ファームズ千代田ふれあい牧場(北海道美瑛町)      2010年5月訪問
   美瑛町には、雄大なパッチワーク風景を見せる丘がいくつかあるが、美瑛丘陵の南東側にあるのが千代田の丘である。 写真の左の尖塔のある展望台の麓にふれあい牧場がある。数種類の家畜の展示と美瑛和牛肉をつかったファームレストラン、キャンプ場を併設する。
   支道横のふれあい牧場とレストランとの間の未舗装の道路をあがったところに千代田の丘展望台がある。 その展望台から残雪の十勝山系を望む。初夏の牧場風景と背後に頂に冠雪が残る十勝山系が地平線を境に同居する。
   ふれあい牧場は一本道の両側に尖塔付き休息舎付きのパドック(運動場)がならび、羊、、山羊、馬、子牛などが放し飼いされている。 宮崎での口蹄疫の発生を受け、牧場入り口に靴裏の消毒マットがおかれていた。
   ふれあい牧場を貫通する一本道の突き当たりに ジャージー牛の成牛舎がある。育成めす子牛のすべてをふれあい牧場で飼育、展示しているようである。観光牧場の子牛は、雄が標準であるので、ちょっとめずらしい。
 
    ファームレストランの裏手が、車両進入可能なキャンプ場になっている。レストランでビーフシチューの夕食をとり、ここでキャンプを張り、翌日、じっくりジャージ子牛を見て回った。
視てある記: 美瑛町は、丘の景観からジャガイモや小麦などの畑作が主体であると思いがちだが、酪農や肉牛生産も盛んである。千代田の丘のこの牧場を訪れるとそれを実感する。ファームズ千代田は、ジャージ牛による酪農のほかに和牛の繁殖・肥育経営も手がけているようであるが、ジャージ成牛や黒毛繁殖牛を十勝連峰を背景に放牧されていると絵になっていいんだけどね。美瑛町の白金模範牧場はホルスタインの育成牛を放牧しているが、今は立ち入りができないと聞いているから。