時の過ぎゆくままに  沢田研二

時の過ぎゆくままに

貴女はすっかり 疲れてしまい
生きてることさへ 嫌だと泣いた
壊れたピアノで 想い出の歌
片手で弾いては 溜息ついた
時の過ぎ行くままに この身を任せ
男と女が 漂いながら
堕ちてゆくのも 幸せだよと
二人冷たい 体合わせる

体の傷なら 直せるけれど
心の痛手は 癒せはしない
小指に食い込む 指輪を見つめ
貴女は昔を 思って泣いた
時の過ぎ行くままに この身を任せ
男と女が 漂いながら
もしも二人が 愛せるならば
窓の景色も 変わってゆくだろう

時の過ぎ行くままに この身を任せ
男と女が 漂いながら
もしも二人が 愛せるならば
窓の景色も 変わってゆくだろう