【バングラデッシュ・レポート】■その1
「バングラデッシュについての情報の少なさ」
バングラデッシュに行く前にこの国の情報を得ようとしてインターネットの
「YAHOO等」にアクセスしましたが、4件しかでてきませんでした。それもあまり有
効な情報ではありませんでした。要するに情報のあまりない国ということなんだと思わ
ざるを得ませんでした。そのうち忙しくなって調べずじまいでの出発。
でも、帰国した今、「バングラデッシュで暮らすために」という在留日本人の個人的
なインフォメーションをバングラデッシュで読みましたので、それを元にまず、報告し
ましょう。
・バングラデッシュは、日本の国土の5分の2ほど。そこに日本と同じ人口の1億人
あまりが住んでいます。貨幣の単位は「TAKA」です。日本円との比較は、日本はバン
グラデッシュの3倍。1TAKA=3円ぐらい。現在は、1$=45TAKA =\130という
状況です。これだけでは、なにがどのように買えるかがわかりませんから、次のように
実際をあてはめてみました。
教員の給料が3000taka=¥9000あれば、普通に暮らせるそうです。1.5q
ほどの距離を力車(人力車であって、日本人が持ち込んだ=小学生の頃、ベースのどぶ
板通りでアメリカ人を乗せていた三輪車を思い出した=自転車の後輪が二つある)に乗
って4taka=\12.。2takaで一番安いお菓子が買えます。
国土の東西の距離は、250qぐらいです。「ボランティアの宝庫」と言われるくら
いの国です。貧富の差は極めて大きく、最下位は、路上生活、次はスラム、縄文時代の
生活。トップは、パソコン、洗濯機、炊飯器、掃除機、モダーンキッチン、日本の普通
と言われる家庭よりも生活水準が高いです。
あと説明は色々ありますが、このくらいの状況を前提にして
これからレポートをしていきます。
1996年 3月記 ken |