「湯本まんじゅう」と「さいか屋まんじゅう」
 46年前のことを箱根の湯本で思い出すなんて…今まで何回も湯本のおみやげ物店には立ち寄っていたのにです。湯本では、店の中心に据え付けられていて,「箱根まんじゅう」を次々と製造中。衝動的な出会いでした。一瞬のタイムスリップ。いやいや、忘れてしまっていたものを全然別の場所で見つけることがあるなんて…。
 小学一年生の時、友達とさいか屋(横須賀店)に行くと必ず見に行ってものがありました。それは、オートメーションまんじゅう製造機。みんな硝子に顔を押しつけて、見入っていたものでした。当時としては目を見張るものがありました。誇らしげにまわっていましたし、職人さんたちも張り切っていましたね。もちろんその機械はそのデパートの正面に位置していました。「さいか屋まんじゅう」、すっかり私の中から消え去っていた記憶が蘇ったのです。
 湯本から帰ってきた私は、さいか屋のあの機械は今、どうなっているのか、見に行きました。一番奥の場所に健在でした。なんだか嬉しかったですね。当時、これはどこで、何台、製造されていたのか知りたくなりました。                  
「さいか屋まんじゅう」は今、「純ちゃんまんじゅう」となって首相の顔の焼き印、一花咲かせようとしています。
ankoh-48@mui.biglobe.ne.jp
今も元気な横須賀の製造器
箱根湯本で現役で頑張る製造器