藤原京 

飛鳥・藤原の旧都と関連資産郡ー


世界文化資産の推薦候補にユネスコ世界遺産委員会へ提出


このたび「飛鳥・藤原の旧都と関連資産郡」が世界文化資産の推薦候補に決まった。藤原京一帯を世界遺産にという声は従前からあがっていた。
奈良県など自治体は「古代日本の中心的な遺産郡として他に類を見ない」と世界遺産への提案をしていた。
 対象は石舞台古墳、藤原宮跡、山田寺跡などの国特別史跡6件と飛鳥寺跡などの国史跡29件、大和三山(国の名勝)、飛鳥京跡苑池(国の名勝、史跡)の28件。


県などが提出した提案書では「飛鳥・藤原は東アジア・東南アジアの諸外国との交流で国家の体制を整えていったことが建造物や古墳、寺院、出土遺跡に認められる。大和三山は万葉集や古今集に詠まれ、眺望は日本を代表する歴史的景観」としている。


国内候補暫定リストには飛鳥・藤原のほか、今回、富士山、長崎の教会郡とキリスト教関連資産、富岡製糸と絹産業遺産群が追加された。政府は今月、ユネスコ世界遺産委員会へ提出する。