AS[強直性脊椎炎]〜指定難病へ〜
「AS元年」の幕が開かれました。
   友の会の悲願達成!!




らくちん編集部


 「日本AS友の会」が設立された目的のひとつであり、 故田中健治初代会長の悲願でもありましたASの指定難病への認定が、 記念すべき創立25周年を迎える平成27年の見直しにより めでたく実現の運びとなり、 平成27年7月1日から全国で申請・助成が開始されました。

 西会長の巻頭言にもあるように「四半世紀の想い」が 遂にここに陽の目をみたということになります。 とは言えここに至るまでの道のりも決して平坦なものではなく、 何より学会が動いて、厚労省に研究班が設立されることが肝要でした。 「日本脊椎関節炎学会」、「日本リウマチ学会」、 「日本整形外科学会」等々のご尽力により、 その流れが形成されていきました。

 指定難病認定への動きが特段活発ということでもなかった中で、 急速に流れが形成されていったのには、矢張り友の会事務局長で ご自身も重篤なAS患者である、井上 久氏を中心とする 順天堂大学病院(順天堂分院の小林教授が研究班設立要望書の 原案を書かれました)の活動が、大きな力になったようです。

 医療費助成制度の対象となる「指定難病」にはなりましたが、 すべては今スタート台に立ったばかりという段階です。 これからいくつもの関門、難題を乗り越えつつ、 徐々に一つ一つが血となり肉となっていくことが期待されます。

 本号中にも、折りに触れて今までの活動経緯や現状、 具体的な申請内容や助成範囲等について細かい説明がなされています。 会員の皆様のこれからの生活に少しでも資すること、 役に立ってこその制度です。

 誰もが初めてのことばかりです。分かりにくいこと、 内容がつかみにくいこと、どうしていいものか迷うこと…、 ご遠慮なく今までと同じく、「友の会事務局」まで お尋ねいただければと思っております。



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