ホテルステラマリス
まず最初に、水さんお帰りなさいと言わなくては…。昨年は他組への特別出演だったので、
宙組に戻ってこられて1年ぶり。東京公演まで頑張ってくださいね。
今回は、正塚先生の作品とあって現代のストーリ設定。
最初はスーツ姿のたかこさんでBOXMANを思い起こさせるような雰囲気。
私的に最初は全体の流れを読むのが精一杯だったけれど、回数を重ねる毎にホテルに関る
人々の人生や従業員達の仕事に関する気持の切り替わりやウィリアムやアリソン、ステイシーの
恋愛感等が伝わってきます。所々に、スッシーの笑いがあったり。
| ウィリアム・オダネル | 和央ようか |
| ステイシー・ランカスター | 花總まり |
| アレン・ケンドール | 水夏希 |
| ガイ・プレスコット | 大和悠河 |
| モーリス・ランカスター | 未沙のえる |
| アリソン・オーウェル | 彩乃かなみ |
☆ストーリー
ロンドンのアダムズ・ファイナンスに勤めているウィリアムがカリフォルニアにあるホテルステラマリスの
再建を社長に命じられ、身分を隠した状態でホテルに滞在して経営の状況を調べる。
ステイシ―はそのホテルの社長モーリスの娘で、ウィリアムの再建計画に協力的な人物。
それとは対照的にモーリス社長は、古き伝統を大切に高級なホテルを理想とした考えを持っている。
ウィリアムが様々なプランを考え出し、婚約者のアリソンとも順調に進むかと思ったが、ファイナンス社の
社長と考えの相違がある事に気付き出すウィリアム。
以後、再建のカギを握るのはスッシーが発見したある物によるの。
☆ お気に入り場面
※ 最後の場面 ウィリアムが満天の星空の下、暗闇の海を眺めているシルエットがとても素敵です。
その後に続くデュエットダンスは綺麗です。
※ ステイシーがウィリアムの前で泣き崩れる場面
既にこの時はウィリアムの気持も婚約者のアリソンでは無くて、ステイシーに傾いていると
思うの(ウィリアムが抱き締め返す仕草から)。最初、従業員の勘違いから起こすモーリスの
ひと騒動があった時、ウィリアムはステイシーを庇うの。 多分、このときの恥じらいからウィリアム
の優しさに触れたステイシーは好感を持ち始めるんじゃないかな?って思ったわ。
自分の哀しみを見せてしまうステイシーに対して、ウィリアムは何も言ってくれないし、何だか
BOXMANのケビンと違って(比べてしまうわ…)切ない気持になる。
※ スーツ姿のたかこさんに注目!
ラフな感じの髪型とスーツ姿であったウィリアムが、ホテルの再建を目指していると紹介される
画面では、ビシッ!!キリッとした髪型で黒のスーツ姿です。そのギャップがまたカッコ良いです。
※ 歌の場面では…
・アリソンに婚約指輪を渡した後、銀橋でウィリアムが歌う曲
・再び、アリソンから父である社長のホテル再建の意向について手紙を受け取った後、
ウィリアムが歌う曲
どちらも、綺麗なフレーズですよ。
・プランBの歌 コーラスになる場面もあって、ダンス共にとても楽しそうな曲です。
☆ おまけ
※モーリス社長が”ステラマリスは何処へ行く! 僕等を乗せて何処へ行く〜!”の曲調が、”ひょっこりひょうたん島”
っぽくて、意外な所に面白さがあると思いました。
※ウィリアムがルームメードのチーフに身分を隠しながらもホテルを視察している人が居るかも?って仄めかす場面は
その反応を見ようとするウィリアムの言い方がちょっとした見所です(笑)
話の展開が判ると、ウィリアムと同じ立場で、気になり出してしまう。