仲倉重郎 SHIGEO NAKAKURA (映画監督・脚本家)

初めて書いたセリフを俳優がしゃべった時は感動しました。それは助 監督として監督を手伝ってほんのワンシーンを書いたに過ぎなかったのですが、映画が出来上がりスクリーンで登場人物が僕の書いたように話し、書いたように 動くのを見た時は鳥肌がたったものでした。小説と違って、シナリオは俳優に演じられてはじめて生きるのだと言うことをその時知ったのです。そして、それが どんなに心地よいことかということも。シナリオを書くときは、作者はどんな人間にもなるし、なり得るのです。そして誰よりも先にドラマを楽しむことができ る。それは脚本家の特権であり、他人には言えない快感なのです。




1965年(昭40) 松竹大船撮影所の助監督となり、 野村芳太郎・斎藤耕一・加藤泰監督の助監督として、その脚本にも参加。

1983年(昭58)「きつね」で監督デビュー。その後フリーとなり、脚本家としても活動を始める。

監督作品に、「きつね」(松竹)、「別れの予感」(CX)、 「古都に挑むアメリカ人」(TV東京)等。

脚本作品に、「ざ・鬼太鼓座」(松竹)、「銀行」(NHK)、「官僚たちの夏」(NHK)、 「幽界彷徨・桂木孝介の冒険」(NHKFM)等。

日本映画監督協会会員、日本脚本家連盟会員
 
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山室有希子 YUKIKO YAMAMURO (脚本家)

「シナリオ書く人になりたいな」と漠然と思ったのが15歳。
何もしないままアシモフと出会い、ペンをとったのが30歳。
それからン?年(5の倍数)、シナリオライターですとなんとか人前で言えるようになり、先輩として古巣の手伝いもできるようになりました。
シナリオのいろはもわからないんですが……。
今からやってものになるだろうか……?
あわよくばシナリオライターになりたい……!
という方々へ。
みんなそうでした。わたしもそうでした。
シナリオの苦労、喜び、そして、可能性。こればっかりは始めてみないとわかりません。まずは、一歩をふみだすこと。
アシモフ・ゼミで、本気でやってみませんか。


出版社勤務のかたわらシナリオの勉強を始める。
第27回城戸賞最終選考、第14回フジテレビヤングシナリオ大賞最終選考 等、色々なコンクールで実力を発揮。
2005年、「Deep Love〜ホスト〜」(TX)でデビュー。
同年、映画「タッチ」(東宝)で本格的にスタート。
第2作「長い散歩」が、モントリオール世界映画祭グランプリを受賞。
「眉山〜びざん〜」(東宝・日本アカデミー賞優秀作品賞)、「ちーちゃんは悠久の向こう」等。

日本脚本家連盟会員

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なかくらまゆこ (絵本作家)

絵本や童話を読むのが好きな人なら、誰でも自分の頭の中に、いつのまにか小さなお話や小さな画面がいくつもいくつも出来 上がっているのではないでしょうか。それを文字にしたり、絵にしたりすれば、誰かに伝えることができます。親しい人達にも、もっと多くの人々にも。そんな 試みに、楽しみながら挑戦してみませんか。

子供がうまれたころより、学研幼児局の協力画家として幼児向け絵本の制作を始め、 次第に童話やエッセイの分野にも進出。 その後、教育画劇、福音館、講談社等に活躍の舞台を広げる。

主な作品に「きいごつみ」(学研)、「きんぴらたろう」(教育画劇)、 「たからげた」(福音館)、「みんなのうた・タイトル画」(NHK)等。
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