大人って。。。

 

僕たちを縛りつけて

一人ぼっちにさせようとした

全ての大人に感謝します。

      日本代表……ザ・ブルーハーツ 

 

 今の自分を作っているものの中心に、今までのくだらない大人との関係があった。

 だれも信じず、居場所がなく、ただ自分の感情を殺すことで生きてきた、

高校卒業までの18年間。。

 ちょっと嘘があるな。。。父親と、中学3年生の担任は別(笑)

 もう一つ言うのなら、小学校卒業までの記憶はほとんど無い。。

だから、中学校と高校時代の6年間。(笑)

 

 母親はすぐ離婚し会ったことも無く、2人目の母親は、後ろ姿しか分からない。

ご飯を食べさせてもらえなかった記憶は少しある。。

 2人目の母親との離婚で、父親は、アルコール中毒の階段を上っていった。

借金を重ね、住む家も追われるようになる。

 親戚や祖母は口々に、父親の悪口を自分にし、「父親を頼む」と、投げ出していく。

 しかし、父親だけはどんなに裏切られても、別の存在であった。自分が大切にされているって

言うことが、感じられたから。。

 小学4年の頃から、父親は仕事に行かなくなり、中学1年の時には、血を吐いて、

入院することもあった。

 中学1年の3学期に、父がアルコール中毒であることが分かり、生活保護を受給。

祖母より判断を求められ、児童養護施設で生活することとなる。

 父親は治療でがんばる。自分は施設でがんばると言い聞かせる。。

 

 養護施設では、自由はほぼ無かった状態。

 学校が終われば、まっすぐ施設へ帰る。外出は出来ない。

 帰りが遅くなるような役員にもなれず、友達とも遊べない。。

 電話も手紙も自由に出せず、掛かってきた電話も盗聴され、手紙ですら、内容を確認される。

仲間から来た暑中見舞いや年賀状も、手元に届かないこともあった。

 園長が絶対的な権力を持ち、指導員もそれに従う。

 相談も出来ず、悩みなんて打ち明けられる状態ではない。

 「感情を捨てるしかない。。。」

 いつかしら、そんな状況になり、高校時代では、友達も作らず、無口で無関心の自分になる。。

 

 大人、大人、大人。。。考えただけでも、吐きたくなる。。。

 

 今の自分の考えであれば、自分で生活する道を選ぶと思うが、

その時にはそんな考えは出なかった。生きるためには、施設にいるしかないと。。

 自分もくだらない存在だったな。。

 

 施設に入り、落ち込んでいたときに出会ったのが、初めに書いたブルーハーツだった。。

 何度も力をくれて、今生きていることにも影響している。。

 こんな大人もいるんだってね。。

 

 

 大人って何ですかね??

 いろいろな物差しがあるけど、きっと他人がそう思うことで、

自分が感じるものではないんじゃないのかな。。。

 ずっと、「くだらない大人にはなりたくない」って、思ってきたし、

今も思っている。

 人の痛みの分かる人。それが分岐点かな。。。

 

 くだらない人ばっかりだったからな〜。。 

 まっ、そんな人たちがいたから、今の自分があるんだけどっ(笑)

 でも、そんな人たちばかりじゃないって分かったし、就職して多くの仲間と

出会えて、少しずつ自分も取り戻せてきた。。

 

 ただ、年上なだけで、「大人」と言う人もいれば、年下でも「大人」と

思う人もいる。

 

 でもね。でも。。

 自分にとって、大人だろうと子供だろうと、関係ないんだよね。

 きっと、そんな風に上とか下とか決めるから、大事なものを見失うんじゃないのかな。

どんな人にでも、無差別平等に、心の耳を傾ける。そして、聞く努力をする。

 人との関わりで、大人も子供も無いでしょう。。。

 自分だって、みんなだって、最初は分からないことから出発しているんだし。。。

 

 

 自分はどんな大人になっていくのかな。。。

そして、皆さんが思う「大人」って、何なんですかね??

 

えっ?上の文と矛盾するって??

書きたいこと書いたから、大目に見てよ(苦笑)