昨年(2002年)に全国ツアー公演(「再会」、「華麗なる千拍子2002」)で
トップ就任となったコムちゃん(朝海ひかる)と、まーちゃん(舞風りら)のコンビ。
二番手のかしげちゃん(貴城けい)と専科より、じゅりさん(樹里咲穂)が参加の作品。
星組公演に続けての観劇で、一度限りかと思っていたのに、すっかりコムちゃんの
魅力にはまってしまい、2度の観劇となりました。
Romance de Paris
ストーリー
舞台はパリの街で、行き交う人々の様子から幕が開く。
クラブのオーナーであるヴァンサン(コムちゃん)の回想による展開。
クラブで催すパーティーに招いた王女のナディア(まーちゃん)とヴァンサンとの
出会いから物語が始まる。時代背景としては、現代のようで、国王が治める政治に
反対する将軍との駆け引きがあって、その繋ぎ役?が、かしげちゃん演じる
ムジャヒド。(アドリブ?が楽しかったです) また、ナディアとヴァンサンが過ごした
パリの街を巡るシーンは、とても楽しそうでした。 映画の「ローマの休日」を
思わせる様で、私の好きなシーンでした。お勧めです♪
レ・コラージュ −音のアラベスクー
リズムがビート、ジャズ、スウィング、ラテン、ワルツと場面が展開していき、
飽きが来ない。何回観ても良い感じで楽しい♪
コムちゃんが銀橋を渡っての登場、続いてまーちゃんがピンクのチュチュを着ての登場。
そしてデュエットダンス、とても綺麗な衣装で可愛かった。続いて黄色の衣装、赤の衣装、青の衣装と
続き、リズムも変化していく。再び、コムちゃんの登場で、途中女役に変わっちゃう。タンゴのダンスが始まるの。
紫の衣装で全く男役を感じさせなくて、最初の時は前方の席で観劇していたのに気付かなかったわ。
教会の鐘がなると、白いマントを着た聖歌隊が現れるの。ここからが私の好きな場面があって、
少女がクリスマスに貰ったプレゼントのぬいぐるみから想像の世界へと展開していき、プリンスの
かしげちゃんが現れる。その後、華やかなマントをはおった王のコムちゃんがカールしたブロンド髪に
白い衣装に変わる。これまたコムちゃんに似合っていて、是非次の機会には”うたかたの恋”とか、
ベルばらのオスカルに匹敵するような役を演じて欲しいと切に願ったわ。(笑)
舞台は再びジャズ一色になり、スウィングに変わる。上からレコード(幕?としか思えなかったケド)が
降りてきて、メンバー全員でタップダンスが始まるの。(私としては10年前のブロードウェイ・ボーイズ以来!)
そのステップをタンバリンでリズム(スウィングビート)を取って、楽しい一面。
(個人的に、う〜ん「GLORIAS」に似てる♪って思った。良い意味で…)
場面は一転して、ジュリさんがアコーディオンを演奏しながら登場。
歌も、日本語じゃないよ!フランス語でした。ここも聴き所で、改めて歌唱力が凄いって
思ったわ。その後、場面は回転扉より古いホテルへと入って行くコムちゃん。
舞踏会で楽しくダンスに参加するも、瞬時に一人取り残されて、回転扉だけが回ってるの。
そのリズムが三拍子にキー、キーコ、キー、キーコと刻んでる。
舞台中心のセリから回転木馬が現れて、舞台が回転している中、コムちゃんが踊る。
(降りているセリが気になってしょうがない…。気を付けて〜、って思ってる私。(^^ゞ )
熱帯魚のラインダンスから舞台は全体水色!って感じ。海底になってるの。
海底に沈んだビスマルク号から軍人のかしげちゃん達によるダンス。
タイタニック号でパーティを楽しんでいた上流階級の人々(ジュリさん達)が現れて、
恋人達が登場します。ここまた綺麗な場面で、コムちゃんとまーちゃんが、大階段で
立っているんだけど、薄いブルーのベールが掛かっていて、フワッ、ふわ〜っと上下するの。
波打っているように。ステキな純白のお衣装でデュエットダンスが始まって、いつの間にか
フィナーレへと続きます。楽しいショーだったので、フィナーレが早いと思ったり、呆気なく
最後に幕が下りてしまって、物惜しい感じがしました。もっと観たかった〜!!