2004年4月17日(土)
△▼4/17のゼミ▼△
本 日のテーマ ・自由課題
ショートシナリオ 1
ストーリー 3
出席者: 女 3 男 9 見学 1(男)
新人U君が加入。教室は満パイで補助席のお世話になるという有様だった。こういうのをう れしい悲鳴というのだろうか。その上、前回加入の新人から早くも作品提出があり、みんなの気合が感じられる。まさしく、諸蟄奮うである。
○自由課題 (ショー トシナリオ)
1. 岡上作品「夜間主のバラード」
都合で夜間過程に移った大学3年の青年。年齢もバラバラな学生たち。新しい友 人たちとの日々。作者の体験に基づいているせいか、描写はうまいし、会話も生き生きしていて勢いがある。小さなくだらなさがいいと、好評ではあったが、学 外の遊びの場ばかりで、夜間学生ならではの学園生活が見えない。
面白くない経験もあるだろうし、苦労もあるだろう。勢いで突っ走るだけではなく、ちょっと立ち止まって、じっくり描くことも必要ではないか。その緩急を 考えるようにしたい。ともあれ、十分に書ける腕はあるのだから、たくさん書いてほしい。
○自由課題(ストーリー)
1.岡作品「リチギな風」
お金が巡り巡っ て、リチギに仕返しをするという面白い設定だが、ストーリーの書き方にやや問題がある。過去の事件などは冒頭にあると読みにくいし、ドラマに入りにくい。 本来の主人公の出会いからストーリーを始めるべきではないか。
過去がある中年男と家出少女が共同生活を始めるというのは、決して目新しくはないが、いろんな名作がある分だけ参考作品にはことかかない。父親が付き 合っていた女と中年男も関係があり、さらに彼女を追っていた男が中年男と関係があり…、登場人物がみんな連鎖しているというのは面白い。リチギな犯罪者た ちというべきか。その背景は後々必要に応じて説明するようにしたい。
ラストに異論が出た。海外逃亡にふさわしいのは、果たして誰か。
面白い要素はたくさんあるので、ディテールにこだわらず、もう一度ストーリーを作り直すことにした。
2.梅田作品「桃花夢幻」
新人の挨拶代わりにとして、モチーフを披露してもらった。
交通事故にあってタイムスリップした少女。そこは、戦国時代の日本だった。助けてくれたお姫さまが少女にそっくりで…。
どんな波乱万丈の物語が展開するか楽しみなので、ともかく、ストーリーにするようにしよう。
今まで独学でやってきたというが、臆せず、自分の想いをどんどん書いていくようにするのが一番であろう。
3.近田作品「喜劇・仰せの通り」
改定第3稿だが、 時間の関係もあってゼミではやらず、講師の個別指導とした。
かなり整理されてきたが、直す度に人間が変わるのは、どんなものだろう。これ以上ストーリー段階であれこれやるのは意味がないようなので、ともかくシナ リオにかかるようにした。
アフターゼミは、いつもの喫茶店がリニュアル中なので、きょうも直接居酒屋に赴く。
談論風発、一次会では収まらず、2次会を決行。といっても同じビルの地下に移動しただけだ。久しぶりにUさんが現れたので、Yさん、Cさんの女性陣が勢 いづいて華やかであった。新人O君が、意外な記録魔で、プロ野球を始め昔の情報に詳しい。新しいキャラだわ、とYさん。確かにそうだ。その面白さがシナリ オに表現されるということはない。楽しみに待とう。
△
このページの無断転載・複製を禁じます。
Copyright(C)asimov. 2003 All rights reserved