フランス領インドシナのコイン
     その3

1セント
鉛製27mm
1941年製

戦時下の財政難から、材質は鉛やアルミに変わっていった時代背景をよくあらわして
いるコインである。裏の帽子の上のマークは このロゼットタイプとサークル(円)
タイプの2種類がある。 1940年製と41年製があり、40年製のほうが高い。

同じく戦時下で製造されたコイン。1942年〜44年に生産されたが、44年製は他の
2年にくらべて生産量が1/5以下で、なかなかお目にかかれない。

1セント
アルミ製 17mm
1943年製

1/4 セント
鉛製 20mm
1942年製

今回は 戦時下の厳しい時代のコインを特集してみました。

鉛の1セント貨でも不足した最終局面に、1年間だけ登場した硬貨。 生産量が多いので
価値は低いが、歴史的に時代背景をよく表しているコインとしておもしろい。