2004年2月21日(土)
△▼2/21のゼミ▼△
本 日のテーマ ・自由課題
ショートシナリオ 1
シナリオ 1
出席者: 女 3 男 7
前回は自由アシモフで盛り上がったようだが、今回は、じっくりとストレートなゼミ。
報告が時期遅れですが、記録の意味で記します。
○自由課題(ショートシナリオ)
1.近田作品『坂道』
主人公はタクシーの運転手。 同僚が死んだと聞かされた日に乗せたお客がとんでもないやつだった。 客の態度に我慢ならなくなり、どす黒い憤怒が沸き起こる…。
こう書くと、あたかも深刻な話のように聞こえるだろうが、実は、文体にたくまざるユーモアがあふれていて、 ついつい笑いがあふれる。が、その笑いは、かなりブラックである。
作者は、リストラにあった怒りをぶつけたというのだが、とても新人は思えない筆の冴えだ。(文字通り、手書きであ る)
分かりあえない関係がいいと、好評だった。○自由課題(シナリオ)
1.小俣作品『クリスマス・ 2003』
隣り合った2軒の過程のお話。なかなかに考えられているが、舞台がアメリカで登場人物も全員が金髪碧眼の男女。
グローバル化した今の時代にはこういうシナリオもいいのかも知れないが、少々抵抗がある。
クリスマスイブの準備をしている両家の話だが、入り組んだ人間関係がよく書き分けられている。 以前のショートシナリオ「夏」で見せたナンセンス喜劇の味はまた違う味である。 全員がカタカナ名前のせいか、行動がよくつかめないところがあるが、じっくり読むとなかなかである。
しかし、映像ドラマというよりは、舞台劇のようだ。作者の力は十分なので、本格的な映像ドラマが見たい。
アフターゼミは、いつものところ。
今月末にコンクール締め切りがあって、Uさんが意欲的に取り組んでいる。
あとわずかな時間しかないが、その積極性がとてもうれしい。成果を期待しよう。
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