〔寄稿〕

私の愛用品『靴下履き器』


大阪  M


 昨年12月9日(日)J R尼崎駅前にあるホテル 「ホップ イン アミング」で行われた関西支部の忘年会に、 お声掛けをいただき初めて出席させていただきました。 久しぶりにお会いする皆様と、アルコールも交じり 和気藹々と楽しく盛り上がったひとときを過ごすことができました。 有難うございました。

 懇談の中で、副会長のMさんから 「靴下を履くとき何か器具をお使いですか?」 と尋ねられました。 「A S患者で人工股関節を入れておられる方は、 それぞれ自分に合ったいろいろな器具を使われていると思いますので、 参考になるから紹介して欲しい」とのことでした。 そこで、この場をお借りして、私の愛用品を紹介させていただきます。


 愛用品は、写真(A)のように柄の部分が2段の折りたたみになっており、 持ち運びや保管が便利なように作られています。 また、靴下のゴムが少しぐらいきつくても口の部分が広がり(写真(B)を参照)、 足が靴下の中へスムーズに入り込んで、 ズレてしまうようなことがあまりなく履けてしまう優れものです。


写真(A) 靴下履き器外見


写真(B) この口の部分が広がります


 愛用品の入手は、28年前右股関節人工置換手術をした堺市内の 「大阪府立身体障害者センター付属病院 (6年前に大阪市内の府立病院に統合されて閉鎖になりました)」にて、 退院後の日常生活に困ることが無いようにと、 病院の好意により無料で作っていただいたものです。 靴下は履いたり脱いだりの毎日ですから、 この器具を使うことにより少し時間が掛りますが、 自分の手で履くことが出来ますので大変助かっています。


 この愛用品も28年使っているため、かなり老朽化しています。 簡単な補修は自分でしながら大切に使っていますが、 いつ朽ちてしまうか分からない状況です。 複数の業者に、 このような補助具を作ってくれますかと問合わせもしているのですが、 作っていただける業者はありません。 また、市販の商品をいろいろと探しましたが、 それぞれ使い勝手が悪く自分に合うものがなかなか見つかりません。


 最後になりますが、 皆さんが今お使いの「靴下履き器」や 「この様なアイデアを使って作ればもっと使い勝手が良く、 便利で丈夫なものが出来るのでは?」とか、 また、靴下履き器以外の器具で 「このような便利な補助具を使っていますよ」等々がございましたら、 参考にさせていただきますので是非ともご紹介ください。

 よろしくお願いします。情報を待っています。



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