アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

tactics


 12月14日(水)

「双子(*´Д`)ハァハァ」
「これは、エロい、双恋ですね(・∀・)」
「『月詠』じゃないのか?」
 姉の舞が、門脇舞――妹の雅が、松来未祐
 姉の光が、門脇舞――妹の薫が、松来未祐
「――って、偶然?」
「すごいなー、これ」
「こういうのって、有りなのかね? アニメ製作の慣習的に」
「一種の、声優ネタですよね」
「勝気な姉と、病弱な妹というのは、沙羅と双樹っぽいですが」
「双樹……門脇なんだよね」
「今後は、双子声優として、名を馳せるのですね(・∀・)」
「みゆみゆも、『W Wish』の智だったり、するんですが(;´Д`)」
 ――神託を受け、村を守るための『巫女』である、雅。
 身体の弱い彼女には、死の影が付き纏っていた。
「妹を救うために、姉は、何人もの村人を殺していたわけね」
「ぶっちゃければ、そうなんですが」
「しかし、それは、間違った知識で――」
「彼女が『神様』と信じていたものが、別物だったわけです」
「鏡――『雲外鏡』と、いうところか」
「明言は、されていませんが。鏡に付くモノを、そう呼ぶのなら」
「その『妖怪』の言葉を信じて、彼女は、人を殺した――」
「色仕掛け(*´Д`)ハァハァ」
 舞は、勘太郎を、味方に付けようとして――。
 雅は、純粋に、春華に想いを寄せる。
「雅さんの方は、本当に、彼を好きになったから……ですが」
「死ぬ前に、せめて、想い人と一夜を……と、いうところか」
「セックル(・∀・)」
「雅たんが、天狗野郎に_| ̄|○」
「雅さんの身体のこともあって、特に、なにもなかったようですね」
 舞の殺人は、すべてが無駄で――結局、雅は、死んでしまう。
「雅たん。・゚・(ノД`)・゚・。」
「勘太郎、冷たいよね」
 自身を生贄にしてでも――と言う舞の言葉を、彼は拒絶した。
 勘太郎になら、それも、出来たはずなのに――。
「姉は中古なので、生贄になれません(・∀・)」
「それは、人を殺したからで……そういうのは、関係ないかと」
「中古でもいいです。舞たん(*´Д`)ハァハァ」
「好きですからね、こういうキャラ……」
「『月姫』は、やっぱり入ってるよなあ……」
 妹を救ってもらえなかったことで、舞は、勘太郎を憎む。
「怖い舞たんに(*´Д`)ハァハァ」
 勘太郎は、『憎しみも生きる糧になるのなら』と、考えるが……。
「出来ない理由を、答えてあげるべきでしたね_| ̄|○」
 ――雅が死んだことで、新たな巫女となった、舞。
 今まで、妹にのみ捧げられてきた、村人からの、賛辞の声。
 それが、今度は、自分に捧げられるということの意味に――。
「邪悪な笑みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「蔑んでる……思いっきり――」
「村人にしてみれば、『巫女』であることが、重要なわけだしね」
「雅さんの存在は、既に過去……或いは、認識すらも、されず――」
「『朱雀院雅』としては、誰も、彼女を見ていなかったということ」
「それならば、たとえ、あの『鏡』が本物だったとしても――」
「『雅を』愛する者の魂など、捧げられるわけもない、か」
 それが、何を思うての笑みであるかは、判然としないけれど……。
 彼女の前では、雅の好きだった蝶が、蟷螂に捕食されている。
 ……舞は、その様子を、ただ、見ているだけ。
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「蝶は、か弱い雅を、表す。では、蟷螂は――舞を、表すのか?」
「雅が死んで、自身は、その地位を、手に入れてしまった……」
 妹を愛する気持ちが、その死とともに、消え――。
 生前には抑えられていた、妬みの気持ちが、露になった。
「気付いて、しまったのかもな。自身の、醜い部分に」
「……人間というものの醜さ――本性に、気付いたのですよ」
「お前と同じだな……人間」
 もちろん、そんなものが、人間の全てでも、ないのだけれど……。
「そんな舞たんに、私は、激しく(*´Д`)ハァハァしてしまいます」
「ダメ人間(・∀・)」




 11月30日(水)

 『嫁島』なる島へ、調査にやってきた勘太郎。
「エロい島ですか(・∀・)?」
「売春宿が立ち並ぶという島が、あるそうですが(*´Д`)」
「文明から取り残された『島』という、感じなのではと」
「異質な、旧い島の慣習と、そこで起きる摩訶不思議な事件」
「『獄門島』とか、そんな感じかも……」
「竜宮島で、蜥蜴の妖怪を退治する話をキボンヌ(・∀・)」
ファフナーじゃん……」
「どちらかといえば、『ゴジラ』じゃないでしょうか、それは――」
「フェストゥムが、キングギドラになるのか?」
「乙姫たんの祈りで、モスラが――」
 ――ともかく、依頼により、彼らは、その島にやってきた。
 同行するのは、、『妖怪などいない』と主張する、民俗学者。
「勘太郎とは、同じ先生の下で、勉強していた間柄なんですね」
「主張の違いから、仲は良くないようだがな」
 ずっと、若い男を『生贄』として捧げてきたという、その島。
「な、なぜ男……」
「ウホッ(・∀・)?」
「『嫁』だから、かと。女性が、島の主だから、男を――」
「つまり、ショタということですね(・∀・)」
 そんな島で、彼らを待っていたものとは――。
「海キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「水着キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「な……馬鹿な!? それの、どこが水着なのかと_| ̄|○」
大正時代ですから……」
「そこは、時代考証しなくていいんだ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 海で楽しむヨーコとすず、お守りのハルカを残して、調査は続く。
 謎の柱、神社、不思議な猫の像――。
 そんな中、洞窟に入り込んだ男の1人が、殺されてしまう。
「不思議ミステリー♪」
「全裸で泳ぐヨーコたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「DVDでは、海の水が、透明に(・∀・)!」
「す、すばらしく(*´Д`)ハァハァ」
 ――そんな彼女たちの、真下から、赤いものが広がってくる。
「血だ……」
 逃げ出して、勘太郎たちと合流する、ヨーコたち。
 調査を続ける彼らだが、なにかに、周りを囲まれてしまう。
 それは――鼠だった。
 民俗学者とともにヨーコたちを逃がし、戦う勘太郎とハルカ。
「鉄鼠キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「これは、ウホッな『鉄鼠の檻』のアニメですね(・∀・)」
「むしろ、ホモっぽさは、足りないと思うが……」
「でも、坊主の成れの果てが鉄鼠なら、生贄が男なのも――」
「ああ、そういう意味か」「まさに、ウホッ(・∀・)」
 ――妖怪・鉄鼠を退けた、勘太郎たち。
 民族学者の機転により、鼠たちの退治にも、成功した。
「洞窟と、泳いでいた海……水溜りかな、が繋がっていて……」
「柱が、栓になっていたと――」
「つまり、これは巨大な、水洗トイレですね(・∀・)」
 これで、事件は解決。勘太郎は、戻って報告をするのだが……。
 話の筋は悪くないものの、やはり、展開が駆け足になっている。
「妖怪退治より、主人公と周囲の関係が、主軸っぽいですね」
「妖怪に関するウンチクを、語ってもらいたいものですな(*´Д`)」
 京極みたいに、宗教との関連性とかは、別にいいから……。
「『ヨーコちゃんの妖怪講座』とかで、いいのでは?」
「DVD特典ですか(・∀・)?」
「予告の替わりに、毎回、登場した妖怪の解説をするんです」
「SDヨーコたんキボンヌ(*´Д`)ノ」
「『ジャぱん』の最後に、やっているようなものね……」
「すずたんが、漢字が読めなくて焦ったりして(*´Д`)ハァハァ」




 11月23日(水)

 隣の家の婦人から、たい焼きを貰って喜ぶ、ヨーコ。
 しかし、目を離した隙に、勘太郎に食べられてしまい――。
 彼女は、家を飛び出してしまった。
「働いた代償に貰った……っていうのが、嬉しかったんだね」
「普段は、タダ働きみたいなものだしね」
「ヨーコの真似をする勘太郎は、キモイですね(・∀・)」
 慌てて、彼女を探しに行く勘太郎たちだが、見つからない。
 ヨーコは、杉野や、すずのところに転がり込むが、何かが違う。
 ミルクホールで働いて、何かを掴んだ様子であったが……。
「働くことが、好きなんだろうね、彼女は」
「羨ましいですな('A`)」
「サボリ魔(・∀・)」
 怪しげな男に、『見世物小屋』で働かないかと誘われる。
 給金が倍というのに釣られて、ついていってしまうが……。
「見世物小屋とは、『達磨女』とかを見せる如何わしいところです」
「だるま?」
「両腕両脚を、根元から切断するのですよ(・∀・)」
「その状態を、達磨に見立てたわけだね」
「……嫌すぎる_| ̄|○」
「基本は、先天的な身体異常者とかね。そういうのをね――」
「珍しい動物とか――『妖怪』なんてのも、常連ですな」
「それで、ヨーコさんを……?」
「ほとんど、インチキなんだけどね、そういうのは」
 ――騙されて、檻に入れられてしまう、ヨーコ。
「ようこそ妖狐(・∀・)」
「ヨーコたんが、見世物小屋のアイドル天使に(;´Д`)」
「変身するしな……」
「アイドル天使は、歌が、歌えないと……」
「歌は、吹き替えですよ(・∀・)」「ちょうど、水樹もいるしな……」
「ヨーコたんには、演歌が似合いそうですよ(;´Д`)」
「完璧だな」
 ……それは、ともかく。
 勘太郎たちの見守る前で、その怪しげなるショーは、始まる。
「ぁゃιぃ妖怪の世界へ(・∀・)」
 檻の中のヨーコに鞭を振るう男に、勘太郎は立ち上がる。
 照明を破壊し、観客を追い出すと、男のもとに迫る。
 圧倒的な力を持つ『鬼喰い天狗』を前に、男は降参する。
 その正体は――『狸』であった。
 勘太郎に懲らしめられて、深く反省する、狸の妖怪。
 ヨーコは、勘太郎と、仲直りをすることが、できた。
 ――しかし、朝になってみると、またも、彼女の姿が見えない。
「結局、また喫茶店で。アルバイトですか……」
 ヨーコは、その仕事が、気に入ってしまったらしいのだ。
 なんだか複雑な思いの、勘太郎であった……。
「でもま、良かったじゃない。あの家、いつも金に困ってるのだし」
「それにしても、素晴らしく萌える喫茶店だ(*´Д`)ハァハァ」
「和風喫茶ねえ……。ありそうで、意外と、ないんだよね」
「メイド喫茶は、よくありますけどね(・∀・)」
「甘味処とは、また違うんですよね?」
「ウェイトレスが和装の、西洋喫茶――カフェテリアで(*´Д`)ノ」




 11月16日(水)

「――あなたが、蜘蛛だったのですね」
「絡新婦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「いや、土蜘蛛ね……」
 たしかに、京極的な部分も、含んだ作品であるが――。
「影響は、受けていそうですよね」
「話の、作り方がね――」
 尺が短すぎて、毎回、消化不良気味で終わってしまうが……。
「『巷説百物語』を、若者向けに描写したような感じか」
「ヨーコ、かわいいよ、ヨーコ(*´Д`)」
「うほっ(・∀・)」
 ――まるで働こうとしない勘太郎に不満な、ヨーコやハルカ。
「なんてエロい、ういろう売りだ(*´Д`)」
「キレイな脚ですよね、ヨーコさん」
「まやかし、だからね」
「煽りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なんだか、いつもと性格が違いますよね、主人公……」
 様々な挑発に耐えかねたハルカは、彼の許を離れてしまう。
「なにかしら、計算があってのことだと、思いますけど……」
「ケンカすることで、視聴者を(*´Д`)ハァハァさせる計算ですよ」
「しねーよヽ(`Д´)ノ」
「最後に仲直りして、さらにウホッな関係に(・∀・)」
「天狗野郎(゚听)イラネ」
「主従の関係を、はっきりさせたいと、いうことなのだろうけど」
「次回は、ヨーコさんが飛び出すみたいですが……」
「彼女も、便利使いされているだけ――だからなあ」
 妖怪相手に、恋愛しろというわけでも、ないのだけど……。
「人と妖怪の恋は、ゲストキャラが、よくやってますよね」
「退治される側ね――」
 たまには、許してやっても、良いと思うのだけど。
「ハッピーエンドも、あっていいと思うんですよ!」
「本当の結末は、別離であるとしてもね――」
「そこは、人間同士でも変わりませんが。人に、死がある以上」
「より……愛した分だけ、より、悲しみも深くなるけどな」
 そういう、悲しみを背負った妖怪がいても、良いだろう……。
「ハルカさんに、そういうエピソードも、あるかも♪」
「ウホッなエピソードですか(・∀・)」
「違います。人間の女性との、美しい恋愛模様――」
「セックル(*´Д`)ハァハァ」
「……年老いても、変わらず抱き続けた、真実の愛……」
「とっかえひっかえじゃないのか?」
「むぅ……夢ぐらい、見させてくださいよ」
「ょぅι゛ょ妖怪と、変わらぬ愛を育みたいのですが(*´Д`)ノ」
「通報しますた」
「大丈夫。彼女の姿は、私にしか見えないのです(*´Д`)」
「それ、幻覚じゃ……」
「精神病院に、通報しますた(・∀・)」
「えっと……襖から覗いてる、すずちゃんが、かわいかったですね」
「|∀・)守銭奴」
「すずたん(*´Д`)ハァハァ」
「……とりあえず、対象が人間までは、戻ってきたか?」
「でもタイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!!!」




 11月2日(水)

 両国にきた、勘太郎たち。
 ――ここは、昔、勘太郎が住んでいたところなのだという。
「これは、美人の幼馴染の多くいる、主人公ですね(・∀・)」
「でも、うほっ_| ̄|○」
 勘太郎は、知人の芸妓――夢奴から、依頼を受けた。
 彼女の通うことになった、人形師の屋敷で……
「変態仮面キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「|∀・)ジー」
 彼女は、『何者かに見られている』ような気が、するのだという。
 なにやら気味が悪いので、一緒に来て欲しいということで。
 ――彼女と一緒に、人形師の屋敷へ向かった、勘太郎たち。
 そこには、古今東西の、あらゆる『人形』が、立ち並んでいた。
「こ、これは……」「巻きますか(・∀・)?」「ちょっと、怖いかも……」
 『入ってはいけない』と言われていた場所で、彼女は見てしまう。
 自分に、そっくりな姿……服装をした、等身大の人形――。
「等身大ドールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 人形師は、勘太郎たちに、『家族の邪魔をするな』と警告する。
「ヤバイ人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 多くの人形たちに触れ、言葉を交わしていく、人形師。
「すばらしい人だ(;´Д`)」
「人形たちへの愛に、溢れている……とも、言えますが」
「いや、やばいだろう、これは」
「……い、今、に、にんぎょ――」「人魚(・∀・)?」
「魂が、入っているからな。こういった、よくできた人形には――」
「う、うご、うごい……」
「ネジを巻けば、普通に動くものですよ(・∀・)」
「これが、からくり人形の類であれば、そうであろう――が」
「夢奴と同じ姿の、自分だけのドールを、作ろうというのか(*´Д`)」
「夢奴さんは、性格が、ちょっとキツそうですからね」
「まさに、ヲタの鏡ですね(・∀・)」「鑑――ね」
 いつものように、夢奴の舞を凝視する、人形師の青柳新三郎
 ――その時、突然『外された』照明が、舞台の上の彼女を襲う。
 間一髪のところを、勘太郎に助けられた、彼女だが……。
「押し倒した━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(*´Д`)ハァハァ」
「人形と添い寝キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「素晴らしい。もはや、他人のような気がしない(*´Д`)」
「……本気か?」
「人形の方は、八重さんって、いうんですね」
 部屋で、横たえた八重に寄り添い……語りかける、変態人形師。
「服を……破ってる?」
 彼が部屋を出て行くと、起き上がった人形は、服を破り捨てる。
 夢奴と同じ――自分を『彼女』にするために、着せられた服を……。
「この人形、自分が夢奴にされるのが、嫌だと考えているようだな」
「……そっか。『八重』としての自分を、見てほしいのかも」
「人形にも、心は、あるのです――」
「勘太郎、いじめられてたのか。・゚・(ノД`)・゚・。」
「それで、こんなに、捻くれてしまったわけだな」
「隠し扉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ――八重人形の姿が消えてしまったことに驚く、人形師。
 彼女が居るはずの部屋には、破り捨てられた着物が、残るのみで。
 八重は、夢奴をさらって、舞台の地下へと潜り込んだ。
「こんなところにも、隠し扉が――」
「これは、舞台装置――演出のための、からくり装置か……」
 どうしてこんなことになるのかが、まったく解らない、人形師。
 勘太郎は、『貴方が夢奴を見ていたからだ』と、彼に教える。
 彼が、本当は『夢奴に懸想している』ことに、八重は気付いていた。
 ――彼女は、貴方に裏切れれて、鬼と化したのだ――。
「素晴らしく、萌える話だ(*´Д`)」
「口惜しや……情けなや……この恨み、晴らさでおくべきか――?」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「鬼女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……すまない。ちょっとだけ、笑ってしまった」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
「いや、なんか、絵面のせいで、あまり怖く見えなくて……」
 勘太郎によって、浄化され――本来の自分を取り戻した、八重。
 ――しかし、屋敷は、提灯から燃え広がった炎に、焼かれていく。
 燃え盛る炎の中で、新三郎のために舞って見せる、八重。
 勘太郎たちは、そんな彼らを置いて、逃げるより他になかった。
「八重さん……」
「これは、すばらしい、ハッピーエンドですね。・゚・(ノД`)・゚・。」
「まるで、京極(夏彦)エンドだ(;´Д`)」
「落ちてきたものに潰されるのは、夢奴への行為の報いか……」
 崩れていく建物は、もはや凶器と化し、容赦なく彼女の身を襲う。
 ――それでも、彼女は、新三郎のためにと立ち上がる。
 そんな真摯な八重の姿に、人形師は、涙を流して詫びるのだった。
「変態仮面、カコ(・∀・)イイ」「実は、美形さんだ――」
「この作品のキャラは、皆、美形になってしまうのだけどね……」
「キスキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「キター♪」
 夜の闇に、赤く赤く燃え上がる、青柳の屋敷。
 新三郎と、八重は、そこから出てくることは、なかった……。
「よい、お話で、ありました」
「私にも、こんなラストシーンを、用意してくださいませ_| ̄|○」
「たぶん、拉致監禁エンドですよ、それ(・∀・)」
「『君望』の、愛美エンドとか?」
「マナマナは、マナマナだけは、ご勘弁くださいませ。・゚・(ノД`)・゚・。」




 10月19日(水)

 ある村で、『神隠し』のような事件が頻発しているという。
 勘太郎たちは、雑誌に記事を書くために、その村へ出向く。
 そこは、勘太郎が幼い頃に住んでいた村でもあった。
「美人の、お姉さんキター」
「むしろ、村の子供たちに(*´Д`)ハァハァ」
 すずは、村の子供たちと打ち解け、一緒に遊ぶようになる。
「かごめかごめ(・∀・)」
「いーつーいーつーでーやーる♪」
「出やる、って言ってたのか。知らなかった_| ̄|○」
 旧知の、きよから、山の神の伝承を聞かされる、勘太郎。
 悪い神を追い出して、良い神が住まうように、なったのだとか。
「山岳信仰ですか」
 以来、五穀豊穣――豊かな実りが、約束されてきたのだが……。
「その神が、生贄を求めるようになったとか?」
「歳月とともに、変わってしまうものも、あるのだろうが」
 村の少年を襲った、怪鳥のようなものを追い返した、勘太郎。
「鴉か……あるいは、これも天狗の類か」
「風呂キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「すずたん入浴シーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「うほっ(・∀・)」
「……男風呂は、写さなくていいです_| ̄|○」
 一夜明けて――。
 勘太郎は、聞き込みを開始する。
 襲われたのは、過去に『神隠し』にあった子供であった。
「取り返しに、きたのだろうか……」
「山の神のもとから、彼は、逃げ出してしまったと……?」
 神に会うために山に入っていく、勘太郎と、ハルカ。
 その頃、村では、――すずが子供たちと遊んでいた。
「水樹が、歌ってるんだよね……籠目唄」
「かるーく、口ずさんでる、だけですけど……でも、上手いなあ」
 夕暮れ時――すずは、少年に操られ、連れていかれてしまう。
「レイープ目(・∀・)」「すずたん(*´Д`)ハァハァ」
「森全体が――魔方陣?」「結界か?」
 なにかが、動き出そうとしている。
 勘太郎たちに襲い掛かる、山の神――であったが……。
 それは、ハルカの旧い知り合いであった。
 あの少年のことを、ずっと見張っていたのだという、神――スギノ。
 彼らの前に、少年によって封印を解かれた『それ』が現れる。
「龍――なのか」
 雲の上から出現する、巨大な龍の神。
 それが、スギノの封じた、以前の山の神の正体だった。
「なんか、イキナリとてつもなく大物なのでは(;´Д`)」
「まあ、龍といっても、いろいろだから」
「今回のは、ちょっとランクが低かったりするのかな」
 少年を使い、霊力の強い人間を探していたのだという、龍神。
 勘太郎は、その動きを封じ、説得を試みるが……。
 不調に終わり、結局、再度の封印を施す以外に手はなかった。
 スギノは――『また同じことを繰り返すだけ』と非難するが……。
 それなら、『また同じように封じるだけ』と、勘太郎は言うのだった。
「なんだか険悪ですねえ……」
「でも、この勘太郎は、ちょっとカッコいいかも」
 龍神は封じられ、操られていた少年や、すずも、正気を取り戻した。
 事件は解決し、勘太郎たちは、今の住まいに帰る。
 ――のだが。
「んー、スギノさんのキャラが、ちょっとよく解らない」
 なぜか、そこで彼らの中に混じって存在している、スギノ。
「彼の伴侶とやらが、勘太郎を気に入ったから――か」
 このままレギュラー化、するのだろうか……。




 10月5日(水)

 新番組
「801アニメ、(゚听)イラネ」
魔探偵ロキと、同じ原作者、同じスタッフ(たぶん)ですよ?」
「どうみても、801アニメですが?」
「けっこう、バランスは取ってくる作者さんなのじゃないかな?」
 ――とりあえず、見てみる。
「ショタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「主人公だし……。回想だし……」
「も、萌えキャラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ほら♪」
「……川上とも子か」
「(・∀・)ネコミミモード?」
「ネコミミキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「――キツネ、らしいです」
「(・∀・)キツネミミモードでーす♪」
 ……妖狐の、ヨーコね。
「(・∀・)イイ! 着物姿なのが特に(・∀・)イイ!」
「視聴決定?」
「天狗とか(゚听)イラネ。むしろ氏ね('A`)」
「さすがに、ちょっと、ホモっぽいか……?」
「と思ったら、ょぅι゛ょキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「水樹キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なんか、ロキ玲也と、デザインが一緒ですね」
「江戸川子爵……明治か……大正なのか、これ?」
「汽車、走ってますね」
「姉も(*´Д`)ハァハァ」
「セックルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なんという、エロエロシチュエーション(*´Д`)ノ」
「別に、なにもしてないだろ(苦笑」
「こういうのって、女性の作者ならではかなー、と思いますね」
 ――原作から、存在する描写なのかは、知らないが。
「ただ、少し、女性の位置が、それっぽいというだけで……」
「まあ、でも、連想しちゃうのは、仕方ないかなー、と」
「な、なんてことだ。このアニメは……これは……」
百合アニメキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「うわ……なんでもアリだーっ!?」
 ――氷漬けにされていた男を助けた、主人公の勘太郎だが。
 その男は、子爵家の令嬢と恋に落ちた、使用人であった。
 子爵家に、勘太郎を探しに来たヨーコによって、それは――
 嫉妬に駆られた下女=妖怪の仕業であったと判明するのだが。
「彼女が愛していたのは、お嬢様の方だったのか( ゚д゚)」
「これは、素晴らしいアニメですね(*´Д`)」
「でも、やっぱりちょっと、ホモっぽいね」
 ロキと比べても――。
「あれは、三姉妹もいたし、男キャラも美形美形してなかったから」
「なによりも、繭良が萌えた(*´Д`)」
「よいキャラでしたよねー♪」
「しかし、こっちはこれで、ヨーコたん(*´Д`)ハァハァ」
「すずちゃんは、レギュラーキャラ――なのかな?」


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