2001年10月6日(土)

本日のテーマ
・自由課題 シナリオ3        
・課題 1(絵)
出席者:女 4名  男 2名   先輩(男)2名

 新人が男女各1名。やはり、創造の秋。ますます活性化してきたようです。提出作品は、1時間ものシナリオが5本。課題ショートシナリオが1本。続いて、まもなく提出のシナリオが、2本。すごい作品ラッシュだ!全部はとりあげられず、次回まわしになってしまった。


○自由課題 
1.神山作品「冷蔵庫の女」第1稿



 一年近く練って練って出来上がった作品。独自の作風が好評だった。表題と違って主役が男になっていることに、意見が集中した。主役をちゃんと活躍させるのは、結構むつかしいんですよ。だが、嵐の中を出て行く釣船を縦軸に、女と男二人の関係が語られて行く進み方は、なぜか心地よい。男の職業を石屋という、こだわりのあるものにしたことをもっと生かしたい。その分、冷蔵庫が弱くなりそうだけど。


2 日高作品「スモーカーへブン」


 この新人は、世界を創るのがなかなかうまい。喫煙者が虐げられる時代に、どうやって禁煙者にならずに生きて行くかという、極めて知的遊戯の世界。最後が、もっと破滅的にエスカレートするのかと思ったが、穏やかな<ヘブン>でありました。しかし、このヘブンを心地よいと取るか、真綿で首を絞められているような、現代の閉塞状況ととるか。いずれにせよ、アイロニカルな世界はいい。


3 楢崎作品「18年後の私(?)」第2稿


 早くも第2稿が提出された。時間がなく講師との個別な会話になってしまったが、ゼミでの討論がしっかり取り入れられていてとても良い出来だった。早速コンクールへの出品をすすめる。


○課題「絵」
阿部作品「盗まれない絵」



 これがまた、秀逸な知的遊戯の世界。怪盗ロジエが、なぜ世紀の名画を盗まなかったか。盗めなかったか。ストーリーとシナリオの二つが出されていて、作者の頭の中がちょっと覗けた感じがして、面白かった。普通の書き方で書かれたストーリーが、一ひねりも二ひねりもしたシナリオになっているのに、みんな感嘆した。 



 終わって、いつものように「ロジエ」にて続きを。新人のTさんHくんも参加して、大いに盛り上がったようです。次回の課題は、今までのを継続。

次回のゼミは  10月20日(土)  です
基礎コース 12:00〜14:00
上級コース 14:00〜17:00
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上記作品のディスカッションはこちらで!!
ゼミで話し足りなかったことや後から思いついたこと
また、改めて作者に聞きたいことなどがありましたら
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