冬の星座  島田祐子

■冬の星座

木枯らし途絶えて
冴ゆる空より
地上に降り敷く
奇しき光よ
もの皆憩える
静寂の中に
煌き揺れつつ
星座は巡る

仄々明かりて
流るる銀河
オリオン舞い立ち
スバルはさざめく
無窮を指差す
北斗の針と
煌き揺れつつ
星座は巡る