目黒先生旅日記・2013年 旅日記も13年目になりました。



2013年になりました。
この旅日記も13年目です。
今年もお楽しみにぃ〜♪★♪★〜

★★2013年7月

「遠野物語の旅編」カッパ淵

日本の民俗学の原点ともいうべき「遠野物語」の舞台岩手県遠野市に行きました。
「遠野物語」は柳田国男が遠野出身の作家佐々木喜善から聞いた昔話や妖怪伝説をまとめたものです。
遠野は花巻から宮沢賢治の銀河鉄道のモデルとなった釜石線で約1時間の盆地です。
周囲はなだらか丘状の山が多く、険しい山々に囲まれた奥会津から来るとなんだか心がなごみます。
遠野の妖怪といえば、代表的なのはカッパです。
その昔、カッパが水浴びをしていた馬を引きずり込もうとしたのが写真のカッパ淵です。
意外に小さな淵でびっくりしました。
深さは30cmくらいかな。
そうするとカッパの大きさは子猫くらい、そんなに小さいカッパが馬を引きずり込むことなんてできるか疑問です。
カッパ淵にはカッパを釣る竿が用意してありました。
餌はもちろんカッパの大好物キュウリです。
竿をたらしてカッパを釣ろうとしたのですが、釣れません。
頭にきたのでコンビニでカッパ巻きを買って食べました。 遠野には「遠野ふるさと村」等、見どころがたくさんあります。
是非、一度行ってみて下さい。
レンタサイクルもあります。



★★2013年4月

「戊辰戦争の怨念を越えて萩への旅編」松下村塾

4月8日〜10日まで2泊三日で、萩・津和野・宮島に行ってきました。以下、その時の旅日記です。
この間、焼き鳥屋で、「日本野鳥の会」が歓送迎会をやっていました。
ハイ、そういわけで、私は、歴史上の由緒ある場所を訪ねるのが好きです。
しかし、山口県と鹿児島県には行ったことがありません。
学生時代も山口県人と鹿児島県人に思うところががあり、彼らとは決して仲良くなることはありませんでした。女性は例外でしたが。
なぜって?そりゃ会津人にとって薩長は今も仇敵なんですよ。
つい最近も山口県から、戊辰戦争の怨念を越えて、仲良くしましょうという申し入れがあり、当時の会津若松市長も乗り気だったのですが、 市民の猛反対でオジャンになったということがありました。
5年ぐらい前の話です。まあ、それくらい会津人の薩長に対する怨念はすさまじいのです。
戊辰戦争を調べると、薩長の非道さがわかります。許すまじ薩長!
そんな私もついに長年の恩讐を越えて、やってきました萩。
萩といえば、「萩の月」違う、違うぞ、それは仙台土産です!
萩といえばやはり松下村塾(写真)です。
わずか8畳の小屋で、高杉晋作、伊藤博文(エロ親父)、山県有朋(藩閥の親玉、陰険)といった維新で活躍した人物が学んだのが松下村塾です。
松下村塾出身者以外に、萩からは、桂太郎(あだ名はニコポン)、田中義一(昭和天皇に張作霖爆殺事件で叱責され、総理大臣を辞めた)と いった宰相を輩出しています。
小さな町から4人もの総理大臣が誕生しているのは驚異ですが、別の見方をすれば、いかに明治の藩閥政治がひどかったということです。
ちなみに、戦後の岸信介、佐藤栄作、そして、現在の安倍首相も山口です。
もっとも安倍さんは東京生まれの東京育ちですが。
東北地方で総理大臣を出しているのは岩手県だけ、不公平だと思いませんか。
というわけで、私の萩の旅は終わりました。なんじゃ、こりゃ。



★★2013年2月

「猛吹雪の旧下田村の旅編」猛吹雪の旧下田村

新潟県旧下田村(現三条市)で行われた只見のエコパークを紹介する講演会の応援に行ってきました。
只見と旧下田村は、八十里越という峠を間にしたお隣なのですが、車で行くのに3時間もかかりました。
コの字のような感じで遠回りをしました。
というのは、現在、八十里越は、車も人も容易に通れない廃道なのです。
昨夜は、秘湯の一軒宿「嵐渓荘」(よく旅番組で紹介される有名な宿です)に泊まり、 旧下田村の人と信越トレイル(今年の注目度NO1)の仕掛け人木村宏氏(左側の人)も加わり、 歴史の街道である八十里越の将来や活用について、大いに語り、飲み、懇親を深めました。
帰りは猛吹雪で、峠道で危なかったです。
ニュースでは「今世紀最大の寒波!」とか。
今世紀って、まだ25年じゃん。
でも、それって年をとってる証拠ですよ、って、ほっといてくれ!




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