アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

スターシップオペレーターズ


 3月16日(水)

 エルロイ率いる王国軍の精鋭艦隊が、アマテラスを攻める。
 1対5という圧倒的に不利な状況で、艦長は、乗員の退艦を勧める。
 ……沈痛な面持ちの、艦長やシノンたち。
 やがて、1人の女性――荻野セイが、退艦を申し出てくる。
 だが、彼女の真意は、艦の外から彼らを支援することにあった……。
「1人だけねえ……」
「能登が告白したので、誰も降りられなくなりますた(・∀・)」
「連帯感とか、生まれてるんだよ」
「誰も、言い出せなくなっているだけだと思うが……」
「降りたヤツは、卑怯者裏切者ですね(・∀・)」
 セイは、自分が単独で物資を集め、それを仲間に送るつもりなのだ。
「これは、すばらしい、ほとばしりっぷりですね(・∀・)」
「まさに紙芝居だ(;´Д`)」
 シノンの考えた無茶な作戦を、技術士官は『可能』だと判断する。
「よくわかんないですぅー(・∀・)」
「声優も、たぶんわかってないな」
「微妙に言えてないのは、そのせいか(;´Д`)」
「カタカナの専門用語が多くて、難しいんですよ……」
ぬるぽ(・∀・)!」
「……がっ?」
「脚本家……まさか、実況受けを狙ったんじゃなかろうな……」
「『null-point』っていうんですよね、本当は?」
「しかし、あえて使う必要のない言葉でありましょう、そんなものは(;´Д`)」
 ――シノンの考える作戦とは、重力制御による、高速回頭である。
 それで、周囲から迫る敵艦を、撃ち落そうというのだ。
「なんか、微妙な作戦ですな……」
「普通の戦艦の主砲塔に、アマテラス自体を見立てるで、いいのかな?」
「そんな感じだろうね。艦内に重心を作って、回転させるのだろう」
「無回転砲塔の戦車というほうが、妥当な喩え方ですかな」
「カコイイCGの戦艦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「微妙……」「ヤシガニアニメのCGを思い出した_| ̄|○」
 アマテラスは、TV局に、『ライブで中継』をするように依頼する。
「今までは、リアルタイムじゃなかったのかよΣ(゚Д゚;)」
「とんだ、やらせ番組ですね(・∀・)」
 ――ついに、戦闘開始。無論、TVの映像は、敵艦へも伝わっている。
「えーと、戦闘中に、TVを見ていていいんでしょうか……この人たちは?」
「敵艦の内部が、見られるわけだし……参考には、なるだろうと思うが」
 技術士官は、作戦どおりに、重力場を展開していく――。
「ぬるぽ(・∀・)」「ガッ!」「それは、もういいから……」
 2隻の艦が、アマテラスの挟撃体勢に入る。
 敵艦の動きを、TVの音声で知ることのできる、王国軍。
 ……だが、なぜか索敵班の報告が、中継と食い違ってきてしまう。
 『TVでも言っている
 だから、敵艦は、別の味方艦を攻撃するのだ――。
 王国の戦艦『マリアナ』の艦長は、そう断言する。
 それは、索敵班の観測が、間違っているだけなのだ――と。
「こいつ、バカだ(;´Д`)」
「超無能艦長キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「TVを、そこまで信用できる大人って……」
「一般大衆とは、そういうものです_| ̄|○」
「でも、軍人だろ、こいつは?」
「これこそが、『ゆとり教育』の賜物というものですね(・∀・)」
「それだけ、TVが絶対的な存在になってるって……ことなんだろうね」
「放送倫理もクソもないわけですな、マスゴミめ……」
 『敵は、こちらに向かっている
 再び、索敵班からもたらされる情報を、艦長は信じない。
 けれども、レーダーには、はっきりと、こちらに向かう敵艦の姿が――。
TVと違うぞ(・∀・)!」
「すごいよ、本物のバカだ(;´Д`)」
「罠だっ!」
 ようやく、これが敵の罠だと気付くも、時すでに遅し……。
 マリアナは、アマテラスの主砲――プラズマキャノンの餌食となった。
「これは、カコイイCGの、戦闘シーンですね(・∀・)」
「これは、だめだ_| ̄|○」「迫力ない……」「見事に、しょぼいな……」
 高速回頭により、別の艦を、あっという間に正面に捉える、アマテラス。
 ――こうして、瞬く間に、4隻の敵艦を撃沈する。
 ただし、最後の1隻だけは、距離がありすぎたため、撃沈には至らず。
 艦長のエルロイは、接近しての再攻撃を命じた。
 アマテラスには、反撃するだけの力は、残っていないと見越して……。
「一方的すぎて、つまらんな」
「敵がバカすぎて、不利な条件が、全然不利に働かない_| ̄|○」
「シノンの描いた設計図のとおりに、敵が動いているからな」
不確定要素は、存在しないのですか_| ̄|○」
「脚本家は、シノンを、諸葛孔明にしたいのだろうけど」
「脚本家が、孔明になってますが_| ̄|○」
アークエンジェルなみに、沈みそうもないからな、アマテラスは」
戦闘中の不意の状況変化っていうのが、ないんですよねー」
「突然、主砲が撃てなくなったりとか?」
「それで、戦闘中に無理に修理しようとして……なんとか直るけど……」
「修理に出た人間が、行方不明になったり……か」
「後々、洗脳されて、敵として再登場しますか(・∀・)」
「それでも、いいけど……」
「その間、艦は必死に回避行動をとり続けるわけですな」
「それで、敵の方も不審に思って、その理由を考えてみたりするの」
「敵は、攻撃手段がないのです(・∀・)」「ならば突撃!」
「――その時、修理が完了したとの報告がっ!!」
「主砲、てーっ!」「なんだとぉーΣ(゚Д゚;)」「バカなッ、なぜ撃てるΣ(゚Д゚;)」
「そういう、咄嗟の判断とか、瞬間的な心の動きみたいなのとかをね」
「しかし……言うなれば、『詰め将棋』なんだよね、この作品って」
「対戦ですら、ないのですね(・∀・)」
「だから、何も考えてないような敵しか、出てこなかったのか_| ̄|○」




 3月9日(水)

「成田(・∀・)?」
 地球までやってきた、キビの間宮元総理。
 日本の首相と接触し、国連を動かそうと企んでいるようだが……。
「そういう話なんだ……」「こんなに、簡単に行き来できるのね」
「スターシップクオリティに、不可能は、ありません(・∀・)」
「てっきり、地球側の手の届かない辺境だとばかり思っていたが」
「日本が、アマテラスに援軍を送ったりとか、できないのかな?」
「平和主義じゃないんですか(・∀・)?」
「そのへんの説明が、まるでないからね」
「少なくとも、生活物資の支援くらいは、できたんじゃないかなあ……」
「北朝鮮を、支援できるくらいだからね……」
「着替えキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 AGIによるパーティーに、アマテラスの主要メンバーが、招待された。
「アマテラスを支援……ていうか商売してる、企業ですね」
 すっかり恋人関係の、シノンと……おやっさんこと、機関長。
「仮にも、ヒロインの彼氏の名前くらいは、覚えてあげましょうよ……」
「覚えた瞬間に、死にますよ(・∀・)」
「サブタイトルが、『サドン・デス』だっけ、今回?」
「どうみても、おやっさんが、あぼーんする話なんですが(;´Д`)」
 ――国家主席たる『議長』の死後、王国は混乱している。
 権力争いも、激化しているもよう……。
「王国なのに、は、いないのですか(・∀・)?」
「そもそも、『王国』っていうのが、覇権主義国家への蔑称らしいし」
「軍人とか、自ら『王国』を名乗っていたような(;´Д`)」
「それは、まさに、スターシップクオリティのたまものですね(・∀・)」
「エルロイ提督(*´Д`)ハァハァ」
「女狐め(・∀・)」
 相手側の都合で、パーティー会場を突然変更されてしまった、一行。
 それでも、彼らは、少し質素な感じのするパーティーを楽しんでいた。
 学生ノリで楽しんでほしいと、主催者側の人は、彼らをもてなす。
「こいつらは、いつでも学生ノリですが……」
「グラスの持ち方が、なんか……すごく持ちにくそうなんだけど」
「すべって落としそうだよね……」
 ――だが、そんな彼らの留守に、艦に忍び寄る謎の影があった。
「MSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「パワードスーツとか、そんな感じかな? 大きくは、ないよね?」
 寄港中のアマテラスに、奇襲をかける、王国の突撃部隊。
「なんか、いきなり戦場が、狭くなったような気が(;´Д`)」
「今までずっと、超遠距離で撃ち合いしてたんだよね……」
「こっちの方が、アニメ的には、面白いかなと」
 偶然、整備班の撮影をしていたTV局は、その様子を全世界に伝える。
「ヤラセ番組キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「強盗が入ると知ってて、銀行に取材に行くようなものか」
「それって、犯罪を幇助したことに、ならないかな?」
「戦争なので……」
 艦内で、敵を迎撃しようとする、居残り組の面々。
 所属不明状態の敵を逃がせば、証拠を掴むことができない。
 捕虜を得るために、機関長たちは、パワーローダーで発進する。
「深追いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 その頃、シノンたちは、電気系統の故障によって閉じ込められていた。
「会場の変更って、罠だったんだね」
「TV局と同じく、AGIも、王国と共謀していたわけか」
「政治的な、取り引きっていうのかな……」
「パワーローダー、機動性なさそうですよ(;´Д`)」
「作業用なんだろうね、基本的に……」
「的になりに行くようなものだな。引き返した方が、良いと思うが」
「無謀キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 惑星側に、『危機感を与える』目的を達成して、敵は撤収を始める。
 味方の言葉を無視して、それを追いかける、機関長。
「シノンのために……なにか、してあげたいんだ。わかるけど……」
「おやっさん、もういいから、早く艦に戻ってくれ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 シノンたちが、中継で、その様子を見ている前で――。
 敵の反撃を受けた、機関長は……。
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
あまりにもミエミエな展開に、ワラタ(・∀・)」
「笑っちゃ、いけない場面だよ……」
「しかし、これでは、脚本が彼を殺したくて堪らないようにしか見えないし」
「……泣かせてほしいんですが_| ̄|○」
「リアル感を出そうとしすぎて、淡々とした演出に、なっちゃってるね」
「おやっさんが、迫りくるミサイルに驚愕するシーンとか、あれば……」
「……俺は、こんなところで死ぬわけには……すまん、シノンッ!?」
「ドカーン!!」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「仲間を庇って死ぬ……なんていうのも、格好良かったかもね」
「仲間は、アサーリ吹き飛ばされてましたが(・∀・)」
「よけられないんだよ……作業用だから、速く動けないんだ_| ̄|○」
「そんなもので出ていくなーっ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「これは、とても人の心を討つ、感動的なアニメですね(・∀・)」
「コウキだって、機関長の名前……」
「覚える前に、死にましたが_| ̄|○」
 ……この事態を受けて、AGIは、アマテラスとの取り引きを中止する。
「規定路線だったくせに……」
「この、加瀬という下っ端は、知らなかったのだろうけどね」
 レポーターのディータは、プロデューサーへの不信感を募らせる。
「最終回は、『アマテラス轟沈』ですか(;´Д`)」
「まぎれもなくヤラセ番組キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「どうしようもない小者だな、このプロデューサーは」
「ディータをバカにしてるのか、助けたいのか、どっちなんだろうね」
「どう考えても、反発される言い方だよな、これじゃ……」
「脚本が、もうだめぽ(・∀・)」
「他にも、いろいろなものが、駄目だと思う」




 2月2日(水)

 輸送船から、物資の補給を受ける、アマテラス。
 ――しかし、なぜか、必要な生活物資だけが、送られてこない。
「これは罠ね」
「TV局め、さては生活物資の不足を、ネタにする気だな……」
「生理用品が、不足しますた(・∀・)」
「(*´Д`)ハァハァ」「それ、すごく困るんだけど……」
 惑星国家『シュウ』に、寄港することになる、アマテラス。
 そこで、必要な物資を補充しようというのだが……。
 『女性クルーが、歓迎式典に参加する』ことが、相手側の条件。
「水着キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なんだ、このヤシガニアニメーションは_| ̄|○」
「CGなんだ……」
 CMで、勝手に自分の顔を使われて――気分の悪い、シノン。
「私も使ってまーす(・∀・)」「使ってなーい!」
「時々、変な萌え描写が入るよな、シノンは……」
 ――シュウの港に入った、アマテラス。
 シノンたちとは別に、アキホとレンナは、買出しに出かける。
「軌道エレベーターっていうのかな、こういうの?」
「SFっぽいですね(・∀・)」
 兵隊に見張られながらも、買い物を楽しむ、アキホたち。
「アキホ、かわいいよ、アキホ(*´Д`)」
「シュウって、中国系なんだ……もしかして、『周』なのかな」
「だが、大統領制か」
「さすがに、未来では、共産国家は絶滅しているようですな」
「北朝鮮も、アボーン(・∀・)?」
「さあ……」
「能登かわいいよ能登(・∀・)」
 アマテラス残留組も、中継を見ては、羨ましそうにしていた。
「レンナが、さっきから、なにか気にしてるね?」
「……妙に、時間を気にしている兵士がいるな」
「見たいアニメが、始まりそうなので(・∀・)」
「録画を、忘れたんだな_| ̄|○」
「そ、そうなの……?」
「可能性としては、なくも、ないだろうけど」
「デートの待ち合わせに間に合わないとか、だったりしてね?」
「後で、問い詰めが待っているのですね(・∀・)」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」「急な、お仕事ですからね」
 ……まあ、ともかく、歓迎式典は始まった。
「エロイ提督キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「エルロイだよ……」
 そんな中で、王国は、シュウに対して宣戦布告を行う。
 今の状態では、逃げることすらできない、アマテラス。
 レンナは、クーデターの発生を予見し、艦に戻ろうとするが……。
「エロいポーズだ(*´Д`)ハァハァ」「後ろから(゚∀゚)パンパン!」
 ――通路の電気が、落ちる。
 レンナは、挙動の怪しい兵士を薙ぎ倒し、銃を突きつけた。
「時間を気にしていたやつか……」
「彼は、アニメが見たかっただけなのに。・゚・(ノД`)・゚・。」
「待ち合わせが_| ̄|○」
 他の兵士たちにも、レンナは、本部に確認を取るように言う。
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「素人声優が_| ̄|○」
 彼女の言ったように、シュウは、宣戦布告を受けていた。
「しかし、棒読みのせいで、緊迫感でまるで出ないな」
「脇役に、まともな声優を揃えすぎたツケが_| ̄|○」
「レンナの演技も、あまり上手くないと思うがな」
 ……倒した兵が無実の場合は、謝罪もするという、レンナ。
「謝罪と賠償を要求しる(・∀・)」
「無実の兵隊さんが、かわいそうだ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「無実……かもしれないし、違うのかも、しれないし……」
 兵士たちを残し、アマテラスへ帰還するために走る、レンナたち。
「捕まったら、レイープですね(・∀・)」
 まるでスパイだというアキホに、レンナは、本物だからと答える。
「前回も、秘密の暗号通信とか、してましたしね」
 式典会場では、民衆が、暴徒と化す勢いで――、
「んー、なにに反対してるんだ、こいつらは?」
「戦争反対?」「クーデターに、反対かもしれず」
「もっと、暴れないとダメですよねえ」
「戦車で、民衆を踏み潰したり((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「今の中国とは、違うし……」
「王国(・∀・)カエレ!」「……みたいですね、民衆の方は」
 脱出のために、服を調達する、レンナたち。
「コスプレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「しかし、台詞にキレのない作品だな」
「言い回しとかが、説明的すぎて、まだるっこしい感じかも」
「スカートのホックがはまらない、アキホたん(*´Д`)ハァハァ」
「デブ(・∀・)?」
「た、たまたま、サイズが合わなかっただけ――だよ、たぶん」
 レンナの正体は、キビ自衛隊情報部所属の、スパイであった。
「デブ女のスカートが、破れますた(・∀・)」「(*´Д`)ハァハァ」
「と、とりあえず、おしりがちょっと大きいだけ……とかに」
「安産型だね」
「暴徒キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「シノンもコスプレか」「しかも、チャイナにツインテとは(;´Д`)」
「これは、盛り上がらない、ストラトス4ですね(・∀・)」
「窃盗だし……」
「非常事態だからさ……」「火事場泥棒ですね(・∀・)」
 変装したシノンたち式典組は、乗用車を盗んで、逃走を図る。
「能登、偉そうだよ、能登(;´Д`)」
「すでに、尻に敷かれているのか、タカイは?」
「あはは……がんばれーっていうか、一応、非常時ですからね」
「一応って……本当に、非常時なんだけど」
「そう見えないし_| ̄|○」
 アマテラスでも、来襲する王国軍への対応は、出来つつあった。
 ――たぶん。
「これは、頼りなさそうな、ヤン・ウェンリーですね(・∀・)」
「ヤンは、見た目は冴えない男だけどね……」
 シュウの戦艦『シェンロン』の艦長には、出頭命令が、出される。
「軍の方は、クーデターに加担しない方針かな?」
「ウォン艦長とやらは、このまま、粛清かもな」
「警備員も、ヲタ(・∀・)」
 レンナたちは、警備員を丸め込みながら、脱出行を続けていた。
 地図で抜け道を探り、宇宙からの脱出を企てる、彼女たち。
 レンナは、警備員に、自分の端末を処分するように頼む。
「これは、すばらしい、ヲタアイテムですね(・∀・)」
「レンナのファンならば、狂喜乱舞ものだな」
「ヤフオクで、高額の取引が、期待できますね(・∀・)」
「肌身離さず持ち歩きますが、何か?」
「あの、処分しろって……」
「もったいないし。まあ、政府からの追跡は、食らいそうだがな」
「ていうか、ここで引きですか?」
 ――はたして、彼女たちの脱出は、成功するのか?
 アマテラスは、迫る(はずの)王国戦艦を、撃退できるのか?
「次回も、目が離せない展開です♪」
「……そうでもないんだよねー、これが」
「あー、まあ、そういうことに、しておきましょうよ……」
「どうせまた、アマテラスに御都合全開な、話になるんだろうしなー」
「それが、スターシップクォリティーというものです(・∀・)」




 1月26日(水)

「あ、ほらほら、素敵な髭の艦長さんが♪」
「ふむ……やや、天邪鬼系の人間のようだが」
「ロイエンタール系の提督ですかな……」
「たしかに、若本規夫あたりに演じさせても合いそうでは、ある」
「王国に征服された国の、出身だったりするのかな?」
「寝返り組かも、しれんぞ」
 実力は、ありながらも……。
 王国内では、やや浮いた存在にも思われる、エルロイ艦長。
「これが、今回の敵ですか(・∀・)」
「どうだろう……もっと後で戦う、ライバル系のキャラなのかも?」
「ここで叩いておけば、味方の士気を上げられる『敵』でもあるな」
ファイナルアンサー(・∀・)」
 ――アマテラス艦内は、サンリの告白の件で、もちきり。
 告白された側のタカイも、早く返答をしろと皆にせっつかれている。
「黒髪の子が、萌えっぽい(*´Д`)」
「アキホ――か?」
 しかし、彼には、まだその答えを出すつもりは、ないらしい――。
「答えてあげないと、告白した意味が、ないんだけどなあ」
「むしろ、艦に残った奴らの、立つ瀬がないというか」
「ノリなので(・∀・)」
「今が楽しければ、それでいいのです(*´Д`)ノ」
「アホ学生どもが……」
「スパイキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「怪しいメールは、誰に送っているのでしょう?」
「王国か、スポンサーか、もっと別の、この反乱の真の首謀者か」
 ――アマテラスに、王国の『潜行艦』が迫る。
「こっちの、王国の重鎮っぽい人が、先に来ましたか……」
「気合いΣ(゚Д゚;)」
 隠密性に優れる潜行艦に、どう対処すべきかを協議する、クルー。
 そんな中、シノンは、『気合いで見つけるだけ』だと主張する。
「これは、すばらしい、天才戦術家ですね(・∀・)」
「気合いでなんとかなるなら、日本は負けてねーよ_| ̄|○」
「考えても無駄だって、言いたいのかなと」
「これが、アークエンジェルなら、どうとでもなるんですがね……」
「オパーイを揺らせば、ダメージが軽減されますよ(・∀・)」
 優秀な観測員が、敵艦の位置を探り当てようとするが……。
「セリフの意味が解りません_| ̄|○」
「フォトン(・∀・)?」「そんなタイトルのアニメが、あったような……」
「『光の粒子』のことを、『フォトン』と言うらしいが」
「このアニメ、誰が楽しんでるのかな……?」
「視聴率が、すごいことになってそうで怖いんですが(;´Д`)」
 『周囲が明るすぎて探せない』という、観測員のミユリ。
 光のカーテンに覆われた星域を見て、シノンは、妙案に辿り付く。
「根性キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「職を探すΣ(゚Д゚;)」「『蝕』だろ……」
 蝕……つまり、星に出来る影から、敵艦を発見するのだという。
「むりぽ_| ̄|○」「だからこそ、根性で――」
 分担して、しらみつぶしに調べることになった、女性クルーたち。
 合言葉は――『サンリの愛のために』である。
「工エエェ(´д`)ェエエ工」「能登、かわいいよ、能登(*´Д`)」
「これは、もうだめぽ(・∀・)」
 まるで見つかる様子もないまま、時は過ぎていく。
 シノンは、魚雷を照明にして、敵影を浮かべあがらせようと考える。
「ていうか、攻撃までに、なんでこんなに時間がかかるんだろう」
「遠いから、としか……」
「攻撃開始は、マダディスカー(・∀・)?」
「ピッチャーが、ボールを持ったまま投げてこない野球ゲームか('A`)」
「そ、その間に、球種とか、コースとかを、予測して……」
「遥か地平の彼方から、剛速球を投げてきてるんだろ……」
「銀河ネットの実況民が、雑談を始めますた(・∀・)」
 スポンサーの協力もあり、大量の魚雷を爆発させた、アマテラス。
 後は、出てくる敵を、もぐら叩きのように打ち据えるだけで――。
 もはや、勝敗は、明らかであった。なすすべなく轟沈する、潜行艦。
 王国は、アマテラスの『海賊』行為を、大々的に非難するのであった。
「深夜にやらないと、どうしようもないアニメだ_| ̄|○」
「見方によっては、楽しめる部分も、あるのだがな」
「暗いよね、画面が。それだけで、敬遠しちゃう人も、いるのかも」
「エロイ艦長の活躍に、期待ですね(・∀・)」「エルロイ……」




 1月19日(水)

「……どうぞ?」
「告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「クソアニメが_| ̄|○」
「これほど凄まじいクソ脚本も、珍しいですね(・∀・)」
「ギャグでやってるんだよね? 面白くないけどさ……」
「あ、あのね、そのね……彼女を、許してあげてほしいの」
「勝手に、1人だけでやっててほしいんだが」
「能登、かわいいけど、それは最悪だよ、能登_| ̄|○」
 ――先の戦闘で、死者を出してしまった、アマテラス。
 さらに、船外作業中に、またも危うく死にかける者が出てしまう。
「船内に戻るのに、10分もかかるんですか('A`)」
「それだけ、アマテラスという戦艦が、大きいのだろうけど……」
「10時間ぶっ続けて船外作業って、酸素もつのかなあ('A`)」
 ――艦内の士気は、著しく低下していた。
「なんと、ノリだけで始めたそうですよ、この戦い('A`)」
「馬鹿すぎるだろ、こいつら」
「いえいえ、まさか死者がでるとは思わなかったのです(・∀・)」
「ゲーム感覚で?」
 こんな状態では、『艦を降りたい』と言い出す者は、多発するもの。
 王国は、それを見越して、彼らに『心理的な揺さぶり』をかける。
 サンリ(能登)の家族を使い、降伏を勧めるのだが……。
「降伏した方がいいから、絶対に_| ̄|○」
「所詮、ノリだからな」
「また、ノリだけで、戦争継続を決定したわけですか_| ̄|○」
「そうなるね。この馬鹿どもは」
「パパンは、あぼーん(・∀・)?」
「サンリのせいで、そうなっているのかも、しれないね」
 TV局の後押しもあり、サンリは、『艦を降りたくない』と、TVで宣言。
 なぜなら、彼女には、この艦に好きな人がいるから……。
 自分は助かっても、『主謀者』と目される彼は、助からない。
 だから――彼のために、『自分は決して、艦を降りない』のだと。
「王国側が、せっかく、譲歩してくれたというのに_| ̄|○」
「ここが、分岐点だよな……泥沼化への」
 主謀者以外の、乗員の生命の安全は保障する――。
 TV局と結んだ契約の違約金も、親がなんとかしてくれる――。
 艦内では、『降伏賛成』の声が、当然のように大きくなっていく。
「実際は、降伏しても、乗員は皆殺しでしたけどね(・∀・)」
「そうやって、騙すのは、悪い国のやることだけど……」
「それは、この世界では、ありえないと考えて良さそうに思うがな」
「TV局とか、企業の力が、すごく強い世界のようですね」
「下手なことをすれば、先に王国の方が、崩壊するのだろうな」
「王国といっても、辺境の小国という話ですからね」
「戦艦も、貴重なものらしいしな」
「大人しく降伏してくれれば、国が接収して使えるわけですからね」
「だから、王国としても、乗員の生命を奪う必要などは、ないわけで」
文化祭のステージで告白するのとは、訳が違うので_| ̄|○」
「そ、そうですよね……はぁ……」
「どうやら、これが、今季最高のクソアニメのようですね(・∀・)」
「能登は、かわいいけど、能登のキャラは氏ね('A`)」
「それを面白がっている、TV局もな」
「王国も、別に圧制を布いているわけでも、なさそうだしなあ」
「愛・国・心(・∀・)!」
「その場の『ノリ』が、それに遥かに勝っているような奴らだが?」
「人が死んでるってこと、もう、忘れちゃってるのかな……」
「当然、そんな『流行』は、覚えているわけがないですよ(・∀・)」
「流行か……イベント感覚なのだろうな、あの『』にしても」
「むしろ、『』ですた(・∀・)」
「人の死を、そんな風に描く作品は、やっぱりダメだと思う」
「えぇー、擁護してくれないんですかぁー、擁護ぉー(・∀・)」
「したいんだけど……どこを、どう、擁護すればいいのかが_| ̄|○」
「サンリの声と、キャラデザ『だけ』が萌えます_| ̄|○」
「EDの、KOTOKOの歌が上手いとか」
「OPの偽KOTOKOは、あまり上手くない_| ̄|○」
「『ネギま!』より糞な作品があって、安心できますた(・∀・)」
「……セリフだけでも、もうちょっと短くできないのかな?」
ラジオドラマだったら、これでも良いと思うのだけどね」
「ギャグテイストでやってくれれば、まだ楽しめると思うのに('A`)」
「せめて、『ナデシコ』のノリだよな」
「バカばっか(・∀・)」
「『ゼノサーガ』の百式たんを、連れてこられないものかと(*´Д`)ノ」
「誰がこようと、長い台詞を言わされるだけだと思うが……」
邪神モッコス様に大暴れしていただければ、すべて解決(・∀・)!」
「ああ、それならば……大勝利は、確実だな」
 ――王国や、主人公の祖国は、完全に崩壊するかもしれないが。
「っていうか、コスモスだよ……ミハルちゃん」
「能登の声でそれを言うと、『舞HiME』の雪之っぽくて(*´Д`)」
「むしろ、『GIRLSブラボー』の雪成じゃないか、それは……」
「湯気キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「そういえば……そんなシーンも、冒頭にありましたっけねえ('A`)」
「宇宙で、普通に風呂とか、入れるものなの?」
「うーん……擬似重力とか?」
「あれは、『ガンダム』のオマージュですよ(・∀・)」
「セイラさんや、ファとかも、普通に入ってましたからな(*´Д`)」
「ふむ……『ガンダム』の裏側を狙っているわけか、これは……」
「あれも、突っ込みどころの多い作品だったり、しますし」
「それを、『アニメだから』で済ませてしまうのが、良いのだけどね」
「ミノフスキー粒子、最高(・∀・)!」
「ありえないものを、あると思わせる。それが、リアル・リアリティ!」
「名言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」




 1月12日(水)

「1話目を、見逃したわけだが」
「なんだか、盛り上がらないアニメですねえ……」
「設定に、問題が、あるのではと……」
 ――戦艦を手に入れた士官候補生が、王国に叛旗を翻した。
 その際に、テレビ局とスポンサー契約をして――。
 艦内や、戦闘の様子が、中継されることになった。
「原作が、水野良だからか、TRPGっぽい流れにも見える」
「NPCと、交渉した結果なわけですな(;´Д`)」
「なんというか、無茶というか、現実的では、ないというかな……」
「王国側からの妨害とか、ありそうですよね。報道規制とか」
「自分たちに不都合な報道になる可能性も、ありますからな」
「よほど、尊大な性質の、国家なのか……」
「戦艦の1隻くらいは、蚊トンボみたいなものなのかも」
「そのくせ、戦艦どうしの一騎打ちとか、仕掛けてくるわけだが」
「つまり、クソアニメということですね(・∀・)」
「んー、SF設定みたいなのとかは、面白いと思う」
「光の速さのレーザー攻撃、(*´Д`)ハァハァ」
「だから、見えないし――気付いた時には、攻撃を受けていると」
「普通の作品は、わざわざ、見えるように色を付けてるんだけど」
「知らないうちに、味方の攻撃が当たらないように……とか」
「奇襲に使うのなら、見えない方が、有効なのだけどね」
「えーと、よくわかりませんが、解説乙(・∀・)」
「解説セリフが多すぎるのですよ、このアニメは_| ̄|○」
「テンポ、悪いよね」
「設定的には、緊迫しているけど……ドラマとして、緩慢なのだよな」
「長々と、会話してますからね。戦闘中に……」
「ローエングリン、てー(・∀・)ノ」
「回避ーッ(・∀・)!」
「実際問題、それで良いのだろうな。戦闘中の台詞なんて……」
「取り乱さないのは、軍人として、優秀なのかもしれないけど」
「生死の狭間にいるのに、テレビの見栄え重視で、戦術をとったりな」
「スポンサー様は、神なのです(・∀・)」
「生命の値段が、軽いよね……」
「そこまでして、反乱を起こす理由が、また見えてこないのだよね」
「これは、ゲームなのですよ(・∀・)」
「頑張って持ちこたえれば、フラグが立つわけですな(・∀・)」
「何ターンぐらい、頑張ればいいのかな?」
「10ターンくらい? たぶん、イベントが起きて、助かるから」
「戦闘も、なんかターン制っぽいんだよなあ_| ̄|○」
「ゆっくり、戦術とか、考えられていいですね♪」
「『銀英伝』のゲームとかが、感覚的に近いかもしれないな」
「水野先生は、基本的には、ゲームデザイナーですので_| ̄|○」
「これは、とてもリアル志向な、アニメですね(・∀・)」
「あの戦艦、乗員が、30名しかいないらしいですね」
「今回、3人も死んだようだが……」
「大損害じゃないですか_| ̄|○」
「補充なんて、当然、されてこないんだよな……?」
「悪趣味な番組だなあ……やめた方がいいよ、こんな戦争」
「マスゴミ批判キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「面白いから、葬式やれ――なんて、冗談じゃない」
「では、次回で、最終回ということで(・∀・)」
「反乱の意義がないんなら、その方がいいよ、ゼッタイ」
「降伏しても、今なら、刑も軽いだろうしね」
「なんなら、このままバラバラになって、隠れ住むことにすれば……」
「所詮、カトンボの一員だろうしな」
「この状況で勝てる方策が、見つかりません_| ̄|○」
「絶対的な兵器も、コーディネーターも……味方には、いないから」
「戦艦の格納庫に、MSが隠してありますた(・∀・)」
「フリーダムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
種デスかよ……」
「リアル戦争アニメキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「それはそうと、キャラの識別が、まったく出来ていません_| ̄|○」
「能登(・∀・)」
能登麻美子のキャラだけは、で判りました_| ̄|○」
「優秀そうな、補給係の人とか――?」
「船外活動中に攻撃されて、死んだやつだっけ?」
「いえ、死んだのは、別の人だったような……」
「もしかして、『閉鎖空間内での人間心理』の実験でも、してる?」
「そのために、彼らは戦艦を『与えられた』――と?」
「つまり、彼らは『実験動物』なのですか_| ̄|○」
擬人化ですよ(・∀・)」
「実は、知能を持ったネズミとか、……そんな感じの?」
「そうか……『王国』というのは、彼ら自身の国では、ないのですな」
「彼らを――『創造した』者たちの、暮らす世界か」
「実験動物が死んでも、悲しくは、ないですものね……」
「彼ら自身が、『反逆』にも、意義を見出せるわけだな」
「それを見出すことも、彼らの『進化』の証であるのかも、しれません」
「見事な脳内補完ですね(・∀・)」
「だって、そうとでも考えないと、つまんなくて。・゚・(ノД`)・゚・。」
「本音キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「アニメ作品としては、ちょっとね……」
「夕方だしな。『遊戯王』の方が、まだ見ていて楽しい作品だろう」
「『ネギま!』と時間帯を変えてみては(;´Д`)」
「ぱんつとか、出ませんしね。あはは……」
「前日の『スクラン』と、同じ時間になるだけだしな――」
「あ……EDは、けっこう良い曲かも」
KOTOKOキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ていうか、なんだこれ? 声優使いすぎだろ(;´Д`)」
「『ネギま!』に対抗しているのですね(・∀・)」
「あれより、有名どころが多いような気が、するのだが……」
「それを生かせないままに、終わりそうだ_| ̄|○」


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