閉じこめられた春

 
雨に打たれて椿の花びらが囚われのみになっています。道行く人に声をかけられたくて、高い崖の上の枝から風に吹かれてダイブをしてみたものの、フェンスを越えることができませんでした。 
 運良く歩道にダイブできた椿の花は、目に留まり自由を得たのかもしれません。
 しかし、時間とともにたくさんの仲間がフェンスに累々と溜まれば、それは存在を明らかにします。
フェンスに溜まる椿の花びらは、自由を求めて大脱走を試みた「自由への燃える思い」なのかもしれません。

 

 R16を横須賀駅のトンネルを出て、トヨタカローラ販売店の横の光景です。



                             
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