を紹介するというのだが
今日の初心者(チェリーボーイ?)は俺のみ

日高と立ち上がり、カクカクしかじか24年

んが〜大注目!はずかし〜

その後、業務連絡ご歓談

なんだかいろんな人に声かけられる。

何十人も名前を言われるのだが
一人聞いたら一人忘れ、結局最初のご夫婦しか覚えられなかった・・・

その後、バイブルなんちゃらとか言って
今度、牧師さんになる?という人と日高と青年4人で話す。

中学時代、初めての教会の話と日高との再会の話をする。

やはりここでも中学の時のことを

謝られた・・・

最後にお祈り

だいぶ呪縛も解けたので下を向いて目をつむる

牧師?になる人が、もにょもにょ話しだす

「松岡さんと日高さんを再会させてくれ、またこの教会に呼んでくれて・・・」

と言った時

鳥肌がたっちまった・・・

ほんの一瞬、神様を信じた?

1秒くらい・・・?いや0.5秒くらいか?

「アーメン」小さい声でつぶやく←これも24年ぶり


その後、お食事。

いろんなパンと、サラダ

ここでも何人にも声かけられる。
その中に日高のとーちゃんも・・・
じつは、昨晩日高のとーちゃんのキリスト教本の専門店に行った。
なんとなく独特の雰囲気があったのと、閉店間際で中に入ることができなかった・・・

パンもサラダもおいしかった
こんなに大勢で飯を食うの何年ぶりだろう?
日高は、俺と同じ日に生まれたという子供にミルクを飲ませている。


窓際では子供達がテレビを見ている
厨房では、女性陣があとかたづけをしている

昼下がりののんびりした時間



いやいや、衝撃的な教会再デビュー

日高に会ったこともびっくりだけど
今日この場にいる自分にもびっくりだわ

帰る時、みんなに声をかけられる。

「また来てね!」

社交辞令ではない。本気で言っているようだ。

帰りの車は、「ぼ〜」としていた。
今までの自分の人生と照らしあわせながら・・・

自宅についてから、薄暗い部屋に灯りをともしストーブをつける。
ものすごい寂しい気持ちになる。

よく、明石家さんまが

「ひとりでうちに帰ると寂しい・・・」

と言っているのが初めてわかった。

はたして次はあるのか?

もどる