邦題「Xーメン」

原題「X-MEN」

 


 

お薦め度・・・

ほーく評:3(ま、あんなもんでしょ。原作読んでないので萌えないし、アクションがぱっとしないけど)

マキトモ評:原作と味が違うので評価が分かれるだろう。社会派ドラマに興味のない人は見ないほうがいい。ただ別に重苦しくはない。

 


<コメント>

(ほーく)未入力

(マキトモ)

原作の掘り下げ方が、一風変わっている本作。脚本家がアメコミ嫌いだとしか思えないシーンが随所にある。

問答無用の痛快アクション活劇ではなく、マイノリティとしてのミュータント;その人種差別問題が本作の基軸テーマ。
ミュータント達の抱える様々な心の屈折や葛藤、苦悩やトラウマ、押し迫る政治圧力等に、しつこく焦点が当てられている。
その手法は強引かつ徹底したもので、原作では単細胞暴力キャラだったウルバリンは主役に抜擢され、
「エデンの東(ちょっと違うか?)」張りに「ブチ切れる寸前の悩める青年」に仕立てあがっていた。

確かに人間としての深みは出たのだが、アメコミ色が一掃されている点、一抹の奇妙さを禁じえない。
アクション、FSXは水準にある。ついでにこの路線で「ミュータントタートルズ」は実写化出来ないか?(笑)。


主演:ヒュー・ジャックマン&アンナ・パキン、としておこう。

共演:パトリック・スチュアート/イアン・マッケラン/ジェームズ・マーズデン

監督:ブライアン・シンガー

衣装:ルイース・ミンゲンバック

音楽:マイケル・ケイメン

視覚効果監修:マイケル・フィンク

OST:未購入。

2000年作品・104分

 

関連サイトを2つほど。

http://www.sankei.co.jp/mov/review/2000/xmen/index.html

http://www.proc.org.tohoku.ac.jp/~nagasima/link/xmenlink.html