目黒先生旅日記・2006年



2006年になりました。
久しぶりの旅日記です。なんと!!もう夏も終わりというのに、2006年初です。
今年もどんなところが紹介されるのか楽しみです♪



★★2006年11月号

「鎌倉ハイキング」

生活習慣病よりも過労死が心配な目黒です。
25日(土)に鎌倉に行ってきました。
この日は、小春日和の暖かい日でハイキングには絶好の日でした。
鎌倉は私の大好きな町の一つです。
中学校の時、修学旅行で初めて鎌倉に行きました。
何年前かって、そんな昔のことはとっくに忘れちまった。
鎌倉は以前から校外学習で何度か来ていますが、その時は、北鎌倉や鶴岡八幡宮あたりを見ていました。
今回はが久しぶりに鎌倉大仏で有名な高徳院に行きました。
ここには 鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼には 美男におわす夏木立かな  という歌碑があります。
大仏が美男だって、誰やねん、あんな顔色の悪いヤツのどこが美男なもんかって、
あのね、キミキミ、顔が青いのは病気じゃなくて、あれは緑青といって銅が錆びたの、それに鎌倉や…の作者は与謝野晶子ですよ。
そんなわけで、鎌倉といえばやっぱり大仏ですね。
瑞泉寺の風情が何ともいいって、いうやつ、そんなやつは正しい中学生でないと私は断言します。
中学生はただ大きいかきれいかという単純な理由で感動するのです。
私もそうでした。
ところで、大仏さんとお地蔵さんが喧嘩した。
さあ、勝ったのはどっち?
正解はお地蔵さん。お地蔵さんが大仏さんに「ぶつぞう」と言ったら、大仏が答えた「どうぞう」うまいね、どうも山田君ざぶとん一枚!
えー、それから長谷寺を見学し、極楽寺を廻りました。
長谷寺では中国人らしき人からカタコトの日本語で「あの海は何というのですか?」と聞かれて、
「That sea is Pacific Ocean」って英語で教えてあげたら、けげんな顔をしていました。ジャンジャン。



(あるじより)長谷寺って梅雨の時期に紫陽花で有名なお寺でしたっけ?
       数年前にその時期に行ったら、すごい綺麗でした!
       鎌倉大仏も中に入ると階段が狭くて狭くて。それでも譲り合って(本当は押し合いながら)昇りましたけど(笑)




★★2006年10月号

「秋の陣馬山」

体育の日に休みがとれました。
9日は天気予報では快晴、こりゃ、久々に山さ行くべ。
この日を逃したら今度はいつ行けっかわかんねえぞ。(只見弁です)
そこで、今回登ったのは八王子と神奈川県の県境に位置する陣馬山、陣馬山は実は二回目、前回は確か五年前の春でしたね。
5時10分、東川口から電車に乗り、高尾へ。
高尾7時発のバスに乗る。
浅川に沿うようにバスは走る。
市街地を抜けると山が両側から迫り、ここが東京だと信じられない田舎の風景だ。
また、八王子市恩方は童謡「夕焼け小焼け」の作詞者中村雨紅のふるさと、
♪夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る…今でも歌と同じ情景が車窓に展開する。いいところですよ。
陣馬街道は裏甲州街道ともいわれ、武蔵と甲斐を結ぶ街道でもあった。
参勤交代の大名行列を避け、江戸へ急ぐ商人や庶民のルートとしてとして利用されてきた歴史の道でもあります。
終点陣馬高原下からは杉林の暗い樹林帯のなかを和田峠をめざして登る。
およそ1時間30分ほどで陣馬山山頂へ到着。
標高857m、戦国時代に北条氏と武田氏が対陣したときに、陣張(じんばり)山と呼ばれたのが、後に陣馬山と呼ばれるようになったということです。
頂上は、360度の展望、北に日光連山、東に三浦半島とキラキラ光る東京湾、西には秩父の山並み、
そして南には富士山と丹沢の山並み(写真参照)近くの山は緑に、遠くの山は霞がかかった青に見える。
青い山脈とはまさにこのことを言うんだと思った。
日光連山や東京湾が見られるのは非常に珍しいということだった。
これも金曜日に発達して日本列島に被害をもたらした低気圧の置きみやげだ。
低気圧さんありがとう。
着いたのが10時頃だったせいか、人はそんなに多くありませんでした。
写真を撮り、下山しました。
下山は神奈川県藤野町へ降ることにしました。
いつも驚くことですが、秩父や奥多摩には急峻な山肌を切り開いて家があります。
土砂崩れの心配はないのだろうかととても気になります。
余計なお世話だよと言われそうですが。
車道に出ると、3軒の鉱泉宿があります。
ひなびていていい雰囲気なんです。
そのうちの陣渓園の風呂には3年前の春に入浴したことがありました。
こじんまりとした風呂でした。まるでつげ義春の漫画に出てきそうなところです。
そこから、中央線の藤野駅まで歩き、電車に乗って帰宅しました。
家に着いたのは午後2時前でした。
陣馬山は手軽にいける山です。
車を利用すれば、和田峠の駐車場に車を置いて、歩いて約30分で頂上に着きます。
展望が抜群の山です。
陣馬温泉の日帰り入浴をと兼ねて陽気のいい季節に一度行かれてはいかがでしょうか、
私おすすめのお手軽自然体験コースです。

【ジョーク】
この間、ある先生に「シジュウカラ(鳥です)の名前のいわれをご存知ですか?」と聞かれたので
「いつも留守にしているからじゃないですか」と答えてひんしゅくを買いました。



(あるじより)本当に、まさに「青い山脈」ですね。写真から澄んだ空気の感じが伝わってきました。
       車を利用すれば、歩いて約30分で頂上とは…、お手軽に自然を満喫できるのにはビックリ!
       家に着いたのは午後2時前だし…。すぐそこみたい(笑)




★★2006年8月号

「ヤナギラン咲く高峰高原日帰りバスの旅」

いやー、ホントに、年々多忙になる昨今です。
これじゃ、いつ倒れても不思議ではないと思うのですが、愚痴をこぼせば、
「じゃ、やめたら」といわれるのがせいぜいです。住みにくい世の中になったもんです。責任者出てこい! (昔、人生幸朗っていう漫才師がよくぼやき漫才で責任者出てこい!っていってましたが、誰も知らないだろうあ)
まっ、そんなわけでくすぶっていましたが、やっと夏休みになり、久しぶりに出かけることにしました。
行ってきたのは高峰高原、標高2000mの高層湿原池ノ平、一部では知られています。
今回は考えるのがメンドウだったので、新聞に載っていた「ヤナギラン咲く高峰高原日帰りバスの旅」というやつを申し込み、8月21日(日)新宿に集合、最近のバスはトイレつきなどが多いので、豪華バスで行くのかと思ったら、ありゃま、マイクロバスだわ。
なんでマイクロバスなのかは後でわかった。
関越道で小諸まで行き、群馬にいたる地蔵峠までうねうねと登る。
そこから細い山道を走り、11時頃、池ノ平着、木道を歩くと、さすがに山はもう秋の気配がただよう、涼しい。
今はマツムシソウ、ヤナギランが見頃だ。
高山植物の女王コマクサのあるところまで行くが、すでに花は終わり、ここで昼食をとり、再びバスで高峰高原へ。
この道は未舗装の林道で大型バスは無理、ナルホド。
高峰高原では高峰山に登り、下山後、温泉で汗を流し、帰ってきました。
やっぱ、山は最高だわ。久しぶりに命の洗濯をしたぞ。さて、つぎはいつ行けるのかな、ジャン、ジャン。
 

(あるじより)「つぎはいつ行けるのかな、ジャン、ジャン。」ですか・・・。忙しくて倒れないでくださいね。
       今年は好きな山にたくさん行けるといいですね〜。期待してまぁ〜す!

BACK