2004年1月17日(土)
△▼1/17のゼミ▼△
本 日のテーマ ・自由課題
ストーリー 1
シナリオ 1
出席者: 女 2 男 8
新年1回目のゼミだというのに、雪のちらつく寒い日でした。
でも、授業は熱く燃えていました。
この調子で今年もヨロシクお願いします。
(事務長かがり)
○自由課題(構成)
1.内野作品『三崎恋花』
主人公の漁師は、ヤクザに追われている少女を連れて出身地の三崎に戻っ てくるところから始る。
離婚した元妻と彼女に想いを寄せる親友との再会。主人公と少女と元妻。元妻と主人公と親友。
錯綜する三角関係の中、最後に4人のたどり着く場所は…。
前回のプロットとは、全く違う話になっていて驚きました。
主人公なのに意外と出番が少なく、寧ろ元妻が主人公の方がいいのでは。特に元妻と少女の関係が面白い。
主人公を元妻にして、モテモテの元亭主の下を訪れる複数の女達の話にしては?
あとは前回同様、船、漁師など海に関係した物が欲しい。
『ちゃっきらこ』祭りをもっと出しては?
悩んでいて辛いのは良く解ります。
でも、大いに悩んでいい作品を作って下さい。楽しみにしています。
(2月の京急コンクール狙いの作品ということで、長編にするためのアドバ イスをしようということになり、いろいろ意見を出しあった。2時間近くの長編にす るには、相当のドラマがないと難しい。ドラマの発見が第一。そのためにはどういう人物が必要なのか、やや根本的なところからのゼミになった。
ケニアからきた女性という面白い人物が消えてしまっていたのが惜しい。
こういうドラマでは、舞台となる街のよさがにじみ出るようでないといけない。そのためにシナハンして「祭り」を発見したのだから、それを大いに生かすシ チュエーションを考えたい。 〜アシモフ)
○自由課題(シナリオ)
1.杉山作品『恋愛小説が出来るま で』
主人公のカリスマ・モデルと恋愛小説家との出会いから始る、二人の女の生き方。
カリスマ・モデルの栄光より自分自身であり続けようとする彼女の、妻子ある男への想いと、昔の恋を追い続ける恋愛小説家二人の、今と昔が重なった時、二 人の未来は…。面白い、読みやすいと好評であったが反面、引っかかるところが無いとのこと。
モデルには好感が持てるが、小説家は何を考えてるのか解らない、という意見が多かった。
作者のセリフ、ト書きには申し分ない。
もうひとふんばり、見せてください。期待しています。(軽快で味のある脚本である。だが、読んで面白いのと映像になって面白いのとは違う。ドラマというものは、俳優が演じ てはじめて動き出すものだということ を忘れてはいないか?
作者の独りよがりでは、俳優は演じられないし、監督は演出できない。もっともっと人物の内面に入りこんでいってほしい。作者にはそれだけの力はあるのだ から、ドラマを軽くあしらわないで、自分の創り出した人物に愛着をもって、深めてほしい。 〜アシモフ)
アフターゼミは、O氏も現れて、うれしい報告。Y子さんがおめ でたとのこと。何年後かにはアシモフメンバーになってくれることを期待したいですね。体調管理に気をつけてください。
少々長めの時間をすごしたが、散会後、みんなが新年の街でどう楽しんだかは、アシモフの知るところではなかった。
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