九龍鉄道の解説

九広鉄道は読んで字のごとく 香港の九龍から中国の広州までの鉄道である。
軌間は1435mmの広軌で、中国の標準軌道と同じである。

九龍鉄道の香港部分は KCR ともよばれている、九龍のホンハムから、シンセンの手前
の国境駅、羅湖(ローフー)までの鉄道である。古くはユーラシア大陸鉄道の終点として、
中国の鉄道とともに発展してきたが、1988年の電化によって通勤路線的色合いが
濃くなり、今では一日5〜6本の広東省への直通列車がある以外は、通勤型の
電車がこの間を行き来している。

3年前から、電車の更新(今までの
電車をそのまま改造すること)工事を
実施している。以前はクロスシート
配置だったが、更新後はロングシート
に改められている。

車両はごらんのファーストクラス(1等車)
と一般車両の2クラス製となっている。
1等車は2倍の運賃、もし1等の切符を
持たずにのって検札にかかると、
罰金はHK$250(約2800円)なので
注意が必要だ。

2001.6.8更新

九龍塘駅にて  2001年3月