2003年12月20日(土)
△▼12/20のゼミ▼△
本 日のテーマ ・自由課題
・課題
ストーリー 1
ショートシナリオ 1
出席者: 女 4(見学者含む) 男 11
(今回も、事務長かがりさんの報告です)
今日は今年最後のゼミです。久し振りに、女性Nさんもきてくれました。
最後に相応しい盛り上りでした。来年も元気にいきましょう!!
○課題『駅』(ショートシナリオ)
1.近田作品 『駅』
主人公の女子高生は、駅のコンコースで、モデルにスカウトをされる。騙 されてるとも気づかずにモデル事務所への契約金を稼ぐため、喫茶店のウエイトレス、街頭のティッシュ配りをする。
それでもお金が出来ず、とうとうキャバレー勤めをすることになる。どんどん堕ちてゆくのに、前向きにモデルを目指している。
彼女は何処へたどりつくのだろう…。
皆、堕ちているのに何故か前向きな彼女の姿に、好感をもっていました。こんなに爽やかに堕ちていく話がとても面白かった。初心者とは思えないセリフの上 手さと、なんと言ってもト書きが簡潔でいい!
これからがとても楽しみです。
(入会したばかりなのに早速の作品提出とは、なかなか頼もしい。どんどん書いてほしい。〜アシモフ)
○自由課題(シナリオ)
1.紺野作品『ケツバット』
元高校野球のエースピッチャーだったのに、今や落ちぶれてホームレスと化した主人公。
ピンサロに勤める当時憧れだった女子マネージャーと再会した。 彼女には子供がいる。だが小児麻痺で運動が得意ではない。その彼に野球を教えることにな る。
少年との心の触れ合いを通して主人公はこれからどう変化し生きていくのであろう…。作者の意図通りベタベタしていない人情が、かなり好評だった。
読んでいる人に負担をかけないところがいいという意見があった。また、作った劇的さが無いところも良かった。
ただ、いい人ばかりで悪人がいないということに引っかかるところもあったのだが、いい作品であった。ここで面白いことが解った。
『悪人がいない』ことを気にしていたのが、全員女性だったこと。やはり女性の方が勧善懲悪が好きなのかな〜?プロット同様、ト書きも簡潔な方がいい。慣れてきて余計なことを書きがちだが、ここは初心に戻ることも大切ですね。
(紺野くんは、長い間抱えていたシナリオをようやく完成させた。その持続力はなかなかのものだ。
ストーリーのゼミをやったのは去年の11月。半年後の5月に冒頭部分のシナリオができてゼミをやったが、そのときと比べると無駄なくよく書かれている。
一度発想した世界をあきらめずに完成させたのは、ともあれ、うれしいことだ。これで、こだわりから解き放たれたと思うので、どんどん書いてほしい。〜ア シモフ)
この後、アフターゼミはいつもの喫茶店だったが、その後、K幹 事がだんどってくれたお店に行って、忘年会。もちろん、大いに盛り上がった。
そのあとのカラオケには、とっても久し振りのTちゃんも来てくれて、寒い冬なのに暑く盛り上がった。
△
このページの無断転載・複製を禁じます。
Copyright(C)asimov. 2003 All rights reserved