評者　　　

評価　　

ひとこと

ほーく

４

　いつまでも元気なオヤジだぜ！　

＜コメント＞

この作品については、というより、ジョン・カーペンターというオヤジについては、映画館主・Ｆさんの考察がまったくもって素晴らしい。故に、可能ならば、作品を鑑賞した後に、映画館主・Ｆさんの評を読んでいただくのが最良である。

　さて、それでは何を書くべきか。まず、カーペンター愛好者の方々、安心してご覧なさい。あなたの望む彼が、きっちりそこにいる。

　それ以外の方、食わず嫌いはいけませんよ、とりあえずご覧なさい。

　でまあ、一応警告。次に該当する方は、まあおやめになったほうがいいでしょう。
○問答無用で「残酷描写」を見たくない方
○問答無用で「ＳＦ的設定の齟齬が気になる」方
○問答無用で「冗談ｏｒ悪ノリ」が嫌いな方
○問答無用で「うるさい音楽」が嫌いな方

ついでに、キャスティングについて少々。元々ラップ・ミュージシャンであるアイス・キューブ＠テディベアであるが、その凶悪な（笑）風貌にもかかわらず「トレスパス」、「アナコンダ」とＢ級（ＳＦｏｒパニック）アクションでヒーローを演じてきたのだが、今作にしてやっと不敵かつ愛くるしいという両立しがたい魅力を発揮している。また、「スピーシーズ２」でプロポーション抜群だがそれだけ、というキャリアをもつナターシャは、意外や意外、実にシャープなアクションを繰り広げる。パム・グリアーをはじめ脇役陣も印象に残る動きをしているが、もっともこれは脚本＆演出の妙であろう。