邦題「レザボア・ドッグス」
原題「Reservoir Dogs」
評者 |
評価 |
ひとこと |
ほーく |
5 |
こいつが任侠ってやつかい? |
<コメント> |
テンポ・音楽・構図・キャスティング、すべてが最高だ。 お気に入りの監督のひとり、クエンティン・タランティーノ。彼の作品のなかでわたしはこれが一番のお気に入りだ。ちなみに、オールタイム・マイ・ベスト5にはずっとこの作品が鎮座している。世には、「パルプ・フィクション」のほうが名高いが、この作品のほうがずっと粋であると思っている。なんと言っても、漢(おとこ)臭い。渋い連中がごろごろしているだけでほくほくしてしまう。ティム・ロス、ハーベイ・カイテル、スティーブ・ブシェミ、クエンティン・タランティーノ本人、マイケルマドセン・・・。そこに、かかるあの数々のナンバー。もちろん、サントラはお薦めである。今でも、しれっとショップとかでかかっていることがあるほどだ。 オープニングのだぼら話。このなかにもすでに、ギーグな会話がたっぷり。このシーンだけでもちゃんと各キャラクターの特徴が演出されており、それはすんなりと観客に吸い込まれている。そして、物語は一気に走り出し、最後まで立ち止まらない。そのテンポは驚くほど緩むことなく、加速し続ける。しかも、破滅に向かって。観客たちは少ない情報からあらゆる可能性を想像しようとし、そのスピードに取り残されまいと必死に画面に食らいつく。気がつきゃ、もうクライマックス。そして、張りつめた空気。もはや、観客は見守ることしかできない自分を見つけ、それを受け入れる。 |
出演 | ハーヴェイ・カイテル@Mr.ホワイト、ティム・ロス@Mr.オレンジ、マイケル・マドセン@Mr.ブロンド、スティーブ・ブシェミ@Mr.ピンク、エディ・バンカー@Mr.ブルー、クエンティン・タランティーノ@Mr.ブラウン、クリス・ペン@ナイスガイ・エディ、ローレンス・ティアニー@ジョー・カボット |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
衣装 | |
美術監督 | |
撮影監督 | アンドレイ・セクラ |
音楽 | ハリー・ニルソン |
編集 | |
OST / DVD | 購入済。お薦め度5 / 購入済。 |
1992年作品 | 100分 |