今回の公演は、たかこさん(和央ようかさん)のお披露目公演以来の
観劇となり、専科よりガイチさん(初風緑さん)の参加とあって、
どんな作品であるのか、とても楽しみにしていました。
たかこさんは、今から11年前になりますが、その頃の雪組公演で
”忠臣蔵”(カリンチョさん・杜けあきさんの”ささよなら公演”)で
当時、研4のたかこさんが、読売の役をされていて、その頃からとても
華がありました。是非、トップになって欲しい…と、
その頃から応援しています。

残念なことに、お披露目公演以来私自身色んな面で忙しくしていた為に、
大劇場でお目にかかるのにちょっと期間が空いてしまった。
でも、これから沢山の公演が目白押し、って事で観劇するぞぉ〜!


先ずは、一回目の観劇による感想を書かせて頂きます♪
以降、追記があるかも。
↑2回観劇できました。1回目で見逃していた場面があって
一部感想を付けています。




白 昼 の 稲 妻

舞台は19世紀前半のパリで物語は始まります。幼馴染であったアレベール(たかちゃん)と
ロンドンへ亡命していたヴィヴィアンヌ(はなちゃん・花總さん)が再会します。
両親を亡くしたヴィヴィアンヌは、暗殺者に復讐を考えるけど、アレベールは別の方法を
考えようと、恋い慕う気持ちから?優しく説くって感じ。それぞれの複雑な心境もお芝居の
中で感じ取れる事ができました。また、周りを取り囲む人々の協力もあって、それぞれの個性が
現れていて、特に居酒屋に出入りするローランを演じる、たにちゃん(大和悠河さん)でした。

一番の見所は、クライマックスにかけて始まる劇中劇シェークスピアの”オセロー”です。
この劇を上演するまでに、トラブルが起きる為どうなるものかと思いましたが・・・。
演目の通り、稲妻が鳴り響くのですが、私にも雷落ちた〜!って位、凄く良いのですよ。
ガイチさんとたかちゃんの声域というか声量が凄くって、歌唱力が良い。
余りにもの役の変わり様で、驚いたっていうのが正直な気持ち。
うわぁ〜、って感動しちゃった。
たかちゃんは黒と白の衣装を着ていて、今までの舞台を拝見していて
日本物、洋物を問わず鬘が似合うなぁ〜って改めて思った。
今回の劇中劇では、ロングの黒髪でした。
もう一度、観たいと思う場面だったので、これから観劇される方は
楽しみにしていてください。
たかこさんのコメントにもありましたが、アレベールと劇中劇の役所の違いを
演じわけるのが難しいけれど、楽しんで貰えたらって。

物語の始まりは、19世紀前半とあって時代背景は、フランス革命時代の
マリー・アントワネットやルイ16世の時を経て、ナポレオンが登場したり。
近衛兵やフランス市民の場面もあり、小公子・小公女が登場したりと
少し”ベルばら”っぽい部分もあったけれど、時代の流れを説明する上での
事だったのでしょう。

テ ン プ テ ー シ ョ ン

アダムとイブの物語から始まりました。みずさん(水夏希さん)は緑の衣装だったので、
きっと蛇だったのでしょう。片手にリンゴを持っていらっしゃいました。
アダム(たかこさん)とイブ(はなちゃん)が登場して、テーマ曲を歌われます。

ラテンの曲にあわせて、たにちゃん(大和悠河さん)が女役で踊ります。
私的には、お衣装が・・・、情熱の赤であれば、もうちょっと違うデザインの方が
良いかなぁ〜って。たにちゃんは凄く頑張ってたのに。

場面は一転して、ベトナムの街並。グェン(たかこさん)の回想から始まって、
スー・リン(はなちゃん)とグェンが蓮の花が咲いた舞台で踊る姿はとても
幻想的で綺麗でした。はなちゃんのお衣装はベトナムの民族衣装で
”真っ白のアオザイ”だったの。私のお気に入りの場面でした。
衣装を変える場面があるのですが、ちょっとドキッとした一面でした。(^O^)
前回は見逃してしまった…。見所でもあるらしい。

その後にも流れる歌”白い蓮の花”は後にも引く程、
綺麗な曲で印象に残りました。
♪白い蓮の花は〜、ホァイ セン チャン 

次は”ボレロ”の場面。たかこさんが青いマントを着て現れ、マントを脱ぎ捨て、
白いお衣装になって、ボレロを歌う。はなちゃんとデュエットダンス。
この曲はシメさん(紫苑ゆうさん)の再演との事、でも予備知識無く
観劇したものだから、パンフを読んで改めて知った、って感じなんです。
たかこさんの”熱愛のボレロ”は情熱的でしたよ。
これから、シメさんの舞台を観ようと思います、久しぶりに。

ロケットを終えて、大階段に黒燕尾を来た方達が控えているの。
舞台は全体に黒と赤で統一されてました。
たかこさんが現れて、群舞があり続いて、はなちゃんとの
デュエットダンスでした。そして、舞台は最後のフィナーレへ・・・。

この公演ポスターには賛否両論があるみたいですけど、私はヅカっぽく無い
所が、新鮮で良いと思うんだけどなぁ〜。

〜管理人のひとり言〜

以前からも気になっていた”観劇マナー”が、これまで悪くなってるのか?って
思うと悲しくなる。幕間での休憩でものを食べる事には何とも思わない方だけど、
お芝居やショーが始まってから、カバンの中をゴソゴソとして大っぴらに
食事する人!
雑談して、笑い声まで!(後列から聞こえてくるんだわ〜)

舞台に集中して観れないんですけど・・・。

ほとんどの宝塚ファンは、観劇しにきていて中々取れないチケットを手に入れて
その日を舞台を楽しみにして来てるというのに、目立って年配者ばかりの
ツアー客なのよ。以前、お正月公演で日本物の演目だった時、何処からか
年配男性の掛け声と指笛まであった。(悲)
ここは、歌舞伎じゃありません、大衆演芸でもありません。
それぞれの舞台に見合った応援?の方法があると思うし
批難する訳では無いけれど、場の雰囲気を考えて欲しい、もっと上品に!
宝塚には、長い歴史の中そのような観客は今まで無かったと聞きます。

時には、異常な拍手喝采が目に付いて、コンサートに来てるんじゃ無いんだよ!
って言いたくなるのは、私だけでしょうか?その場を目の当たりにしたので
ちょっと不快だったのも正直な所。必要以上の拍手と手拍子に付いて
行けないのか、私は歌やダンスに感動した時、拍手する程度かな。
お目当てのジェンヌさんだから、という気持ちも判らないわけでは無いけれど、
感情が先立つのじゃなくて、一歩引いて欲しいって思うの。