○自由課題
1.楢崎シナリオ「18年後の私(?)」第1稿
18歳違いの女3人(母と姉と私)のドラマ。
前前回のゼミで、シナリオにするようにとアドバイスしたばかりなのに、もう書き上げて来た。400字53枚。その勢いにまず感心。ストーリーのときよりも、作家の思いがしっかり伝わって来る。せりふはよくこなれているし、楽しんで書いた感じがあって、とてもいい。今までのと違って、ドラマらしくなっている。受験生である主人公がなんとなくイライラしているのはわかる。だが、他の登場人物が薄い。設定は面白いのだが、それぞれの人間関係をもっと深めたい。姉の夫にどこまで本気なのか。母と彼の関係は? 姉と恋人は?とはいえ、父親もいいし、一風変わった家族のありようが面白い。
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2.K作品「反射光」
沖縄を舞台に、登校拒否少女と青年教師が出会って…。
出会いのきっかけとなる手鏡のシーンがいい。これまた、Kさんの今までの中では一番ドラマになりそう。1時間ものには、ちょっと物足りない。ロードムービーの一変種として考えて、もっと土地の特色を生かすようなものが加わると、もっと豊かになるだろう。ただ、物語を作ろうとし過ぎている感じが気になるので、無理しないで、素直な運び方を心掛けるようにした方がいいのではないか。
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○課題「1+1」
山室作品「誤算」
オートバイの事故が連発するカーブがある。若者たちは、魔のカーブと恐れながら、こわいもの見たさでカーブ(バイク用語では、コーナーですね)を攻める。やはり事故がおこる。若者たちの間には、ますます恐怖心が高まる。その秘密とは…。
いかにも山室らしいひねりの効いた作品。だが、かつてナナハンライダーだった仲倉講師から、オートバイの走行に疑問が出された。果たして<魔>は成立するかという大きな疑問である。ああだこうだと走行シーンをイメージして、大丈夫と言うことになった。講師の意見は、故あってライダーでなくなってしまった悔しさのなせるわざというべきか。
そのほか、課題で阿部作品(課題「絵」)自由課題で、外野作品、城ノ口
作品2篇が出されたが、時間がなく惜しくも次回まわしとなった。
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なお、いつもの「ロジエ」はお休みだったので、恵比寿ガーデンに直行。出席者全員が<居残り>したというのは、初めてだった。ひとしきり談論風発のあとでHPでの「居残りアシモフ」の運用の仕方についての話し合いがなされ、積極的な意見がかわされた。ネットの問題点など、考えるべき点がいろいろ指摘され、ペンネームもOKとなった。シナリオを書くということはどういうことか、という本質的な事にも話が及び、改めてこHPのよさが再認識されたのではないかと思う。
新しい課題は、「システム手帳」です。
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