イスラーム教の国と休日と その9

                                  
                          元気で明るい町の人々 珍しいデジカメに収まってくれた。
        いずれもお祈りの放送が流れていても関係ない

 イスラーム教の国と聞いて、いったい何がどうなっているのか、わからないままの訪問でした。一日、五回のお祈りをメッカに向かってするため、仕事の手を休めると聞いていましたので、あっちこっちでそういう風景が見られるのかと思っていました(これも先入観=日本人はみんな着物を着ている=アフリカ人は裸で槍を持って暮らしているとかの類)が、たった一度だけしか見ることはありませんでした。それも田舎町のガソリンスタンドのトイレに通じる裏木戸の陰でした。ひげを生やした男の方が新聞紙を敷いて、あのスタイルです。敬虔なイスラム教とは飛行機の中でもお祈りをすると聞いていましただけに…。(方角はどうやって知るのだろうという疑問は今も解けていません。)
 
  朝6:00に、コンクリート作りのモスクから大きな音で、そう横須賀市の防災無線のスピーカーから流れる音そっくりのお祈りの言葉が流れます。それが、一番最初のお祈りです。最後は、夕方6:00でした。だれもお祈りしていません。
 
 バングラの一週間は、日月火水木
金土です。  金曜日が、イスラム休日なのです。土も休みです。      月火水木金土        日曜日が休みは、キリスト教だと、くだらない確認を今さらながらしてみました。一週間という生活の単位は、ごく近年に作られたことも自覚してしまいました。金曜日に結婚披露宴が開催されたことを改めて、バングラの地で認識したのでした。バングラのモスクの中で夕方の暗闇の中でお祈りしていた僧侶と話をすることができました。もっとも日本人と言うことで相手が、中から出てきたというのが事実見た瞬間、どこかで逢ったような気になったのです。「そうだ、インディジョーンズの映画で、キリストの聖盃を300年も不死身で護っていた勇士だ、です。」 髭と言い、目つきと言い、背の高さ、色の黒さ、格好いいんです。身体に巻いただけの着物から、見え隠れする肩の筋肉の格好いいこと、この上なしです。
 
 後は、お酒は飲まないこと。これは、まったく嘘です。肉は、豚肉は食べないこと。これは、本当です。お酒では、とてもやばいことがありました。次回をお楽しみに。
 

  
インド製のトラックと煉瓦を砕いて、砂利を作る労働者

   Ken