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2002年2月2日(土) |
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本日のテーマ |
・自由課題 ストーリー2
出席者:女 4名 男 2名 |
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早くも2月だ。あさっては、もう立春。地球温暖化が進んでいると見えて、特別な寒さのない冬だった。今日も予報は雨か雪だというのだが、降りそうにない。久しぶりに新米ママのJさんが顔を見せ、ゼミは賑やかに進行した。
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○自由課題
1 城ノ口作品「エスエムヘノミチ」
30代半ばのOLが不倫に終止符をうって結婚することになり、念願の寿退社した。挙式はハワイでと弾む心で成田空港へ。だが相手の男は一向に現われない。なんと、別れたはずの妻と一緒にニューヨークに海外転勤して行ったという。憤懣やるかたない彼女のおなかには既に新しい生命が…。
彼女の不幸は、10才のとき、父親がホモだとカミングアウトして両親が離婚したことに始まる。男に裏切られて行くところがなくなった彼女は、父親の元に転がり込む。父親はオカマ居酒屋をやっており、オカマの従業員が一人。そこで3人の生活が始まり…。そこでの体験を通して彼女は強くなり、妻にすてられ戻って来た男を蹴飛ばし、一人で子供を生んでシングルマザーの道を歩む。
父親の設定に議論が集中。女装するのかどうか。従業員とは夫婦(もちろんホモ同志)の方がいいのではないか。妹はいない方がいい。どうしようもない男にもう一人女がいたらどうか等々。設定の面白さは抜群だ。これをパターンの話にしないためにはどうしたらいいか、活発に意見が交わされた。
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2 小沼作品「男の願い」
高校生の家族と、若いカップルと、三人のプータローの3組が、最後にコンビニで一同に会し…、というご存じ「パルプフィクション」をもとにしたものである。全体にみなぎる暴力的でデスペレートな感覚はなかなか捨て難い。
だが、読んでいて悲しくなったというUさんの意見が印象的だった。救いようのない話、何も解決しなくてもいいのかとも。それに対して、家族の問題を描きたかったが,父親と息子の話を重くせず薄めるために二組の人間を出した。だから最後には救いを持たせたかったと作者。
ラストで少年が父親の持っていた家族写真を見て涙をこぼすのだが、それは救いというよりは、ドラマの勢いを失速させるものとなったのではないか。少しストレートすぎたかもしれない。
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もうひとつ城ノ口作品(ショートシナリオ)と外野作品(シナリオ)があったのだが、次回に回すことになった。
終わって、いつものように「ロジエ」にて続きを。きょうは4ヵ月ぶりのJさんの出席で、陽気で賑やかだった。新米ママさんの元気ぶりがうれしかった。
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次回のゼミは 2月16日(土) です
基礎コース 12:00〜14:00
上級コース 14:00〜17:00
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