靖国神社。。。

 

 最近、私と同じ名前の首相が、靖国神社参拝とかで、

マスコミやら周りが騒がしい。。。

 私の知識の中には、この問題についてはまったくなく、

なんでこんなに騒ぐんだろうって言うのが、本音だった。。。

 

 戦争で亡くなった人が祭られてる。

 A級戦犯も一緒に。。。

 

 それくらいの情報くらいだったから、

なんかハッキリしなかった。。。

 靖国神社に訪問することで、なんで戦争に向かう国づくりなの???

そんな気持ちでした。。。

 

 

 先日、「いま「靖国」を問う」という、

冊子を手に入れた。

 話によると、この本については、戦争での遺族が、

今、この問題について、自分達が話したいことについて

16名の方の文章が載っている。

 

 その文章で、目に付いたのが、

 

・ 半世紀余を経た今深く思うことは戦没者の誰もが平和な世に人を愛し

 人生を全うしたかった……この当たり前な願いさえ許されなかったあの

 時代とは何であったのか?

  230万人の戦死者の内、140万人が餓死だったことを知りました。

  日本政府要人よ、世の人よ、「靖国の英霊」などと呼ばないで下さい。

 戦時に「九段の母」、「靖国の妻」と、おだてられ、泣くことさえ許されず

 侵略戦争に駆り立てられたと同じです。

  戦前戦後少しも変わらない日本人の考え方、連続性を断ち切って

 先の戦争を痛烈に反省し、諸外国に詫び、あわせて多くの兵士達が

 食料の補給もないまま、どんな悲惨な死に方をしたのか、思いやってください。

 

・ 私にとっての靖国神社は、戦争に獲りだされて死んでしまった家族を

 なだねる国家権力の道具のように思えます。

 引き続き起こす戦争や紛争で死ぬ人の用意された祭壇のように思えます。

 

・ この神社が戦争で亡くなった軍人軍属を祀るお宮だということは、

 当時の小学校で教えられていた。

  ある町で、空襲や艦砲射撃で警備に当たっていた住民が亡くなった。

 しかし同じ場所で死んだ兵隊だけが祀られているという。

  そういう不合理に気付いたのも、戦後何十年も過ぎてからであった。

 

 

 また、当時の教科書の写しについても、掲載されてました。

 

 ◇国民小学校四年生修身教科書より

 三 靖国神社

  東京の九段坂の上に、大きな青銅の鳥居が高くたっています。

 その奥にりつぱな社が見えます。それが靖国神社です。

  靖国神社には、君のため国のためにつくしてなくなつた、

 たくさんの忠義な人々がおまつりしてあります。

  毎年春四月三十日と、秋十月二十三日には例大祭があつて、

 勅使が立ちます。

  また、忠義をつくしてなくなつた人々を、あらたにおまつりする時には

 臨時大祭がおこなはれます。その時には、天皇陛下が行幸になり、

 皇后陛下が行啓になります。

  お祭の日には、陸海軍人はいふまでもなく、参拝者が引きもきらず、

 あの廣いけいだいが、すきまのないまでになります。

  君のため国のためにつくしてなくなった人々が、かうして神社にまつられ、

 そのおまつりがおこなはれるのは、天皇陛下のおぼしめしによるものであります。

  私たちの郷土にも、護国神社があつて、戦死した人々がまつられています。

  私たちは、天皇陛下の御恵みのほどありがたく思うとともに、

 このにまつられている人々の忠義にならつて、君のため国のために

 つくさなければなりません。

 

 

 人が人として、生きていける。

 そんな当たり前のことすら出来なく、思えなく、、、

そんな時代には、もう戻ってはいけない。。。

 

 機会があれば、靖国神社に行ってみようと思う。

 資料館なども観て、向き合ってみたいと思った問題でした。。。