ナイタイ高原秋日  F10号     2015年     個人蔵
北海道でも最大級の公共育成牧場であるナイタイ高原牧場を訪れたのは、初秋の気配が漂う午後3時頃であった。午後の傾いた日射しを浴びて、ウシの影は長く尾を引き、遠くの草地は光でうっすらと白く輝いて見える。海のように広がる残照の草地にウシの白い斑紋が映える。