音の博覧会
「音」という現象を考えよう!
1.音の博覧会はご自由に!
今日は、いつもと違って、各自で自由に実験を行ってもらいます。全部で7つの実験を用意しました。プリントをもらったら、自由に実験に入りましょう。ただし、全て試験の範囲になりますよ。それぞれの実験について、その現象を波の用語を使って考察するのです。では、博覧会いきましょう。
2.「博覧会」の各ブース
その1 「真空状態の音」
問題 容器の中にラジオを入れます。真空ポンプで容器の中の空気を抜いていくと、ラジオの音はどうなると思いますか。また、なぜでしょうか。音の正体を考えて考察しましょう。
真空ポンプのほうにも興味があるようです・・・・。
その2 「太鼓の音」
問題 太鼓の上に、発泡スチロールの球を糸で吊してあります。大きな音と小さな音での球の動きを観察して、音の大きさの違いは何によるものかを説明してください。
能商応援団。
その3 「自転車の音」
問題 誰か自転車に乗りましょう。回転している後輪に、ボール紙の切れはしを入れてみます。回転を速くするにつれ、音程の変化する様子を確認して、音程の違いは何によるものかを説明してください。
学校の自転車。年代モノです。
その4 「なつかしの糸電話」
問題 昔なつかしの糸電話です。糸電話の原理を説明してもらいます。
その5 「うなり箸の不思議な音」
「理科教室 2000.11月号」より。
問題 「うなり箸」を振り回すと、「ブーブー」と大きな音がでます。この原理を考えましょう!
「ブーブー」
その6 「気柱の振動」
問題 気柱管の水位を変化させていくと、音が消えるところがいくつかあります。このことを簡単に説明しましょう。
どうして水位が変わるんだろう???
その7 「振り子の共振」
問題 長さが同じ振り子AとC、短いBがあります。振り子Aだけを振動させると、残りの振り子はどうなると思いますか。また、そのことを考察しましょう。
3.1時間の中で、自由にたくさんの実験をおこなうスタイル
「音の博覧会」という、かなりオーバーなタイトルですが、班も順序も関係なしに自由に実験を行う、(私の中では)新しいスタイルの実験です。果たして、生徒がきちんと全ての実験をこなすのだろうか、という心配もありましたが、概ね良好でした。それどころか、あちこちで友達と実験の結果について議論する光景が!!!物理が嫌いな生徒ばかりではありませんね。ちょっとうれしいなー。(実は、かなりうれしい)