乙女のワルツ  伊藤咲子

■乙女のワルツ

好きと言えば良いのに 何時も言えぬままに
月が上る小道を 泣いて帰った
白く咲いてる野の花を 摘んで願いをかける
どうぞ愛があなたに 届くようにと

好きな人は何時しか 他の人を連れて
遠い町に旅立つ 何も知らずに
駅のホームのはずれから そっと別れを言って
それで愛が悲しく 消えてしまった

小雨降る日は切なくて 一人涙を流し
辛いだけの初恋 乙女のワルツ