邦題「13デイズ」
原題「Thirteen days」
お薦め度・・・5(今、僕達が生きているのは彼らのおかげでもある)
<コメント>
とりあえずキューバ危機を知ることが重要。そうでもしないとこの緊迫感は味わえない、と言っても過言ではないだろう。文字通り世界を滅ぼしかねない情況において、緊張のあまり、精神のバランスを崩しかける自分たちを奮いたたせるものが何か。それは、他人に任せっきりにするのではなく、多方面の情報から自分で選択することだ。
この映画は、それを教えてくれるはず。
出色は、やはりケネディ兄弟を演じたふたり。理想主義をいかに現実に反映すべきか、その青臭さも含めて、スクリーンのこちら側の我々をその時代へと引きずり込む。
堅実な脚本と演出は、決して奇をてらうことはないが、緊迫感を強めることには細心の注意を払っていたことは間違いない。
主演:ケヴィン・コスナー@ケネス・オドネル
共演:ブルース・グリーンウッド@ジョン.F.ケネディ、スティーブン・カルプ@ロバート・ケネディ、
ディラン・ベイカー@ロバート・マクナマラ国防長官、マイケル・フェアマン@アドレイ・スティーブンソン、
ヘンリー・ストロツィエー@ディーン・ラスク、フランク・ウッド@マクジョージ・バンディ、
ケヴィン・コンウェイ@カーティス・レメイ、ティム・ケラー@テオドア・ソレンセン、
レン・キャリオー@ディーン・アチソン、ビル・スミトロヴィッチ@マックスウェル・テイラー
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:デビッド・セルフ
編集:コンラッド・バフ
音楽:トレバー・ジョーンズ
OST:未購入。
2000年作品・145分