フランス領インドシナのコイン
     その2

今回は フランスデザインのコインを特集してみました。

5セント
白銅製 23mm
1939年製

フランス的なデザインの素敵なコインです。1938年と39年製は、ニッケルと真鍮
(BRASS)の合金で、1923〜38年の同タイプとは材質が異なります。
元は銅とニッケルの合金製でしたので、質は落ちていることになります。

1/2 セント
青銅製 21mm
1939年製

これは知る人ぞ知る、フランスの当時の各種コイン(サンチームコイン)をそのまま
模範として作られたデザインです。非常にきれいでBOBの好きなコインのひとつです。
1935年から40年まで生産され、後に同じデザインで1939〜40年にかけて鉛製
のものも登場しました。これもフランス本国も同じく鉛製のものが出た影響と思われます。

50セント
白銅製  29mm
1946年製

コインの後ろに書いてあるように、ブロンズ(青銅)とニッケルの合金でつくられた
コイン。戦後の混乱期が過ぎて、ようやくまともな(?)コインが登場することになった
ようです。フランス製でパリ生産です。