目黒先生旅日記・2003年後半編


2003年8月号

 

磐梯山で「万歳三唱」  「うわーっ!ううっ、があーッ! … バカヤロー!殺す気か!!」(ダチョウ倶楽部の上島竜平の口調で)
と言うわけで、最近、あまりの忙しさとストレスのためすぎのため、爆発してしまいました。(ストレスためずに、金ためろ!)
まあ、なんちゅうか、世の中もおかしいが、ホント、狂いそうです。私。この二ヶ月山へも行けず、ひたすら仕事に追われ、欲求不満とストレスでくすぶっていました。
8月に入って、やっと、休みがとれ、8月2〜4日に帰省しまして、そして、念願の磐梯山(1,819m)に登ってきました。磐梯山は、別名会津富士と呼ばれ、猪苗代湖 とならぶ会津の象徴です。そういえば、高校の校歌にも磐梯山と猪苗代湖があったなぁ。うっうっ、高校の時の嫌な思い出が…。
さて、4日早朝、磐梯ゴールドラインの中腹にある八方台に駐車して、登山開始。
30分ほどブナと白樺の樹林帯と行くと、中の湯温泉跡に着く。かっては、1軒の温泉宿があったのだが、今は廃業して建物が朽ち果てようとしている。辺りは卵の腐っ たような硫化水素のにおいがし、宿の前の池は乳白色である。池の近くにぼこぼこと温泉が涌いている。手を入れるとかなり熱い。こんなにいい温泉が営業しないなんて もったいないなあと思う。
中の湯を過ぎ、急な登りにさしかかると、登山道の左半分が大きくえぐれている。ここが明治21年の磐梯山の大噴火で吹っ飛んだ跡らしい。眼下に桧原湖などの湖沼 が見えるが、今日はひどく暑いが(伊勢崎で38度を記録した)眼下は乳白色で眺めは日光だ。違ったイマイチ(今市)だ。
さらに登ること1時間余、途中お花畑に寄り道をして、弘法清水に到着する。ここには売店があり、たくさんの人が休憩をしている。その名のとおり冷たい清水があ り、渇いたのどをうるおす。
弘法清水から急な登りを登るとほどなく磐梯山の頂上だ。あいにくガスって猪苗代湖も会津盆地も見えない。うーん、残念、頂上にも10名前後の人、8月の月曜日と はいえ、これだけの人がいるのだから、土、日の人出はすごいだろうなと思った。
下山路で誰も見ていないのを確認してからお約束の「万歳(バンダイ)三唱」をする。これがやりたかったのだ。
帰りは、柳津温泉に入って、あわただしくその日のうちに、只見線、新幹線と乗り継いで帰宅した。時計を見たら9時を過ぎていた。 
わずか三日という短い期間ではあったが、故郷へ帰り、山へも登って英気を養った。
仕事人間はいけません。人間大切なのは、心の豊かさだとつくづく思う今日この頃です。

写真は、中の湯の前の沼です。

 

(あるじより)しばらくぶりですね!仕事ばっかりしてるとひからびちゃいますよ〜(^o^)冗談です・・・
今回は『世界ムツカシ話』だそうです。


「世界ムツカシ話」
●その2「フランダースの犬」
昔々、あるところで、ネロ少年とパトラッシュがなかよく暮らしていました。
ある日、二人が散歩をしていると、ハワイアン音楽が流れてきました。
あれまっ、音楽にあわせてなんと、パトラッシュが腰を振り降り踊り出してしまいした。
そうです。パトラッシュは、本当はフランダースの犬ではなくて、フラダンスの犬だったのです。 ー終ー

まあ、こんなもんです

(あるじより)
(ーー;)(ーー;)ウゥゥゥ〜コメントが難しい・・・

 


2003年12月号

 

今回は伊豆の旅「天城峠」です。
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た」
川端康成の名作「伊豆の踊り子」の書き出しである。
川端康成は十九歳の頃、伊豆を旅している。「伊豆の踊子」はこのときの体験をもとにした小説である。
旧制高校生の私が踊り子の一行と出会ったのが天城峠。
現在、天城峠は、新道ができ、踊りの子一行が通った旧天城峠は、明治時代にできた隧道とともに昔の面影を残したままひっそりとたたずんでいる。
12月21日、修善寺に泊まった翌日、バスで天城峠まで行き、旧道を歩いてみた。
小説のようなつづら折りの道が続く。日曜日の好天とはいえ、さすがに年の瀬である。観光客は少ない。
トンネルの中を歩いた。冷たいしずくが滴る。
  「伊豆の踊子」は、何回も映画化され、当時の人気女優が踊り子役を演じた。
初めて映画化されたのは昭和8年、踊り子役は当時の大女優田中絹代、それから美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵が演じた。
私にとって「伊豆の踊り子」といえば、なんといっても吉永小百合である。学生の役は高橋英樹だった。小説は高校生の頃読んだ。短編だったが一気に読んだことを記憶している。
また、天城峠は、松本清張の傑作(と私は思う)「天城越え」の舞台でもある。
私事であるが、大学生の時、サークルの合宿で湯が島温泉に泊まったのも伊豆の懐かしい思い出である。
写真は天城峠です。

 

(あるじより)またまたしばらくぶりですね!私が知っている「伊豆の踊り子」の映画は松田聖子です。
踊り子役を演じた女優さんってこんなにたくさんいたなんて知りませんでした。
また次回の旅日記、2004年はどちらがstartになるのでしょうか。楽しみにしています(^o^)