邦題「シティ・オブ・ゴッド」
原題「Cidade de Deus」(City of God)
2003/8/2@シネマ・クレール丸の内 〜2003/8/15
評者 |
評価 |
ひとこと |
ほーく |
4 |
こんな世界に誰がした? |
<コメント> |
明らかにタランティーノの系譜を継ぐ演出手法は、この終わりの見えない悲劇をノンストップで我々を逃さないように緻密に工夫されている。軽妙なサンバやブラジリアン・ソウル、ファンクな音楽は、生々しいその現実を覆い隠すのではなく、それをも飲み込んで生き続ける彼らの姿そのままだ。 憎しみの連鎖、悲しみの再生産、それを断ち切るのは容易ではなく、また幼きころから目に焼きつき耳から離れない悪夢、そのなかでこどもたちは大きくなっていく。 これは単なる過激な映像作品ではない。辛辣な弾劾をも含んでいるのだ。リオやサンパウロを愛する人々からの痛烈なメッセージだ。 そして、わが街・わが土地への深い愛情、それも忘れてはならない。 ☆ヤマさん@「間借り人の映画日誌」の評は、こちらへ(ネタバレ) |
主演 | アレシャンドレ・ロドリゲス@ブスカペ |
共演 | レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ@リトル・ゼ(=リトル・ダイス)、セウ・ジョルジ@二枚目マネ、ジョナタン・ハーゲンセン@カベレイラ(優しき3人組のリーダー)、フィリピ・ハーゲンセン@ベネ(リトル・ゼの相棒)、ドグラス・シルヴァ@リトル・ダイス(少年期)、ダニエル・ゼッテル@ティアゴ(アンジェリカの元恋人)、マテウス・ナッチェルガリ@セヌーラ(ギャング)、アリーセ・ブラーガ@アンジェリカ |
監督 | フェルナンド・メイレレス |
共同監督 | カチア・ルンヂ |
原作 | パウロ・リンス「Cidade de Deus」 |
脚本 | ブラウリオ・マントヴァーニ |
演技指導 | ファチマ・トレド |
美術 | ツレ・ペアケ |
撮影 | セザール・シャローン |
音楽 | アントニオ・ピント / エヂ・コルチス |
編集 | ダニエル・レゼンデ |
OST | 購入済み。お薦め度4 |
パンフレット | @600円。ブラジルの基礎データの解説あり。 |
2002年作品・ブラジル | 2時間10分 |
参考URL | 公式サイト:http:// |