目黒先生旅日記・2012年 旅日記も12年目になりました。



2012年になりました。
この旅日記も12年目です。
今年もお楽しみにぃ〜♪★♪★〜

★★2012年10月2号

「秋の函館の旅編」函館の八幡坂

♪はるばる来たぜ函館へ?というわけで、秋の函館旅行としゃれこみました。
同行者は中学校時代の友人、私を含め5名(男3、女2)です。
函館に住む友人と合流し、その夜は思い出話に花が咲きました。
いいなあ、昔の仲間は。これもこんな素敵な旅行を計画した、私のおかげです。
私、函館は3度目です。
以前、来たときに、なぜか知内の北島三郎の生家を訪れたことがあります。
それらしい古ぼけた民家を見つけ、近くにいた人に聞くと、サブちゃんの生家は、ここじゃなくて隣だよ、と教えられました。
なんとも場違いなピンクのビルにビックリしたことを思い出します。
函館は坂の多い町です。なかでも八幡坂(写真)は映画のロケやCMにもよく使われています。
坂の上の元町付近は、ロシア正教の教会などのレトロな建物が多く、エキゾチックな街です。
坂の上から函館湾を眼下に見下ろせます。
どこかで、見たような光景だと思ったら、今年の春に行った長崎のグラバー邸から長崎湾を見た光景によく似ています。
1854年に、ぺりー艦隊が浦賀に来て、日米和親条約を締結した後、向かったのが函館でした。
また、戊辰戦争の最後の五稜郭の戦いが行われ、新撰組副長土方歳三が戦死したのも函館です。
この日は、暑くも寒くもなく、歩くにはいちばんいい季節でした。
函館朝市で食べたいくら丼やお鮨もおいしかったです。やはり函館でおいしいのはイカですね。
北海道は、明治になってから開拓されたため、歴史上見るべきものはあまりないのですが、 函館には夜景だけでなく、歴史的に価値あるものがたくさんあります。
是非、一度、お出かけ下さい。



★★2012年10月1号

「白神山地まじめ旅編」白神のブナ林

農作業も一段落のこの時期、いい年をした男女4人が車で青森、秋田に旅行しました。
私、女性二人とは初対面です。
一日目は田沢湖畔でキャンプです。
テントに泊まるのは実に30数年ぶりです。いやー、寒くてなかなか眠れません。
二日目は弘前に、津軽平野のリンゴがたわわに実っています。
♪津軽平野に雪降るころはよー?。吉幾三の「津軽平野」名曲ですねぇ。
弘前では弘前城を見学しました。
弘前城といえば桜の名所。8年ほど前に、桜が満開の時期に来たことがあったのですが、立ち止まることができないほどの人出でした。
さすがにこの時期は閑散としています。
弘前から白神山地を目指します。
実は今回の旅は白神のブナ林を視察することです。
只見には白神をしのぐブナ林があります。
只見のブナ林と世界遺産に指定された白神のブナの何が違うのか?実際に見てみようということで、出かけたわけです。
まあ、身びいきでいえば、只見のブナ林のほうが美しいと私は思いました。
なにも白神まで出かけなくても春の新緑のブナ、秋の黄葉のブナは只見で見ることができます。
是非、一度只見お出かけ下さい。案内します。で、二日目は白神のロッジに宿泊、快適です。
三日目は八甲田山中の酸ヶ湯温泉で入浴です。
有名なヒバの千人風呂は混浴です。男女別の風呂もあるのですが、私?もちろん混浴です。
しかし、残念!女性はいませんでした。そりゃそうだわ。
その後、十和田湖に、ここでテントを張って、うーん、またまた眠れない。
翌日、東北道をひたすら南下して無事帰ってきました。
疲れたぁー、でもずっと一人で運転していた飯塚さんはもっと疲れただろうな。
費用は三泊四日で約2万円と格安でした。これには秘密があるのですが、いえません。
今回はぜんぶまじめな旅日記でした。



★★2012年4月号

「九州・長崎〜吉野ヶ里遺跡〜太宰府天神の旅編」


「吉野ヶ里・三重の堀に囲まれた物見櫓
またまた、春風に誘われて、九州へ行ってきました。
まずは長崎。長崎は今日も雨じゃなかった…(誰も知らんぞ)。
暑いです。
歴史好きにはたまりませんね、長崎は。
坂本龍馬も長崎で日本初の会社「亀山社中」(後の海援隊)を起ち上げました。
でも今回は龍馬はパスです。

最初に訪ねたのはグラバー庭園です。
グラバー庭園からは長崎の街と長崎湾が見渡せます。いい眺めですよ。
二日目は唐人街と出島に行きました。
日本人って、新しいものにすぐ飛びつくのに、古いものを大事にしません。
実は私もそうです。ビデオカメラもデジカメも即買いました。(やっぱりね)
唐人街も出島も当時の建物は残念ながらありません。
明治に入り、壊してしまったのです。
今あるのは、近年に再現したものです。
長崎は他にも見たいところがたくさんあったのですが、今回は割愛しました。

午後は、JR九州長崎本線で吉野ヶ里遺跡に。吉野ヶ里遺跡があるのは佐賀県です。

佐賀といえば、
♪SAGA さが SAGA さが
 松雪泰子も佐賀 公表してねぇ
♪SAGA さが SAGA さが
 江頭も佐賀 公表するな
 さが さが 悲しい性

 という、はなわの歌で有名ですね。
私は、はなわの弟ナイツの漫才が大好きです。それからサンドウィッチマンも。んなことはどうでもいいか。
佐賀は、地元の人も認めるジミーな県です。
ガイドのおじいさんが佐賀は、吉野ヶ里以前はなにもなかったと言ってました。
関東でいえば栃木県ぐらい地味です。(栃木出身のU事工事がネタに使っています)

吉野ヶ里は、弥生時代の環濠集落です。
弥生時代といえば、稲作が始まり、のどかなイメージがありますが、実は戦が絶えなかった時代です。
吉野ヶ里も見晴らしのよい小高い丘にあります。
三重の堀に囲まれ、写真のような物見櫓があり、柵で囲ってあります。
まるで古代の要塞です。それだけ戦いが多かったということです。

吉野ヶ里を後にして、福岡県久留米に向かいました。
久留米には、某区某中学校(ホント大変だったな、思い出したくないあの頃…)で同僚だったYさんがいます。
20数年ビぶりにYさんに再会し、ウナギをご馳走になり、旧交を温めました。
昔の知り合いを訪ねるのもいいもんです。
翌日、太宰府にお詣りして、帰途につきました。
しかし、太宰府天神で、家内安全をお願いするのもなんだかなあ…、わが家には今のところ受験は皆無です。

次も友人がいる函館、沖縄、名古屋に行こうかな。その時は奢ってもらうつもりです。



★★2012年3月号

「歌川広重の東海道五十三次」の薩た峠(さったとうげ)の旅編「歌川広重の東海道五十三次」の薩た峠(さったとうげ)

30日(金)に、日帰りで薩た峠(さったとうげ)に行きました。
薩た峠は、東海道五十三次の由比と興津の間にある峠です。
現在の住所でいうと、静岡市清水区にあります。
薩た峠と聞いて、すぐに歌川広重の東海道五十三次を思い浮かべた人はかなりの歴史通です。

この写真と同じ場所から広重が由比を描きました。
写真ではわかりにくいとおもいますが、中央に雪を抱いた富士山が写っています。
広重の絵では左の山がかなり急峻な崖となっていますが、写真ではなだらかになっています。
これは広重が絵を描いた後に、土砂崩れがあったためです。

薩た峠は、東海道五十三次のなかで、広重が描いた当時と変わらない景色だといわれています。
観光地というわかではありませんが、歴史好きは一度は訪ねてみたい場所です。
春風に誘われて、薩?峠をさったのでした。(寒っ!)




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