ブナ林のホームページについてブナの森は豊穣の森と云われます。ブナの森にはたくさんの種類の植物が生育しています。これらの植物は秋には実を実らせ、自分自身の子孫を残します。その実は動物達の餌にもなり、多くの動物達をこの森に生かすことになります。ブナなどの落葉樹は冬には大量の落ち葉を林床に落とします。その落ち葉は微生物達の餌になり、またその落ち葉は腐葉土層となって堆積します。そこに水を蓄えますので、ブナの森は「緑のダム」、「緑の水瓶」と云われています。この水が動植物の命の源泉になって、動植物は健康に生きてゆけるのです。森の大木が寿命を迎えたり、強風などで倒れますと、キノコ類が分解して、倒木はやがて森の土に還ってゆきます。このようにブナの森は動植物、菌類などがお互いに助け合って生きています。このことからブナの森は小さなコスモス(宇宙)と云われているのです。我々の祖先は縄文時代にこのブナ林で、森の中の他の生命達と共存して生きていました。そこでは人間は特別な生き物ではなく他の生き物達と平等でした。しかし人間は動植物の命を利用しないと生きていけません。そこで人間達は生き物を神からの贈り物と考え、感謝して大切に利用しました。全ての生物は肉体と霊魂から出来ていて、人間はその肉体を利用させていただいたのです。そして霊魂は丁重な儀式を行って天に帰しました。この儀式はイヨマンテと呼ばれ、今でもアイヌの生活に残っています。 我々はそんな先祖の遺伝子を引き継いでいます。その遺伝子は今でも先祖達が森の中で生活をした記憶を覚えているのでしょうか。我々がブナ林の中に入ってゆきますと、私たちの心は安心したような安らぎを覚えます。ブナ林は私たちの故郷なのです。 こんなブナ林に惹かれて、全国のブナ林巡りを行っています。平成元年から10年計画で全国のブナ林約200ケ所をリストアップして歩いてきました。 その成果として「ブナの山旅」(山と渓谷社)を出版することが出来ました。その後、「ブナの山旅」の読者から多くの手紙をいただき新しいブナ林を紹介され、「続・ブナの山旅」を続けています。このホームページではその中から以下の内容を順次載せています
4.「ブナの会」通信 |