目黒先生旅日記・2010年 なんと! 10周年



2010年になりました。
この旅日記も、なんと!! 10年目になりました!
今年もお楽しみにぃ〜♪♪

天竜寺の庭園

★★2010年12月号

「日帰り京都の旅編」

「そうだ!京都へ行こう」ということで、12月7日、JR東海のツアーを利用し、日帰りで京都に行ってきました。
京都は10年ぶりくらいです。
新幹線「のぞみ」で、9時過ぎに京都駅に着きました。
所要時間2時間余、早いですねぇ。
駅からバスで天竜寺に行きました。
京都のお寺はどこも庭が素晴らしいのですが、なかでも写真の嵐山を借景にとりいれた天竜寺の庭園がいい。
この庭は池泉回遊式庭園というそうです。
この日は紅葉も過ぎ、平日だったので、観光客が少ないだろうと思っていましたが、
どうしてどうして、嵐山の渡月橋の周辺は修学旅行生などで人出が多かったです。
しかし、嵯峨野は人が少なくゆっくり見てまわることができました。
今回は常寂光寺、祇王寺、落柿舎を見ました。
私は京都では嵯峨野がいちばん好きです。
ガイドさんによると、京都の年間の観光客はなんと!
5千万人にのぼるそうです。すんごいですねぇ。
その後、金戒光明寺に行きました。ここは初めてです。
幕末、幕府から京都守護職に任じられた会津藩は、ここ金戒光明寺に本陣を置きました。
京都の人は親しみをこめて「黒谷さん」(金戒光明寺の地名)と呼んでいます。
精進料理の昼食を食べ、真如堂、南禅寺と回り、午後7時2分の新幹線で帰途につきました。
疲れたぁー。。
最後に一言、京都に行くなら12月から2月か、または8月がいいですよ。
桜や紅葉の時期はバスが駐車場に入るだけで1時間はかかるそうです。
今度は厳冬の青森に行こうかな。


高野辰之記念館と高野辰之の銅像

★★2010年9月号

「野沢温泉と高野辰之の旅編」

♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端霞深し〜文部省唱歌「朧月夜」の一節ですが、作詞した高野辰之は野沢温泉の春の情景を詩にしたといわれています。
菜の花は野沢菜の花です。
今でも春になると黄色いじゅうたんに覆われます。

高野辰之は「朧月夜」のほかに「ふるさと」、「紅葉」、「春の小川」の作詞をしています。
高野辰之作詞の唱歌が愛されているのは、詩がわかりやすく、多くの人が郷愁を覚えるということにあると思います。
私は20数年前に、夏合宿で野沢温泉を訪れたとき、ここが「朧月夜」に歌われた地であることを知り、すごく好きになりました。
というのは「朧月夜」は私がいちばん好きな唱歌だったからです。

その後、転勤したこともあり、野沢温泉とは疎遠になっていましたが、いつかまた来たいと思っていました。
今回、久しぶりに訪れた野沢温泉は、まったく昔と変わっていなかったのがうれしかったです。
今、日本の温泉や観光地はバブル崩壊後、閉鎖してしまった旅館や民宿がたくさんあります。
でも野沢温泉はそういったこともほとんどなく、昔見た光景と同じでした。
ここには12の外湯がありますが、外湯もまったく変わっていませんでした。
野沢温泉は熱いのですが、ほんとに体にいい温泉です。お湯からあがっても汗がすぐに乾きます。
私は一日で5つの外湯に入りました。それでも湯上りは爽快でした。
確か野沢温泉は、日本の温泉ランキングでも東日本で草津の次くらいだったと記憶しています。

翌日、野沢温泉の隣、中野市にある高野辰之記念館を見学しました。
写真は記念館と高野辰之の銅像です。
記念館から「うさぎ追いしかの山」が見えます。
「故郷」はこの地を歌ったんだということが実感できます。
また、近くには高野達之の生家があり、現在も縁者の方がお住まいだそうです。

飯山、野沢温泉、志賀高原は長野県の北に位置し、北信と呼ばれています。
春夏秋冬いつ行っても素晴らしいのですが、
高野辰之や中山晋平(大正、昭和初期の作曲家、童謡「シャボン玉」「背比べ」「青い目をした人形」や「東京音頭」などを作曲しました)を輩出した地でもあり、記念館なども尋ねて見てはいかがでしょう か。


樹齢1500年のエドヒガンの巨木

★★2010年4月号

「尾張の旅編」

今回は青春18キップを利用して、二泊三日の旅です。
まずは江戸時代の宿場町の町並が保存されている妻籠宿から峠を越えて岐阜県馬籠まで約8qを歩きました。
ビックリしたのは外国人が多いことです。
NYタイムスで馬籠宿が紹介されてから訪れる外国人観光客が多いのだそうです。
この日、フジTVの「めざカルチャー」(?)の録画撮りをしていました。
松尾翠アナが外国人にインタビューしていました。
松尾アナって小柄で可愛いですね。
でも私のお気に入りはテレ朝の加藤真輝子アナ、朝の番組で天気予報をやっています。美人ですよ。そんなことはどうでもいいか。
翌日は岐阜県へ、大垣から樽見鉄道という超ローカル線に乗って終点樽見に、平日にもかかわらず超満員です。
乗客のお目当ては1本の桜です。それは根尾谷の薄墨桜というんです。
福島県三春町の滝桜、山梨県北杜市の山高神代桜と並ぶ日本三大桜です。
樹齢1500年のエドヒガンの巨木です(写真)。
継体天皇が植えたって碑には書いてありました。まさかね。それにしてもみごとです。
運良くちょうど満開に間にあいました。
この後、彦根城を見学して、名古屋に泊まりました。
翌日は名古屋城へ、すんごいです。
名古屋城って、17世紀初めに築城されたのに、なんと城の中にはエレベーターが!日本の技術はすばらしいですね」(そんなわけえないじゃろ!)
その後、犬山城に、明治になったとき取り壊されず、当時のままに天守閣が残されています。
こじんまりした三層の城ですがなかなか魅力的な城です。
犬山城は尾張藩の家老成瀬氏の城だそうです。さすが御三家です。
というわけで、今回の旅は尾張。



越後山脈を背に湯沢高原スキー

★★2010年1月号

「越後湯沢スキーの旅編」

1月の末にかっての同僚6人と越後湯沢にスキーに行ってきました。
往復新幹線 でホテルに1泊という今時豪勢なスキーです。
土曜の朝、出発して、この日は石打丸山スキー場 で午後4時まで滑りました。
石打丸山スキー場はたぶん30年ぶりくらいです。
滑っていると少し づつ昔を思い出してきました。
まだ、新幹線も高速もなく、上野発の満員の夜行列車で座ることができなかったこと、
4時過ぎに着き、リフト待ちが30分近くもあったことなど今では考えられないくらいスキーがブームでした。
われわれ一行は一人を除いて年齢が50代異常、失礼、以上という強者でしたので、
1時間滑って は休憩という具合で、いやー、年はとりたくないものだと思いました。
なかでいちばん元気だっ たのが、この私です。最年長です。来年からはシーズン券を買おうかな?
最近はウインタースポーツ人口は減少しているという話ですが、なんの、なんの南野陽子(笑 )けっこうな人出です。
新幹線で東京から1時間30分という近さが原因かな。
夜は夜でおいしいお 酒と大露天風呂でまったりしました。うーん、極楽極楽、って、爺さんだね。
日曜日はロープウェーで湯沢高原へ、さすがにここは標高が高いだけに、石打に比べて雪質がいいです。
それに晴れ、この時期にしては暖かい日で、写真に見られるように、越後山脈がよく見えました。
帰りは新潟名物へぎそばを堪能して、帰途につきました。しかし、月曜日からの仕事はきつかった…ジャンジャン。




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