2001年08月4日(土)

本日のテーマ
・課題 「公衆電話」  1編
・自由課題 1編

今日は出席者が少なかった。みんな夏休みに入ったのだろうか。でも、ちゃんと課題を書いてきた山室さんと、野竹さんの作品をやる。もうひとつ小浜くんは作品をFax.で送って来たのに、肝心の本人が現われなかったので、次回に回す。


1.山室作品「真夏のできごと」


 これは、「公衆電話」という課題に挑戦したショートシナリオ。
 うだつの上がらないサラリーマンが、憂さ晴らしにいたづら電話をしていると、とんでもない電話とつながって、恐怖に襲われるというお話。発想と題名がいいので、議論が進む。幻想と妄想と現実が入り交じった独特の山室世界が展開されているが、ラストの処理で激論。この題材だと、1時間ドラマになるという南部講師の評価に納得。


2.野竹作品「迷宮」


 これは、自由課題の作品で、ドメスチックバイオレンスに悩む主婦が自己回復するお話。
 ふと手にしたビラをみてやるようになった仕事が次第にエスカレート、思わぬ事態に進んで行くという、これまたちょっと怖いお話で、とても魅力的な発想と展開だが、ここでは明らかにできないが残念。野竹さん本人は1歳になるリッキイくんの母親で、ドメスチックバイオレンスとは縁のない充たされた毎日を送っているのだが、テーマは結婚前から同じというしっかりした女性。
 発表の間、一緒に来たリッキイくんが床を元気にはい回ってニコニコしていたのがとてもよかった。

今日はこの2篇だけだったが、多いときにも3篇くらいで、数をこなすよりは、内容を深める方に重点を置きたいと考えている。終わって、いつもの喫茶店でお茶にする。ここでは、間もなく出産を控えているJさんと、結婚を予定しているYさんと、さっきの野竹さんで、多いに盛り上がる。最近は生まれる前に性別はもちろん赤ちゃんの人相までわかるという話に、講師の両人は感心して聞き入るばかり。
アシモフ・シナリオゼミは、このように子連れもオーケイなのです。

 


<NEWS!!>
9月からは、新たに基礎コースを始めるので、今までのは上級コースということで、
時間を
14時からに変更するつもりです。寝坊族には朗報かな?


次回のゼミは  8月18日  です
暑さに負けずに頑張りましょう!!

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