シュワルマはアラビアの味文化
¥500で食せるアラビア圏の味

 イラン以西のアラブ圏では、どこの町でも  グルグル回っている《シュワルマ》。
シャウルマとも言い、庶民の軽食。トルコでは《ドネル・ケバブ》と呼ぶもの。肉塊は高価なため、安い薄切り肉を重ね合わせることを考案したため、瞬く間に普及したという話です。
 オスマントルコ帝国時代、領土の拡大と共にドネル・ケバブ(シュワルマ)も伝わったといいます。ヨーロッパでもトルコ人が多く住む場所:東欧・中欧・独などでは、必ず、ドネル・ケバブ(シュワルマ)屋があるとのこと。

 何重にも重ねた薄い肉を、太い一本の串に刺しグルグル回しながら焼いているのがシュワルマです。よ〜く焼けた外側部分からザックザック豪快に削って、エイシ(パン)にはさんで渡してくれます。羊肉が定番だが牛肉も絶品。エジプトの羊料理というとシシカバブが有名だが、このシュワルマもエジプトの肉料理の代表です。
                                                                            



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 その店は「ドブ板通り」にあります。経営するのはエジプト人の数名。日によって店番している人物が違います。ねらい目は、平日の夕方。
I like OOMORI ! というと「ハイ、大盛りね」と返事をしてくれたら最高。少し多めにピタパンの中に入れてくれます。さらに、「シュワルマ…」なんて言葉を告げようものなら大喜びしてくれましたね。なんだってその国の呼び名で買ってくれるお客は、まだ、横須賀では私一人だったからですよ。国際理解のたまものですかね。