牛のいる風景    F50号     2007.11
  冬の牛舎内で生まれた子牛達は、春、閉ざされた舎内生活から解き放たれ、光まばゆい中山間の放牧地での生活を始める。そして、外界に映り、触れるすべてを新しい経験として取り込む日々を送る。新緑萌えるこの日、好奇心旺盛な子牛の群れは牧区内をそぞろ歩く私の近くまで集まってきた。