MDがかからない!
         〜MD90 キャブのOH・2

 

 


 

   写真が真っ黒になっちゃいました。
 フロート側を外してみてビックリ!!緑
色のかたまりがこびり付いてました。これ
じゃあ、エンジンがかからなくても不思議
じゃないですね、納得です。フロートはご
覧の通りだし動きもいまいちでした。
 ここまで汚いと洗いがいもあるというも
のです。色々な洗浄液等がありますが、
今回はベーシックにガソリンで洗う事に
します。
 火気には要注意ですね。間違っても
”くわえ煙草”などでは作業しないように!!
   スロットルバルブも黒ずんでます。キャ
ブから抜く時もチョッと”抜け”が悪かった
です。キズやかじりは見られませんでした
 ジェットニードルは破損しないように細
心の注意を払いましょう。
 両方とも細めのコンパウンドを付けた
ウエスで軽く磨きました。
   ジェット類を光にかざしてみましたが、
完全に詰まっているようです。しばらくガ
ソリンに浸けておきましたが詰まりは解
消しません。こーゆー時はみなさんはど
うしてますか?
 私の場合は・・・細い針金でまず突っつ
いてみます。でも貫通する事は少ない
です。
 最後はピンバイスを通しちゃいます。
(少々強引ですが・・・)0.5とか0.3くらい
のキリ(普段はプラモ用に使ってます)
でかる〜くもんでやると簡単に詰まりが
解消できます。
でもジェットの方を削らない様に注意で
すね。チョッとでも硬いな、と思ったらや
めた方がいいです。
  ガソリンの固まったものはそんなに硬くないですからね。硬いと思った時はジェットを削
 ってると思っていいかも・・・。
  でも0.3とか0.5のキリって結構高くつきます。チョッとぶつかっただけで折れちゃうし・・・。
 なにしろシャーペンの芯と同じ太さですからね。取り扱いと保管には細心の注意が必要で
 すね。
 
  以前にゴリラのキャブが詰まった時、ジェットを硝酸に浸けた事があります。ほんの数秒
 浸けておくだけでピカピカになります。浸け過ぎには要注意です。ただ内部の詰まりは取
 れなかっ たような覚えがあります。それに入手も簡単じゃないですよね(硝酸って劇薬?)
 ガソリンとかキャブクリーナーのような洗浄液の方が一般的ですね。
 
   全ての部品の洗浄が終わりました。
綺麗になったところで記念撮影です。
フロートは真っ白にはなりませんでし
た。キャブ本体もホントはいまいちな
んですけどね、ホントはブラストをかけ
たい所ですが、ウチのブラストマシン
はただ今トラブル中なもので・・・。

この辺で妥協しておきましょう。
     
   洗浄し終わった部品を組み付けて
いきます。この辺はプラモデル感覚で
いきましょう。別に難しい事はないです
ね。

 ジェット類も貫通した事ですし・・・こ
れで便秘解消です。キャブにはボラギ
ノールもコーラックも不要です。
   念入りにエアブローしていたらチョ
ークレバーのスプリングが吹っ飛ん
じゃいました。
危ない危ない・・・。
   これでフタをすれば完成です。

そういえば・・・
私、カブのMLに入会してるんですけ
どメガネクリーニング用の超音波洗
浄器を使った洗浄方法を紹介してま
した。
 このML楽しいです。わたしも勉強
させて頂いてます。おすすめです。
 
 リンクからどうぞ。
   これで完成です。
 あとはMDに取り付けて元通りにす
れば終了です。
 ガソリンホースをつないでコックを
開けてキックを・・・・。

おっと、その前に一服するのを
忘れずに・・・。一応儀式ですから・・・。

 さあ、”ホンダ・ミュージック”(笑)
は蘇るのでしょうか・・・?

 

Honda Music

 

 


 

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