アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

W Wish (ダブル ウィッシュ)


 12月25日(土)

 ――最終話
 文字盤に願いをかけたときのことを思い出す、潤和。
 あれは、自分と泉奈――2人の願いが、叶ったものなのだと。
 泉奈を探す、潤和。だが、彼女の姿は、どこにもない……。
 彩夏たちは、消えようとする世界で、不安を抱えて生きていた。
「シャワーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「智たん(*´Д`)ハ……ちくしょう、智一じゃねえかよ_| ̄|○」
「うほっ(・∀・)」
「今度こそ――智たん、見えた(*´Д`)」
「んー?」「見えてないな」「見えると思えば、見えるのです(・∀・)」
 屋上でひとり、世界を見つめ続ける――『時の番人』である、智。
 泉奈と春陽――『姉』と『妹』は、家の近くの、公園にいた。
 『世界は、どうなっちゃうの?』と問う、春陽に……。
 『すべてが元の通りに戻る』と、泉奈は答える。
「泉奈さんは、自分が、消えるつもりなんだ……」
 そんな『姉』に、春陽は、『戻れなくてもいい』――と。
 潤和の『妹』に戻れば、自分は『恋人』には、なれないから……。
「智、かわいいよ、智(*´Д`)」
「無表情で、何考えてるか、わかんないやつですぅ(・∀・)」
「綺麗なのは、たしかなんだけど……」
「無感動で在ろうとして、そう在れないのが、彼女なのだろうな」
「うん。今、――ちょっと、悲しそうだったから」
 ――ようやく、彼女たちを見つけた、潤和。
 彼は、『もういちど、3人で願いをかけよう』と、提案する。
 1人の『思い』だけでは、文字盤を動かすことは、できないから。
 みんなの思いを、1つにしなければ、ならないのだと。
 たとえ、その先に、どんな結末が待っていたとしても……。
 このまま、泉奈と春陽を失いたくは、ないから――と。
「NTキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ――3人は、文字盤に、願いをかける。
 何かが起こっているのだと、彩夏たちも、感じ取っていた。
 そして――世界は、生まれ変わる。
「智さん、ちょっと、嬉しそう……」
「智たん(*´Д`)ハァハァ」
 両親がいて、幼馴染の春陽がいて……。
 そして――。
「うわ、これかよ(;´Д`)」
「転生エンドキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 母親の胎内には、新しい、生命が――。
 その子の名前は、もう、決まっている。
 ――遠野泉奈。それが、生まれてくる、女の子の名前。
「少し、ありきたりな感じも、するけどな」
「まあ、でも、ハッピーエンドなのは、いいと思いますよ♪」
「実は、双子だったりする罠(・∀・)」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」「いや、ふつうに、1人だけだし……」
「2人いっしょじゃ、ダメですか(・∀・)」
「では、名前は、『泉奈』と『存奈』ということで、ひとつ――」
「そんな……の、おかしいよ」
「損な役回りを、演じることになりそうだな。そやつは……」
「――私は、オマケなんかじゃない!」
「修羅場キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「いや、こなくていいから……」
 ――最後は、少し、無難にいきすぎてしまった印象。
「私は、これで良かったと思うけど」
「べ、……別に、これが悪いというわけでは、ないんですが(;´Д`)」
「伝説に残る、素敵で奇抜なエンドこねー_| ̄|○」
「……つばささんとか、『みんなが妹になっちゃう』エンドとか?」
「ソレダ(・∀・)」
「ゲームの、分岐の1つとしてなら、面白いのかもしれないが……」
「スタッフの皆様、おつかれさまでした♪」
「うわ、なんか勝手に、話を打ち切ってやがる人が……」
「打ち切りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「これにて、この作品に関する、お話は――終了です♪」
「お待ちくだされ! 最後に、ひとつ……智たん(*´Д`)ハァハァ」
「……よし、頃合だ。終われ」
「オワタ(・∀・)」




 12月18日(土)

 深い霧に覆われた街。
 泉奈のいる、この世界で、潤和は苦悩する。
 ――どうして、こんなことになってしまったのか。
 こんなことになると、知っていたら……。
 自分が、両親を殺してしまったという現実に、潤和は憤る。
 そして、怒りの矛先は、のうのうと生きている、泉奈へと――。
「八つ当たり……。気持ちは、解るけど」
「消えたのが、春陽だけなら、また違うのだろうけど……」
「泉奈=春陽+両親に、なってしまってますからな」
 『平気な顔して、これまで通り暮らすことなど出来ない』
 ――そう言う潤和に、『自分も平気じゃない』と、泉奈は答える。
 そうするより、他になかったのだと。
 思い出せば、こうなるから――。
 お兄ちゃんが、苦しむことになるから、ずっと、騙していたのだと。
「難しいね……」
 潤和もまた、泉奈のいない世界など、考えられないと言う。
 自分と、両親と、春陽と泉奈と、一緒に暮らしたいだけなのだと。
「こんなときこそ、2人いっしょじゃダメですか(・∀・)」
「もう、それでいいよ……」
 文字盤――。
 自分の想いを曲解した文字盤に、もう一度、願いを叶えさせる。
 潤和は、再び文字盤に願う。
 ――しかし、願いは、叶わない。なにも、起こらない。
 『ごめんね』と呟きながら外に出た泉奈は、春陽と出逢う。
「なんか、解り合っちゃってますよΣ(゚Д゚;)」
「つまり、ララァはニュータイプに目覚めたのですね(・∀・)」
「ああ、時が、見える……」
「時が見えるのは、智じゃないのかと……」
 2人の妹が、同時に存在しては、いけない世界……。
 世界を変えるためには、代償がいるのだと、智は言う。
 ならば――。
「2人の妹が、存在する世界を、作るためには――?」
「潤和が……消えれば、いい?」
「……さあ、どうかな」
「つまり、泉奈と春陽の『百合エンド』ということですね(・∀・)」
「何卒、智一を生贄に_| ̄|○」
「身内じゃないと、価値が――」
「このままいくと、『潤和消滅エンド』なわけか……?」
「あるいは、泉奈と春陽が、ともに消滅するか――」
「どちらを、主体とするかの違いでしか、ないのだけどね……」
「とんだ、呪いのアイテムだ_| ̄|○」
 この作品に、『ハッピーエンド』は、ありえるのだろうか?
「……夢を、見続ければ、いいんじゃないかな。潤和が……」
「それは、ハッピーなのか?」
 『潤和廃人エンド』と、言うのじゃなかろうか、それは……。
「少なくとも、夢を夢と気付かない間は、幸せなのでは――と」
「潤和は、それで幸せだとしても、泉奈や春陽は?」
「……ララァには、いつだって、逢えるから……」
「ニュータイプキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……ダメじゃん」
「すいません_| ̄|○」
「もはや、『人類補完計画』を、実行に移すしか_| ̄|○」
「巨大化する智とか、やめてくれ……」
「気持ち悪い(・∀・)」
「わたーしーにかーえーりなーさーいー♪」
「じゃあさ、時を戻して、すべて『なかったこと』にしようか……」
「最悪のオチキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「だって、他に、どうしようもないんだもの……」
「どうあがこうと、『バッドエンド』確定なのか_| ̄|○」




 12月11日(土)

 幼い頃の、妹――春陽との、思い出。
「川辺に咲く、一面の彼岸花が、美しい」
「綺麗ですね。景色自体が、すごく、穏やかな場所で」
「これは、ロリな『tactics』のEDですね(・∀・)」
「彼岸花の根には、毒が((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
 その光景に見惚れる兄妹の前に、両親がやってくる。
「ママン(*´Д`)ハァハァ」
「優しそうな両親で、いいですね。母親役は、千葉紗子さんかな」
「……違うっぽい」
「一年中、彼岸花の咲く地(・∀・)」
「死者の血を吸い上げて、真っ赤に染まった花((((((;゚Д゚))))))」
 父親が、潤和に見せたのが、あの『文字盤』であった。
 1つだけ、持つ人の願いを、叶えてくれるのだという。
 そこで、幼い少年は――『泉奈に会いたい』と、願ってしまう。
 願いに応えて、動き出した、文字盤。
 ――変わる、世界。
 両親が消え、春陽が消え、紡がれる、泉奈との、思い出。
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
 ……気が付くと、潤和は、雨の公園に1人、佇んでいた。
 そこへ、文字盤を抱えた泉奈が現れる。
 『ここは、私と、お兄ちゃんが望んだ世界』――そう彼女は言う。
「怖い音楽キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 自分は、双子の妹として、生まれる『はずだった』存在――。
 生まれることの、出来なかった存在なのだと、泉奈は言う。
 でもね、自分は、完全に消えてしまったわけでは、ない――。
 魂となって、ずっと、傍で見守っていたのだと、少女は言う。
「私の妹も、傍にいてくれますか(*´Д`)ノ」
「……ダメ人間に育ってしまった兄を、憂えているよ……きっと」
「文字盤を! 文字盤を、探しにいかなくては――っ!?」
 だから――『私は、お兄ちゃんの、妹』なのだと。
 ならば、『春陽は、どうして幼馴染なのか』と、潤和は問う。
 ……答えたのは、智であった。
「智たん(*´Д`)ハァハァ」
 『願いを叶えるためには、代償が必要』――なのだと。
「等価交換ですね(・∀・)」
 泉奈が生まれてくる代償として、両親は生命を落としてしまう。
 そして、春陽は、潤和の『夢の世界の住人』となった。
 本来なら、決して交わるはずのない、2つの世界。
「平行世界……?」
 けれど、夢の世界で潤和とはぐれた春陽が、こちら側に――
 真実になってしまった、こちらの世界に来てしまった。
 そして、世界のバランスは、崩れた。
 『幼馴染』は、『時の番人』の智が、彼女に与えた『設定』であった。
 『選びなさい――』
 智は、潤和に、泉奈と春陽、どちらかを選べと、選択を迫る。
「2人いっしょじゃ――」
「ダメです(・∀・)」
「『双恋』の理念が、真っ向から否定された_| ̄|○」
 どちらかを選ばねば、世界は消滅すると、智は答える。
「泉奈が必死です(・∀・)」
「それは、生きるか死ぬかの、瀬戸際なわけですし……」
「でもこれ、もともとは、泉奈が春陽を否定したからじゃないのか?」
「お兄ちゃんと、2人だけで――とか願ったせいです_| ̄|○」
「そのせいで、潤和と泉奈『だけ』が、世界に残ってしまった」
「泉奈が、消えるべき……ですか」
「もともと、いなかったんだ。こちらが――『夢』になるべきだろう」
「……でも、」
「解りました。潤和ロボを造りましょう! これで解決(・∀・)」
「春陽と、あの彼岸花の河原で暮らすのも、悪くないかも(*´Д`)」
「あの場所って、『竜宮』とか『マヨイガ』の類なのでしょうか」
「『賽の河原』じゃないの?」
「君が望む永遠が、そこには、あるのです(・∀・)」
「『拉致監禁エンド』だけは、勘弁してください。・゚・(ノД`)・゚・。」
「マナマナキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「この作品なら――やりそうなのは――秋乃……か?」
「眼鏡で、髪の色も近いからって……そんな」
「……秋乃たんに監禁されるなら、考えてもいいかも(;´Д`)」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
 揺れ動く、潤和の心。彼は、どのような決断を、下すのか……?




 12月4日(土)

 泉奈は、過去のない人なのだと――智は、潤和に告げる。
 河原で、不思議な白い霧に包まれていく、彩夏。
「湯気キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「湯気チガウ……」
 霧に包まれた街では、不思議な事件が、続発していた。
 秋乃は、『現代のミステリー』だと、喜んでいるが……。
「不思議ミステリー♪」
 そんなことを話している彼らのところに、不意に出現する、彩夏。
 彼女は、河原にいたはずなのに――どうして?
 潤和もまた、自分が、なぜここにいるのかが、解らない。
 自分は、智や、春陽と、一緒にいたはずなのに……。
「空間が、捻じ曲がってる……?」
「もともと、捻じ曲げられていたのかもね」
 泉奈が、この世界に、存在するために――。
「春陽が、本当の妹ってことで、いいのかな?」
 彼女は、そう主張する。早く、本当のことを、思い出して――と。
 でも、選ぶのは、お兄ちゃん――だとも、答えた。
「それはそうと……智たん(*´Д`)ハァハァ」
「_| ̄|○」
 霧の立ち込める公園に、不意に迷い込んでしまった、潤和。
 ――それを、じっと見つめている、智。
 追いかけても――路地の向こうへと、彼女は消えてしまう。
 何かに気付き、霧の中へ駆け込んでいく、潤和。
 泉奈は、霧の中で彼の姿を見つけるが、潤和は、気付かない。
 気付かずに、彼女を置いて、走り去ってしまう。
 ――学校の屋上で、智は、彼が来るのを、ずっと待っていた。
 そう……彼女は、最初から、すべてを、知っていたのだ。
「超設定キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「時の……番人、ですか」
 彼女は、そこで、ずっと、すべてを、見続けてきた……。
 本当のことを知りたいという潤和を、彼女は――。
 彼女は、彼の意識を、過去の、あの時へと、導く。
 すべての始まりとなった、あの日、あの時――。
 父と母がいて、妹の……春陽がいる、その時間に――。
 そして、1人、霧の中を彷徨う、泉奈は……?
「つまり、これで秋乃たんたちは、退場というわけですか_| ̄|○」
「これ以上は、ゲームをやってくれと」
「まあいい。私には、まだ、智たんが、いるのだから(*´Д`)」
「また、人外か……」
「でも、すごく面白くなりましたよね、この作品♪」
「やや失速気味の『Φなる』と、上手くバランスが取れているかも」
 ――脚本家・長谷川勝巳を、少々、見くびっていたようだ。




 11月27日(土)

「ヒキーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「みなも状態((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
 部屋に、引き篭もってしまった、泉奈。
 泉奈に、なにもしてやれない、自身の無力を嘆く、潤和。
 彼は、両親の仕事部屋で、『文字盤』を発見する。
 そこには、なくなったはずの、『アルバム』も、いっしょに……。
「泉奈さんが、隠していたわけですね」
「もっと、上手く隠しませんと(・∀・)」
「こういったものは、埋めないと、ダメですな」
「1人で、こっそりと、兄の写真を見てたんじゃ、ないかな?」
「そして、オナーニ(・∀・)」「(*´Д`)ハァハァ」
 幼い頃の自分の写真を見て、安心する、潤和。しかし――。
 そこにあるのは、自分と……春陽の写真ばかり。
 泉奈の写真など――1枚も、どこにもなかったのである。
「(ノ∀`)ウソバレター」
 ――怪しく光る、文字盤。
 潤和は、ふらふらと、炎天下の街中を、彷徨う。
 夕子に叩き起こされた春陽は、潤和に会いにいこうと考える。
「エロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「春陽さんも、変なアイテム持ってるんだ……」
 それに導かれたのか……春陽のもとに、辿り付いた、潤和。
 彼は、春陽に、『どうして泉奈の記憶がないのか』と、尋ねる。
 記憶だけでなく、記録すらないのは、どうしてなのか――?
「智キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ぁゃιぃのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「し、真紅様に、呼ばれたのかと思った(;´Д`)」
「実は、声が似てる?」
「松来も、上手くなったからね……」
「見えた(・∀・)」「黒(・∀・)!」「影ですよ、ただの――」
「ぱんつの話は、いいから……」
 智は、泉奈には、過去も――そして未来さえも、ないのだと言う。
 春陽は……泉奈は、ここにいては、いけない存在なのだと――。
 自分が妹だから、早く本当のことを、思い出せと――言う。
「泉奈、エロいよ、泉奈(*´Д`)」
 泉奈は、潤和が真実に近づいたことを、知ってしまう。
 自分は間違った――存在を許されないものでは、ないと――。
 祈るように、叫ぶのだった。
「これは……泉奈消滅エンドですか(;´Д`)」
「潤和が、泉奈にいてほしいと、望めば、たぶん……」
 ――彼女は、消えることなく、存在を許されるのだろう、きっと。
「そのために、今まで、絆を繋いできたのだろうしね」
「超展開の(・∀・)ヨカン」




 11月20日(土)

 彩夏が、海での写真を持って、家にやってきた。
 さっそく、アルバムに纏めようとする、泉奈。
 潤和は、昔の写真を見れば、記憶が戻ると考えるが――。
「それはそうと、夕子姉エロいよ(*´Д`)ハァハァ」
「腹黒キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「証拠の、隠蔽とか?」
 泉奈が言うには、昔のアルバムは、なくなってしまったのだと。
「捨てた(・∀・)」
「彼女にとって、都合の悪いものが、写っていたわけか」
「たぶん、写ってなかったんじゃないかと。彼女だけが……」
「泉奈は、伯爵と同じで、写真に写らない存在なのか?」
「写ってたじゃん、水着で――」
「(・∀・)ネコミミモードならば、写ると思います」
「いなかった……んじゃないかな?」
「潤和の記憶の断片にも、春陽しか、出てこないしなあ」
「妹になりすました、赤の他人だと?」
「血が繋がってなければ、セックルもできますね(・∀・)」
「18禁で移植しても大丈夫だ(*´Д`)」
「最近は、実の妹でも、フィクションなら大丈夫という話も……」
「ならば、実妹の方が、いいですな(*´Д`)」
「そんなことよりも(・∀・)」
 泉奈の提案で、新しいアルバムを買いにいく、潤和たち。
「逃げましたね……」
「責めたところで、どうしようも、ないからな」
「金朋うるせー_| ̄|○」
「池沼キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「無邪気、と言ってあげましょう――」
「そんなことより(・∀・)」
「……『そんなことより』ばかりだな、泉奈は。口癖なのか?」
「秋乃たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 彩夏と別れた潤和は、秋乃に会い、さらに智の姿を見つける。
 彼女を追いかけて、路地に入っていく潤和だが――。
 結局、彼女の姿は、見失ってしまう。
「ぐるぐる巻きにされた男が、転がっているのでは(*´Д`)」
「それは、秋乃の方が……」
「泉奈さんも……」
「『舞HiME』と、声優が被っているな。千葉紗子とかも――」
「ノーパンのつばさ先輩(*´Д`)ハァハァ」
「あ、春陽もか……」
「キャラ、多いですからね。あの作品……」
 ともかく――。
「解りました。智こそが、(・∀・)ネコミミモード!」
「智さんの消えた場所に、猫がいたから?」
「そうか、彼女は、ネコミミメイドの頼子さんだったのか(*´Д`)」
「声優ネタは、もういいからさ」
 ――父親のいた大学から、陸奥という男が、やってくる。
 父親の発掘した、『文字盤』についての話を聞きたいと……。
「泉奈さん、なにか隠してる」
「必死ですね(・∀・)」
 必死に、そんなものは知らないと、言い張る泉奈。
 彼女は、いったい、なにを知っているのか――?
 そして、『文字盤』とやらの、秘密とは――?
「謎めいた展開に、なってきましたね(*´Д`)」




 11月13日(土)

「海キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「水着キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「うん……」
「智……ヒトデは、かわいいか?」
「若作り先生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「本当に若いんじゃ……まだ、新任とかで」
「20過ぎですが(・∀・)?」
「エロアングル(*´Д`)ハァハァ」
「兄妹で、顔を赤くされてもな……」
「しましょうですます(・∀・)」
「ポニテの、つばさ先輩(*´Д`)ハァハァ」
 つばさの招きで、海にやってきた潤和たち――。
「というか、オールメンバーって感じですが」
「『下級生2』のように、一部のメンバーしかいないよりは」
「萌えアニメならば、こっちが正解だな」
 みんなで、ビーチバレーをすることになった。
 春陽の提案で、優勝すれば、願いを聞いてもらえることに。
 くじ引きの結果――。
「く〜じび〜きーあんば〜らーんす♪」
「……たしかにな」
 結果、泉奈と春陽が、ペアを組むことになってしまった。
「どちらも、『お兄ちゃん』と組みたかったんでしょうけど」
「(ノ∀`)アチャーなコンビですね」
 しかし、意外にも、お互いをライバル視するあまり……。
「戦績は、上々――か」
「個々の性能を、最大限に引き出してしまったようですな」
「そうこうしてるうちに、息も、合ってきましたよ」
「共通の目的が、あるうちは……ね」
「やる気のない智たん(*´Д`)ハァハァ」
 そんなわけで、優勝を決めた、泉奈・春陽ペア。
 春陽は、お願いとして、『お兄ちゃんのキス』を――
「だめです」
 と、先生に言われて、『お兄ちゃんとデート』に変更。
「先生GJ(・∀・)!」
 文句をつけようとする泉奈も封殺して、潤和を連れ去る。
「泉奈がんがれ、負けるなヽ(`Д´)ノ」
「泉奈派なのか、こいつは?」
「どっちも、どっちなんですけどね、この2人……」
「清水>新谷のもより(・∀・)」
「清水愛の方が、演技は上手いと思うけど……」
「実は、ただの判官贔屓のような気も……」
「夕子姉エロいよ(*´Д`)ハァハァ」
 波打ち際で、自分を追いかけて走る春陽に、潤和は――。
 過去の記憶を思い出しそうになり、倒れてしまう。
「……春陽さんと、引き離された?」
「引越しか……あるいは、誰かに引き取られる時の、様子か」
「浴衣キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「海で浴衣ですか(・∀・)ニヤニヤ」
「だ、大丈夫! 花火とか、上がってないし! ね!?」
 泉奈は兄に、『無理だけは、しないで』と、お願いする。
 ――優勝した人の、お願いは、聞かなければいけないと。
「泉奈いい子だよ、泉奈。・゚・(ノД`)・゚・。」
「春陽さえ、絡まなければね……」
「なんとなく、音夢と、芳乃さんの関係に、似てるといいますか」
「腹黒ですか_| ̄|○」
「あー、いや、その、お互い、意識しすぎなとこが……」
「泉奈は、腹黒だろ、思いっきり――」
「花火キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「いや、ほら、お約束だろ?」
「打ち上げてないから! 人混みとか、できてないからっ!」
「……智、かわいいよ、智_| ̄|○」
 潤和は、それでも、記憶を取り戻したいと思う。
 泉奈は、いつまでも、お兄ちゃんの傍に、いたいと思う。
 それぞれの思いを秘め、夏の夜は、更けていく。
 線香花火は、ぱちぱちと瞬き――小さな光は、落ちて消えた。
「BGMが、なんだか不気味なんですが……(汗」
「先行きの不確かさを、表しているのかも、しれないな」




 11月6日(土)

「風呂キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「さいころの、双子ね」
 今回は、こちらが先に放送されることに、なったわけだが。
「この子たちも、カワイイですよね、小さくて♪」
「ロリですね(・∀・)」
 さて、いよいよ――というか、ようやく、桜夏祭の日がきた。
「泉奈(*´Д`)ハァハァ」
「朝、妹に起こされる。うれしはずかしシチュエーション!」
「クラスメートの前で(・∀・)」
「これは、もしや、羞恥プレイですか(*´Д`)」
 潤和のクラスの出し物『お化け屋敷』も、無事に完成。
 まずは、委員長に体験を――と企む潤和たち。
「若作り先生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 偶然、様子を見にきた先生ともども、中へ放り込むと――。
「秋乃かわいいよ秋乃(*´Д`)」
「よいキャラだな」
「百合キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 これでもかというくらいに怖がってくれる、委員長であった。
「悲鳴(*´Д`)ハァハァ抱きつき(*´Д`)ハァハァ」
「……とても、楽しそうですね♪」
 南里には、絶叫系のキャラが向いているのかもしれない。
「着替えキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「泉奈エロいエロいエロいエロすぎ(*´Д`)ハァハァ」
「見えた(・∀・)!」
「惜しいっ!」
「見える見えないの問題ではなく、エロすぎて(*´Д`)ハァハァ」
「むむむ、これは、際どい――」
「靴下はくシーンとかもう、最高のエロス(*´Д`)ノ」
テコ入れか?」
 世間の評価は、どうやら『Φなる』の方が、上のようだし。
「む、むむむ、胸が、むぎゅって、うは、うはは(*´Д`)ハァハァ」
「確信犯ですね(・∀・)」
「泉奈さん、がんばってますねー」
「春陽には、負けられないからな」
「彩夏に、ぶっかけキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「これは、やりすぎ(苦笑」
「……だな」「(ノ∀`)アチャー」
 妹と、2人で学園祭を楽しむ、潤和。
 その一方で、春陽は、1人寂しく潤和の姿を探し歩くのだった。
「この春陽さんの扱いは、ちょっと、かわいそうですけど」
「前回のペナルティー、だとしてもね……」
「パンフ持ってる赤髪の子に(*´Д`)ハァハァ」
「声は、千葉紗子だな」
「大抵、こういうモブキャラは、彼女が演じてますね」
「本来のキャラが、あまり出番ないから……」
「歌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ……と思ったら、なにやってんだ、この人は……。
「こんなキャラなんだ、つばさ先輩――(笑」
「膝枕キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「泉奈かわいいよ泉奈(*´Д`)」
「必死だな(・∀・)」
 春陽のことを思い出し、探しに行こうとする潤和。
 泉奈は、そんな兄を、思い出さなくていいこともあると、留める。
 昔のことなど、思い出すな――とでも、いいうように。
「泉奈こわいよ泉奈(;´Д`)」
 しかし、花火をきっかけに、思い出してしまった潤和は――。
「萌えてますねえ(・∀・)」
「火事か? 春陽と……智の姿が、見えたような……」
 その智は、倒れた潤和を、冷ややかな瞳で、見下ろしていた。
「智たん(*´Д`)ハァハァ」
「つまり、犯人は、智……と見せかけて、智一なんですね(・∀・)」
「そう……だったんだ。不思議ミステリーな展開ですね♪」
「いや、犯人とか、関係ないから。事故だろう、ただの?」
「実は、その時すでに死んでいた泉奈たん。・゚・(ノД`)・゚・。」
「じゃあ……彼女は、もしかして、幽霊……だっただ、なんて――」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「だから、違ーう」
「解ってますよ。本当は、潤和が死んでるんですよね(・∀・)」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
「違うって……ぜったい、違うから、そんなの」
「よもや、智と智一が、同一人物で、あったとは――夢にも」
「フタナリキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ま、待って! その設定は、イヤだ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「ここはひとつ、春陽が、病院のベッドで見ている夢ということで」
「それは、すばらしい、超シナリオですね(・∀・)」
「もう……すべて、委員長の妄想だったで、いいよ……」




 10月30日(土)

「侑香たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「作画崩壊キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「お、お姫様、だっこだっ!?」
「こ、この主人公は……」
 公衆の面前で、なに考えてるんだか……。
「秋乃かわいいよ秋乃(*´Д`)」
「新谷(・∀・)氏ね」
「春陽……お前、もしかして、バカなのか_| ̄|○」
「バカキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 委員長に対抗し――怪我をして介抱されようとする、春陽。
「周囲に迷惑をかけたら、ダメですよね」
「春陽(・∀・)氏ね」
「やはり、ここは泉奈たんに(*´Д`)ハァハァしておくべきか」
「そっちもなあ……」
「修羅場キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「大変だ……」
「警察キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「夕子姉、(*´Д`)ハァハァ」
「この警官って、春陽の姉なのか?」
「詳しい説明は、まだなかったはず……ですけど」
「髪の色が、似てるし……」
「……従姉妹だそうですが」
「赤と緑でも、双子になれる世界も、ありますが(・∀・)」
「潤和と泉奈、智と智一は、似た配色だしね」
 春陽は、結局、家に連れ戻されてしまう。
「買い出しに行かされた子に萌え(*´Д`)」
 屋上に出た潤和は、そこで、智の姿を見つけた。
「みゆみゆ(*´Д`)ハァハァ」
「なんだか、意味深なことを、言っていますね」
「いつだって見てますよ(・∀・)」
「観測者――というところか、役どころとしては……?」
「SFですか? 『うた∽かた』でも、ありましたよね」
「そうだな……となれば、観測者は、あるいは潤和の方か」
 彼が選択する結果こそが、未来を決定づける――。
「まあ、ゲームだからといえば、そうなんでしょうけどね」
「超設定のヨカン(・∀・)!」
「ミステリアス智たん(*´Д`)ハァハァ」
「泉奈キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「空気嫁_| ̄|○」
「読んだからこそ……って、『神無月』でも言ったような……」
「つまり、空気の読めない人間ばかりというわけですね(・∀・)」
「入り組んでるんだと思う。それだけ、人間関係が――」
「泉奈必死だな(・∀・)」
「カメラ係のツインテたん(*´Д`)ハァハァ」
「お泊まりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「これは……な、なんてエロいシーンだ(*´Д`)ハァハァ」
「このエロパジャマで、兄に夜這いをかけるんですね(・∀・)」
「手前のポニテたんは、下は、ぱんつですか(*´Д`)ノ」
「ブルマ、じゃないかな?」
「そ、そ、それはそれで、(*´Д`)ハァハァ」
「EDが、変わったようだが……」
「……前の方が、良かったような_| ̄|○」
「でも、よく見ると面白いですよ。動きが、ちょっとづつずれてて」
「まあ、確かに……」




 10月23日(土)

 春陽と一緒に、桜夏祭前日の取材をすることになる、潤和。
「春陽かわいいよ春陽(*´Д`)」
「泉奈さんが、寂しげな視線を……」
「問い詰めクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「問い詰めはともかく、修羅場は、ありそう」
「スク水キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「テニス部(*´Д`)ハァハァ」
 取材そのものは、順調に進んでいく。
 そんな中、委員長から、泉奈に頼みごとがあるという。
 お化け屋敷で使うオブジェクトを、彼女に借りたいと――。
「侑香たん(*´Д`)ハァハァ」
「潤和と泉奈の両親が、考古学者だったわけね」
 そのため、今も発掘品の数々が、家に所蔵されていたのだった。
「でも、発掘した髑髏なんて……使っても、大丈夫でしょうか」
「呪われそうなんですが(;´Д`)」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
 一方、ようやく取材を終えた潤和と春陽。
 夕陽に染まる、校舎の中で……。
 春陽は、明日の桜夏祭を、潤和と一緒に楽しみたいという。
 幼い頃の記憶のない、潤和だったが――。
 ゆっくり思い出せばいい……と言う春陽に、心惹かれてゆく。
「うん。これは、良い雰囲気ですね♪」
「明日は、凄惨で恐ろしい修羅場のふいんきですね(・∀・)」
「お化け屋敷の髑髏は、その暗喩であるのか――」
「つまり、どちらかが死ぬと……」
「血に染まる、学園祭――それは、どちらの流す、血であるのか」
「『……どいてお兄ちゃん、そいつ殺せない!』」
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ないないないない、ありえなーい!」
「『私だけのお兄ちゃん』とか言ってますが、泉奈たん(;´Д`)」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「結末は、やはり、『お兄ちゃんを殺して私も死ぬ』ですか?」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「やばいな、これは……」
「ないですって……」
「貴方は、問い詰めの恐ろしさを、知らない(・∀・)」
「……でも、お話としては、面白くなって参りました♪」
「せっかくなので、3Pきぼん(*´Д`)ノ」
「憎しみが増幅された結果、2人は百合に目覚めます(・∀・)」
「ならば仕方ない……3Pは、委員長と智たんとで(*´Д`)」
「……よく見ろ、その中の1人は智一だぞ」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「この人たち……もう、ダメかも……」




 10月16日(土)

 学園祭の準備に忙しい、主人公――潤和。
 1人、輪に加われない級友を、教室まで引っ張って行ったりと。
「なかなか、活躍しているな」
「みゆみゆ(*´Д`)ハァハァ、侑香たん(*´Д`)ハァハァ」
「801キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ホモ氏ねヽ(`Д´)ノ」
「というか、演技が……かなり問題あるような」
「男女の双子で……男の子の方が、その気があるんですね」
「どこまで本気かは、わからないが……」
 双恋に放り込んでやれば、あれも少しは面白く……なるかな?
双恋に、男は、いらぬ」
「それだと、話がセンチメンタルジャーニー化するような」
 ……あるいは、セラフィムコールか。
「いっそ、そうなった方が、良かった_| ̄|○」
 ともかく……。
「絡まれて、潤和は彼の学園祭用の服を、だめにしてしまうと」
「ホモヤローの自業自得じゃないかヽ(`Д´)ノ」
「まあ、そうなんですけど……」
 ――そこへ、『お助けクラブ』の彩夏が登場。
 彼女は、自分に任せろと、いうのだが……。
「警察キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「金朋_| ̄|○ガンガレ」
「コミカルで、楽しいシーンでは、あるんですが」
 火災報知機を作動させてしまい、警察が駆けつけることに……。
「かなり、無理やりな展開だな」
「婦警さん(*´Д`)ハァハァ」
 やってきた婦警は、潤和の昔からの知り合いで――。
 さらに彼女は、1人の少女を潤和に会わせようとする。
「超展開ですね(・∀・)」
「超っていうか……いろいろ、端折ってる感じかも」
「妹キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ん?」
 待っていたのは、潤和を『お兄ちゃん』と呼ぶ少女――春陽。
 記憶のないはずの潤和が、なぜか名前を憶えていた少女。
 彼女は――何者なのだろうか?
 訝しみ、妬みすらも覚える、妹の泉奈であった。
「妹は、泉奈さんですよね? この子は……?」
「腹違い、とかじゃない?」
「ミルフィーユの変装ですよ(・∀・)」
「ネタキャラ……ですか?」
「声が同じなだけじゃん」
「マジレスすると、近所に住んでいた女の子らしいですね」
「マジレスって……」
「まあ、キャラとしては、いいんじゃないでしょうかね(*´Д`)」
「作品世界を、引っ掻き回してくれるキャラかも……」
「彼女の活躍如何によっては、面白くなってくるかもね」
 おそらく、この物語の鍵を握るキャラ……だと思う。
「新谷の演技が、やや微妙なところでは、あるが」
「月乃とは違うので、大丈夫ですよ(*´Д`)」
「声に萌えられる――というだけじゃないのか、もしかして?」
「重大な差異ですぞ、それは」
「それも、声優としては、大切な才能かと」
「……でも、歌だけは、やめた方がいいよな」
 この時間帯、主題歌等に上手い歌手が揃っているだけに。
「新谷のCMが、煩くて仕方ない」
「それは……否定できないところ_| ̄|○」
「そういえば、EDは、出だしをかなり端折ってる感じですね」
「そうね。フルで聴けば、結構、良い曲かもしれない」
「ゲーム版のOPが、むちゃくちゃカコ(・∀・)イイんですが」
「特にサビ。頑張って、声出してますよね、南里さん」
「CMで、聴けない部分ね」
「苦しいところで、千葉さんのフォローも、上手くいってます」
「ユニットならでは、というところか」
「萌えますね(・∀・)」




 10月9日(土)

「OPは、思ったより悪くないかもね」
 むしろ、かなり良い部類かも――しれない。歌も絵も含めて。
「ハダーカ(*´Д`)ハァハァ」
「ちょっと、ガンダムっぽい感じですよね、構図とかが」
「振り返って見つめてる――のとかね」
 SEEDのキラとアスランが、こんな感じだったと思う。
 ……カガリ、だったかな?
「侑香たん(*´Д`)ハァハァ」
「南里も、演技が上手くなった気がするなあ」
「金朋_| ̄|○」
「キャラにまったく合ってねえっ(;´Д`)」
 金田朋子に、この手の――年齢の高いキャラは、無理か。
MADLAXレティシアとかは、問題ないんですけど……」
「主人公_| ̄|○」
「美人お嬢様を前にして、デレーッとしてるんだけど……」
「むっつりスケベ――っぽいな」
 鳳つばさ――お嬢様は、キャラ的には、悪くないと思う。
 作画的に、首が細すぎるのが少し気になるところでは、あるが。
「妹さんも……」
「こいつも、なんか変だな」
 帰宅した主人公を待っていたのは、際どい格好をした、妹の泉奈
「若奥様プレイですか(;´Д`)」
 ――学校では、兄に腹を立てていたようにも見えたのだが。
「この、態度の変わりよう……腹黒設定か?」
「むしろ、必死だなと(・∀・)」
「このままだと、お兄さんを取られちゃうと思った……んでしょうね」
恋風以上に、この兄と妹の関係が、怖いんだけど……」
「近親相姦(*´Д`)ハァハァ」
「風呂キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「主人公かよ_| ̄|○」
「あ、……入ってきた!?」
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「混浴キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……水着かよ('A`)」
「U局なんだし……といっても、ギャルゲーだからねえ」
「こういうイベントは、ゲームでも、あるんでしょうね」
「最後に、妹の顔アップで独り言――という締めは、パターンかね」
「ちょっと、そこだけ絵が浮いた感じになっちゃってますね」
「CM前のアイキャッチ、みたいでね」
ファフナーのオサレポエムみたいにすれば、(・∀・)イイのに」
「それ、面白そう♪」
「たしかに、作品には、合っているような……」
 叙情的な詩の似合いそうな作品――ということで。
「しかし、EDは、やはり……」
「イマイチに思えるのは、たぶん、曲があまり良くないからではと」
千葉南里の良さを、引き出せていないのかな」
「もっと、こう、声を伸ばすような曲の方が、合うと思います」
暁の車とか――梶浦の曲は、そんな感じだね」
「(゚∀゚)ヤンマーニヤンマーニヤンマーニ!」
「……みたいに、リズム感のある曲だと、千葉さんは苦手かも?」
さよならソリティアみたいな曲が、良かったです_| ̄|○」
「OVAメモオフ2の曲で、いいんじゃない? 作曲者も同じだし」
 メモオフ関係の曲は、良いものが多いと思うのだが……。
「でもこれ、脚本は、φなると同じ人なんですよねー?」
長谷川勝巳は、ベテランの脚本家のハズですが」
「こっちは、原作に合わせてか、テンションを抑えてるみたいですね」
「だとすると、原作も、あまり良くなさそうな感じだな」
 ……ゲームの画面は、視覚効果的に、面白そうなのだけど。
「キャラが平面的で、なんか、変ですよね?」
「逆に、背景には、奥行きを感じるんだよね――」
 アニメの方は、すべてが、なんというか、ふつうの出来。
Φなるがアレなだけに、凡庸さが際立ってしまうのかもです」
下級生2To Heartも、大差ないんだけどね」
「それは、もうだめぽって意味ですね(・∀・)」
「もしかしたら、すごい設定が、隠されてるのかもしれないですよ?」
「妹が、ロボとか?」
「その超展開、(・∀・)イイ!」
「まあ、あるとすれば、両親の事故の真相とかかな……」
「そこで、フライデーマンデーの登場ですよ(・∀・)!」
「真実の扉を、開くのか?」
「ヤンマーニクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ま、まさか、そのために南里さんを起用してただなんて――ッ!?」
「そうか……今回、侑香たんのキャラが出した、あの2冊の本は!!」
「ファースタリ、そして、セカンダリ……あと1冊は、……どこに?」
「それは、ムネがドキドキする展開ですね(*´Д`)」
「……いや、しないって」




 10月2日(土)

 新番組
「だめぽ_| ̄|○」
「動きませんねぇー」
 OPからして、静止画の連続で。
「話も、ちょっと、ありきたりな感じが、してしまって」
「キャラデザは、好きなんですが_| ̄|○」
「真面目に、作りすぎてるのかなあ」
「悪い意味でね……」
 面白みがないというか、優等生すぎる優等生というか……。
「特徴が、ないんですねぇー」
「801描写が_| ̄|○」
「あはは……」
「この友人は、主人公に、自分のどこを触らせているのかと……」
「チンコー(・∀・)」
 作画上、そう見えてしまっただけなのだろうけど……。
「作画も、微妙_| ̄|○」
「直前に見た作品が、良すぎたというのも、あるのではないかと」
 うた∽かた神無月の巫女は、どちらも神作画だったから――。
「それでも、1話目の掴みとしては、失敗だね」
侑香たん、セリフ少ない_| ̄|○」
「ブルマキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「それも、前の作品が……」
「ぱんつ(*´Д`)ハァハァ」
 ……だったしなあ。エロ方面では、どうあっても勝てないだろう。
「そもそも、えっちなのは、期待できない作品みたいですね」
「原作が、コンシューマーのギャルゲーだしね」
 ――かなりの、ダメ作品な感じ。
「これから、どう化けるかに、期待しましょう」
「製作側に、センスがなさそうですけどね(・∀・)」
「ああ、ラグナロクか、この感じ……。このダメっぽさは」
「超鬱展開の、悪寒(・∀・)!」
「コメディ的な要素があれば、もう少し楽しめそうなんですが」
「それが、あの801シーンです_| ̄|○」
「あー」
「ところで、教師が、まぶらほ夕菜に見えてしまうのだけど」
「若づくり(・∀・)?」
「教師で、あの髪型は、ないでしょうと_| ̄|○」
野々原結や、鈴木みかでも、髪型や服装は普通だったからな」
 ハピレスは――ギャグだし。
「浮いてますよね。生徒の方が、むしろ大人しめに見えて」
 ゲームの画面なら、さして違和感はないのかも、しれないが。
「背景とのマッチングとか、キャラ同士の、重なり合いとか」
 ……アニメのデザインは、そういった部分も、考慮しないと――。
「EDは、tiarawayなんですね」
 千葉紗子南里侑香の、デュエットなのだけど……。
「侑香たんの良さが、全然でてないよ_| ̄|○」
「千葉が悪いとは、言わないけど……」
 むしろ、千葉の歌は上手いわけだけど――。
「南里さんの方が、合わせるために自分を抑えちゃってるみたい」
「ソロ向きの歌声なんだろうね、つまるところ」
 2人を同時に立たせようとしなければ、上手く嵌るとも思うけど。
「どちらかをコーラス扱いにしちゃうのも、ひとつの手かな?」
「OPの歌も、ちょっと微妙な感じ……」


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